3年B組金八先生　伝説の教壇に立て！　カード解説集

「3年B組金八先生　伝説の教壇に立て！」では手に入るカードそれぞれに解説があり、登場人物のエピソードを示すもの、雑学的な文章になっているのもの、いろいろあります。その中でも個人的に気に入ったものが以下の解説です。ネタバレになるものはないハズ？。

• 国語
  言葉クイズ１「役不足」の意味は？
  Ａ実力に対して役目が重すぎること。
  Ｂ実力に対して役目が軽すぎること。
  実はこれ、文化庁が16歳以上に行った「国語に関する世論調査」からの出題。
  答えはＢで正解率はたったの４割。
• 数学
  ３Ａ担任で数学教師の高峰は、民間人登用でヤマト製作所からサクラ中学へやってきた・・・と言うと聞こえはいいが、実は社内ではリストラ組だったらしい。大学時代の失恋が尾を引いており、いまだに独身。
• 社会
  社会科教師の神埼は、新聞部の顧問である。学校新聞の他に、裏で過激な反体制新聞「闘争ジャーナル」を発行している。毎号のように田沼と小須田を権力の犬と批判し、一部の教師に絶大な人気をほこっている。
• 算数
  計算を中心とした実用的な学問のことを算数と言う。ある意味で数学とは別物である。
  美咲は「算数ができれば生きていける」と言って数学を毛嫌いしているのだが、実は九九の６・７・８・９の段がちゃんと言えない。
• 体育
  体育教師の関原はいつもジャージ姿だが、実は仕事用、部屋着用、お出かけ用と、用途に応じたジャージを何種類も持っている。関原が自分で一番気に入っているのは、パーティ用のラメ入りジャージだそうだ。
• お話
  今の昔話の絵本の中には、残酷なシーンが書き直されているものがある。それが逆に子供のためにならないとの声もあるが、昔話は時代ごとに内容が変わる代物。私たちが知っている昔話も、それがオリジナルの形とは限らない。
• 芸術
  あのピカソの本名は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウロ・ホアン・ネポセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアノ・デ・ラ・サンティッシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」。
• 演技
  演技が下手で人気のない役者を「大根役者」と呼ぶ。その理由は大根が食あたりにしにくいやさいだから。いくら食べても「当たらない」。つまり、舞台に立っても人気が出ないということ。
• 料理
  家庭的な雰囲気を持っている美智子だが、実はとんでもない料理を作るので有名。その味のすさまじさは、家庭科の調理実習で試食した友だちを半失神状態に追い込んだほど。それでも本人は料理を作るのが好きだったりする。
• 試練
  「本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、試練に立ち向かい、困難と闘っているときにわかる」
  黒人運動指導者であるキング牧師の言葉だ。
• 自立
  東京大学医学部が6歳以下の子を対象に研究したところ、高層マンションの上階で暮らす子供ほど日常生活の自立が遅れるという。高層階に行けば行くほど外出の機会が減り、母親が子供に干渉してしまうのが原因らしい。
• 商才
  第二次世界大戦中、東京のあるデパートは、闇取引でベニヤ板を買い集めてカンオケを作って売り出した。当時は資源不足で死体を入れるものすらなかったため、このカンオケは飛ぶように売れたらしい。
• 気力
  病は気からって言うけど、大抵の病気や怪我は気力で直りますよ。昔、ボクシングやってて鼻が折れたけど、指でもんでたら直りましたよ。だいたい病院ってのは看護婦さんを見に行くための場所ですよ。（関原）
• 機転
  田沼の側にいつもいるのに、小須田は意外と機転が利かない。朝礼のときに田沼のズボンのチャックが開いているのを気づきながら黙っていた。朝礼が終わってから田沼に教えたら、当然のごとく、一時間以上も説教された。
• 親愛
  いやー、親愛の情なんてもろいもんスよ。その点、オレのあやかちゃんへの思いはもっと強いものッスから。ズバリ一言で言うなら無償の愛ッス。振り向いてくれなくたって平気ッス。ええ平気ッス。全然平気ッス・・・。（太郎）
• 礼儀
  あいさつの仕方といった礼儀作法も世界各地でずいぶん違う。欧米のあいさつと言えば握手だが、これには互いに武器を持っていないことを示すという意味がある。狩猟民族だからこそ生まれたあいさつなのだ。
• 協力
  美咲が一向に勉強ができないので、最近は高峰だけではなく太陽も補習に協力している。「両手に花だね」と美咲はご機嫌だが、高峰は「・・・もしかしたら、私の教え方が下手なのかも・・・」と自信喪失気味。
• 誠実
  真面目で偽りがないことを「誠実」というが、それが大人たちが子供に一番求めている姿なのかもしれない。なにしろ高校の校訓で一番使われているのが、この「誠実」なのだから。
• 医学
  薬局で販売されている様様な風邪薬。実はどれも風邪のウイルスには効果がない。あくまで風邪の痛みを和らげるだけの対症療法だ。風邪を治すのに一番良いのは、体がめんえき力を発揮するまで安静にしていることなのだ。
• 理工
  人型ロボットやペットロボットの開発が近年盛んである。ある企業は、「人型ロボットを作るのは神への冒とくではないか」と考え、バチカンにうかがいを立てたところ、「人の役立つ物の製作は冒とくではない」との返答だったとか。
• 語学
  言葉クイズ２「確信犯」の意味は？
  Ａ悪いことと認識しての行為や犯罪。
  Ｂ政治や宗教の理念から正しいと思った上での行為や犯罪。
  文化庁が3000人に行った「国語に関する世論調査」からの出題。答えはＢで正解率は４割。
• 文学
  中学生の教科書にものっている「走れメロス」。太宰治の作品の中では、単純明快な友情物語とされている。しかし、当時の太宰の境遇を踏まえて読むと、この作品が裏切りの物語であり、彼がいかに人間不信だったかがわかる。
• 審美
この世で一番美しいものと聞かれたら、当然、自分のマッチョボディを挙げますよ。逆に一番醜いものは・・・やっぱり僕の部屋ですかね。ゴミはひざの高さまであるし、あちこちに変な色のキノコが生えてるし・・・。（関原）