ドッパ「キヤヤ、脱出するぞ!」
キヤヤ「ドッパ兄さん! ここは退きます!」
ギジェ「カララ様が魅せられたイデの力・・・。私もその全てを見たい・・・!」「そのためにもここで死ぬわけにはいかん! 脱出だ!」
(ギジェ機爆発)
カララ「ギジェ・・・」
ベス「・・・・・・・・・」
コスモ「おかしい・・・! イデオンのパワーが上がらないぞ!」
カーシャ「どうなってるのよ!? 何かのトラブル!?」
モエラ「わからん! 今は騙し騙しで戦うしかない!」
コスモ「くそっ! この先、こんな調子じゃ困るぞ!」
ギジェ「こ、この力は何だ!? ロゴ・ダウの異星人は巨神以外にも無限力を持っているのか!」「だが、私は死ぬわけにはいかない・・・! あの力の発現を見るまでは!」
ダラム「ここで艦を失うわけにはいかん・・・! 後退する」
(ダラム撤退)
ベス「バッフ・クランの旗艦は退いたか・・・」
カララ「だが、彼らはイデを手に入れることを諦めたわけではないでしょう・・・」
ギジェ「ええーい、このままでは俺を拾ってくれたダラム・ズバに面目が立たん!」
(ギジェ機爆発)
コスモ「くそっ! イデオンガンなら、この宙域一帯を吹っ飛ばせるのに!」「パワーは上がらないのか、ギジェ!?」
ギジェ「駄目だ! とてもじゃないがイデオンガンもソードも使えない!」
カーシャ「肝心な時にこんなだなんて…イデは銀河が消滅してもいいって言うの…!?」
ギジェ(もしかするとイデは…無限の力の意志はそれを望んでいるのかも知れない…)
第41話開始時の選択肢で「応戦する」を選択し、第48話クリア時にイデオンゲージが5段階になっている場合、第48話クリア後にギジェは行方不明になる。それ以外の場合はギジェは死亡。
シェリル「ギジェ!」
テクノ「ギジェは・・・Bメカのコックピットからそのまま宇宙に投げ出されて・・・」
シャリル「ウソ・・・ウソよ! どうして私のギジェが・・・!」
コスモ「・・・・・・・・・」
シェリル「なんで・・・なんてギジェが・・・私のギジェが・・・ギジェーッ!!」
ベス「来ちゃいかん! 後にしろ!」
カーシャ「駄目よ! 今はシェリルを来させては駄目よ!」
ジョリバ「シェリル・・・落ち着くんだ・・・」
シェリル「なぜ、いけないの! なぜ!?」
ジョリバ「シェリル! すぐ会わせてやるって!」
シェリル「だったら、止めないで! なんで止めるの!? 私のギジェなのよ!」「なぜ、会えないの・・・!? 放して下さい! 会わせて・・・ちょっとでいいの、ギジェを見させて!」
ジョリバ「シェリル!」
シェリル「なんで・・・なんでギジェが・・・私のギジェが・・・ギジェーッ!!」
ドバ「何ということだ・・・! これが巨神達と異星人の力なのか・・・!」
ギンドロ「い、いや・・・違う・・・。これは人の執念のなせる業か・・・」
ハルル「目障りだ・・・! ソロシップに砲撃を集中させろ!」「沈められないまでも甲板にいる奴らを吹き飛ばすのだ!」
(ソロシップに砲撃)
ルウ「あああん!」
シェリル「ああ・・・!」
ベス「いかん! シェリルとルウが!」
(ギジェの乗るガンガ・ルブが登場)
ハルル「あれは…友軍機ではない!」
???「ソロシップ! シェリルとルウはこちらが保護した。二人とも無事だ!」
シェリル「あ…ああ…」
ギジェ「シェリル…私だ。ギジェ・ザラルだ」
シェリル「ギジェ…! ああ…ギジェ…生きていたのね!」
ギジェ「そうだ。そして、私はイデの善き発現を見るために戻ってきた」
コスモ「ギジェ…あんた…」
ギジェ「手を貸すぞ、コスモ! このまま戦いを続けていれば、我々はイデによって本当に見捨てられる!」
ギジェ「一刻も早く、この無益な戦いに終止符を打つんだ!」
コスモ「ああ!」
ハルル「目障りだ・・・! ソロシップに砲撃を集中させろ!」「沈められないまでも甲板にいる奴らを吹き飛ばすのだ!」
(ソロシップに砲撃)
ルウ「あああん!」
シェリル「ああ・・・!」
ベス「いかん! シェリルとルウが!」
シェリル「ああ・・・ギジェ・・・ギジェ・・・」
カララ「シェリル!」
リン「姉さん・・・」
ベス「駄目だ・・・。シェリルは・・・手遅れだ・・・」
デク「ルウは! ルウはどうなったの!?」
カララ「え、大丈夫・・・? そう・・・近くにいるのね、ルウは・・・」
ベス「カララ・・・」
万丈「ギャリソン! 飛ばされたのはシェリルだけだ!」「ルウはソロシップのどこかに引っかかっているだろう!」
ギャリソン「かしこまりました。ルウ様は私達が必ず保護いたします」
コスモ「シェリルさん・・・あんた・・・馬鹿だよ・・・」
ジュドー「・・・だけど・・・あの人の生きようとした気持ち・・・わかるよ・・・」
コスモ「俺達は生きてやる・・・! シェリルさんやギジェやモエラの分まで俺達は生きるんだ!!」
シェリル「ギジェ…本当にギジェなのね…」
ギジェ「そうだ、シェリル…。私は戻ってきたんだ」
ギジェ「あのステッキンスターでの戦いで宇宙に投げ出された私はバッフ・クランの艦隊に保護されたのだ」
ギジェ「そして、傷の癒えた私は再び軍を抜け、こうしてαナンバーズに戻ってきた…」
シェリル「この目でイデの善き力を見るために」
竜馬「シェリルさん…」
十三「その通りやで、あんた…!」
豹馬「無事だったからよかったもののあのままルウが宇宙に放り出されていたら俺はあんたを絶対に許さなかった」
シェリル「何を言われても仕方ないわ。私はそれだけのことをしたのだから…」
ギジェ「シェリル…」
シェリル「…自分の非を認める…どのような処罰も甘んじて受けるわ」
コスモ「シェリルさん…。あんた、変わったな…」
シェリル「え…」
コスモ「プライドの塊みたいだったあんたがみんなの前で頭を下げるなんてな」
万丈「これも彼のおかげかな…」
ギジェ「シェリル…」
シェリル「そうかも知れない…。私はギジェに出会って、生きる喜びを知った…」
カララ「だから、ギジェを失ったことで自暴自棄になった…」
シェリル「そんな生き方がイデに認められるはずがない…。だから、私はあの場で死ぬべきだった…」
ギジェ「だが、今…私は戻ってきた」
シェリル「だから、私は生きたい…。ギジェと一緒にもっともっと…」
リン「姉さん…」
アムロ「そうやって罪を悔いた人間を罰することは出来ないな」
一矢「俺達は頭の固い運命さんと違って他人の失敗にも寛容なのさ」
京四郎「お前さん自身が何度もミスして周りに許されているからだろ?」
一矢「まあ、そうでもあるけどな」
シェリル「………」
アムロ「生きる意味を理解した君ならきっとイデの真理に触れることも出来る」
カミーユ「期待してますシェリルさん。ギジェさんと二人でイデの何たるかを俺達に見せてください」
シェリル「ありがとう…。…ありがとう、みんな…」
ギジェ(イデの善き力…。やはりそれを引き出すのは彼らしかいない…)