アークエンエジェル 第44話 螺旋の邂逅 第45話 闇と死の運命 |
ナデシコ 第44話 どこにでもある「正義」 第45話 闇と死の運命 |
第46話 破滅への扉 | |
アークエンエジェル 第47話 終末の光 前編 第48話 終末の光 後編 |
ナデシコ 第47話 動く山脈 第48話 飛翔 |
アスラン「地面がないっていうだけで、条件は同じなはずだっ!」
オルガ「殺されるより殺す方がいいってね! こぉのバーーーカ!」
キラ「くそっ、あいつ! 宇宙だと運用範囲が広がるんだ!」
オルガ「ふん、青いヤツ今度こそ落ちろよ!」
アスラン「武器を振り回せば当たるって訳じゃないんだ、この!」
クロト「づあああああああっ! 抹・殺!!」
キラ「こんな滅茶苦茶な攻撃!」
クロト「消し去ってやる! 瞬・殺!!」
アスラン「隙を見つけて接近するしかないのか? しかし、そう簡単に・・・」
シャニ「あいつが、あいつが、あいつがあああああ!」
キラ「くそ、ビームは足止めにしか使えない!」
シャニ「無駄だっ! ばぁぁぁーかっ!!」
キラ「ナタルさんっ! あなたって人は!」
ナタル「・・・あれを櫓獲すればよろしいのですね」
アズラエル「そうそう、よろしくお願いします」
ナタル「照準、敵モビルスーツ!」
(「櫓獲」→「鹵獲」の誤り)
連合兵「アークエンジェル、接近!」
ナタル「一番から4番、照準! 方位オレンジ40チャーリー、回避と同時に斉射!」
マリュー「さすがね、ナタル! だけどっ!」
イザーク「俺は・・・俺はプラントのために戦う! 仮に最後の一人になってもだ!」
ディアッカ「イザーク! くそっ、わからねえのかよ!」
イザーク「わからんっ! 所詮貴様の都合だぁぁぁっ!」
クルーゼ「私を撃つか、アスラン? それもよかろう、撃ちたければ撃つがいい。君もまた呪われた人類の一人としてな!」
アスラン「隊長! 俺はただ、ザフトの命令に従えないだけです!」
クルーゼ「果たしてそうかな? 君が本当に撃ちたいのは、自分の父上なのではないかね、アスラン・ザラ!」
アスラン「違ぁぁぁぁう!」
カルヴィナ「そろそろ仮面を取ったらどう? 下の素顔が見えかけてるわよ!」
クルーゼ「宿命の何たるかを知らぬ君が、何を言う!? 君に人の何がわかる!?」
カルヴィナ「あんたが大義のためじゃない、憎しみのために戦ってるくらいはね!」
クルーゼ「小賢しい事を口にする!」
クルーゼ「正直、君が生きていたとは驚きだよキラ君! 私以上に呪われた運命を持つ君が!」
キラ「世界を造っているのは、あなたみたいな考えの人ばかりじゃない!」
クルーゼ「それは君が知らぬだけさ!」
クルーゼ「生きていたとはな、ディアッカ。目をかけた部下に命を狙われるのも、また戦場の道理というわけか」
ディアッカ「俺は・・・俺にも守りたい物が出来たんだ! だから!」
クルーゼ「なら戦って私を倒せるか? その迷いのこもった指で、引き金を引いたとて!」
ソード「ケンゴを傷つけようとする者は、一人も生かして置かぬ!」
ノアル「ケンゴ・・・そいつがオメガか。お前さんには悪いが、Dボウイだって辛いんだ。だから俺達も、逃げるわけにはいかねえのさ!」
ソード「ええい、小賢しい! お前達はここで!」
バルザック「しつこい女は嫌われるぜ!」
ソード「タカヤ、何故家族と戦おうとするの? シンヤもケンゴも、ここにいる。もう一度、家族で一つにならない?」
ブレード「違う! 俺の家族を奪ったのは、貴様らラダムだ!」
ソード「ふん、ならば死ね! 惨めに転げ回ってね!」
ソード「どけえ、レイピア! このできそこないがあっ!」
レイピア「お兄ちゃん達はやらせないわっ!」
Dボウイにばかり気を取られてると怪我するぜ、エビル!」
エビル「邪魔をするなガラクタめ! 貴様など相手にならんと何度言えばわかる!」
ノアル「そいつはどうだかな!」
ブレード「俺達が戦うことが、宿命だと言うのか!」
エビル「そうさ、兄さん! 俺は今、自分が生きていることのすばらしさをこの肌で感じてるよ!」
ブレード「お前やケンゴ兄さんがラダムとなったのも、全て宿命で片付けられるのか!?」
エビル「俺はむしろ感謝しているのさ! ラダムとなったおかげで、兄さんとの勝負にケリが付けられる事をね!」
ブレード「くっ、シンヤァァァ!」
エビル「しつこいぞレイピア! お前ごときが俺と兄さんとの勝負に割って入ることなどできん!」
レイピア「シンヤお兄ちゃんがラダムになって、タカヤお兄ちゃんを傷付けるから! タカヤお兄ちゃんを守るためなら、私だって!」
エビル「お前などに何がわかる! どけ、ミユキィィィッ!」
オメガ「あの星は我らラダムの第2の故郷! それを目の前にして、貴様らごときに破れるわけにはいかん!」
カルヴィナ「不幸な出会いだったわね! だったらこっちも、戦って倒すしかない!」
(「破れる」→「敗れる」の間違い)
キラ「この人も、元々人間だったはずだ・・・それがどうして、こんな大きさに・・・?」
オメガ「ラダム母艦との究極の結合、真に完全なるテッカマン! それがこのオメガよ!」
忍「ちっ、他のテッカマンに比べて、何てデカさだ! 的が大きくなって助かるがな!」
亮「侮るなよ、忍! ただ巨大化しただけじゃない!」
沙羅「あの体で、スピードも変わらないなんて・・・何て化け物だい」
オメガ「どうした、来るがいい!」
宗介「どうやら行動範囲は限られているらしいな。なら・・・」
オメガ「ほう、それがわかったからと言って、どうやって我を倒す?」
鉄也「そのデカさなら、相手にとって不足はない。グレートが相手だ!」
オメガ「忠告してやろう。私をロボットなどと同じと考えると、死ぬことになる!」
ドモン「貴様らの呪縛、このキング・オブ・ハートが打ち砕いてやる!」
オメガ「つけあがるな、ラダムの偉大さを理解せぬ者が!」
ノアル「Dボウイだけにゃあ、やらせねえ! 地球人の意地ってやつを思い知りやがれ!」
オメガ「身の程を知れ、虫けらがあっ!」
オメガ「後一歩で地球は我らラダムの物となる! それを邪魔する者は許さん!」
比瑪「地球は誰かの物じゃない! そんな考え方、直しなさい!」
オメガ「どうしたタカヤ、貴様の怒りと悲しみはこの程度の物か!? ええ、タカヤよ!?」
ブレード「うおおおおおおおおっ!」
マサト「ラダム母艦のエネルギーを集中して巨大化した・・・最終形態ってやつだ。美久、行くぞ! こいつとは、正面から!」
美久「はいっ!」
オメガ「ぬうおおおおお! やらせるかああ!」
オメガ「生きておったかレイピアよ! 不完全体である貴様が我らにここまで刃向かうとは!」
レイピア「タカヤお兄ちゃんを傷つける物は、たとえ相手がケンゴお兄ちゃんだって!」
(「物」→「者」の間違い?)
アキト「こんな事してまで自分たちが正義だって言うのか!? 白鳥さんは・・・白鳥さんはっ!」
元一郎「・・・話すことは何もない!」
イズミ「和平会談で刃傷だなんて、まさしく人情紙風船・・・あ〜あ」
ガイ「月臣元一郎! てめえ、もう少しましな男だと思ってたがな!」
元一郎「・・・・・・」
カルヴィナ「一番気にくわないやり方ね。悪いけど、私すごく機嫌が悪いわよ」
統夜「あの白鳥って人は、本気で和平を信じていたんだ! それなのに仲間のお前達が!」
ヒカル「油断させといていきなり攻撃だなんて、ずいぶんやり方がせこいよねっ!」
リョーコ「おい! 白鳥少佐を撃った奴がお前だって、本当か!」
ギウラ「貴様らが何をたくらもうが無駄なことだ。これで思い知ったか」
エイジ「黙れ! 平和を求める人の心など、お前にはわからない!」
ギウラ「残念だったな、地球人共。貴様等の浅はかな小細工で、大局が変わるとでも思ったか?」
カルヴィナ「浅はかだって!? 言葉に気を付けなさい、死ぬことになるわよ!」
ギウラ「祖国に刃向かう薄汚い裏切り者め。落ちぶれたものだ、かつてのアーマス・ゲイルがな」
ゲイル「裏切り者の汚名は甘んじて受けよう、だが私は誇りを失ってはいない!」
ギウラ「ふん! 勝手な言いぐさを認められるものか!」
ギウラ「祖国に刃向かう薄汚い裏切り者め。所詮、血の汚れはどうしようもないな」
ジュリア「裏切り者と呼ぶのは勝手です。ですがあなたは、地球人のことを何一つ知らない」
ギウラ「ふん! 知ったらどうだというのだ、猿共のことなど!」
ギウラ「残念だったな、地球人共。貴様等の浅はかな小細工で、大局が変わるとでも思ったか?」
統夜「浅はかだと!? そんなこと、誰にも言わせない!」
アキト「白鳥さんだって、ユキナちゃんだって、俺達のことを信じてくれたんだ。それを・・・」
草壁「我々も信じている、自分たちの正義をな」
アキト「くそーーっ、俺は許さない! お前だけは絶対許さないからな!」
ガイ「おうおう、木連の大将! 俺様の魂の盟友、白鳥をだまし討ちにしてくれたらしいな!」
草壁「奴は裏切り者だ。地球人が盟友だというなら、それが裏付けられたと言うことだな」
ガイ「けっ、こんな野郎を信用してたなんざ、あいつも人のいい野郎だ。やい悪党! このダイゴウジ・ガイ様が成敗してやるから、ありがたく思え!」
草壁「打ち落とせ!」
(「打ち落とせ!」→「撃ち落とせ」の間違い)
ユリカ「最初から騙していたんですね、私達を・・・」
草壁「和平などありえん。考えるまでも無いことだ」
ユリカ「・・・ルリちゃん、敵旗艦に照準!」
ルリ「照準完了。撃つんですか、艦長?」
ユリカ「撃ちます! 攻撃開始!」
アキト「お前だけは許せない、お前だけは・・・! うおおおおおっ!」
元一郎「今さら何を言ったところで・・・!」
ガイ「このガイ様が、今からてめえの根性叩き直してやる! 有り難く喰らいやがれ!」
元一郎「くっ・・・いらぬ世話だ!」
カルヴィナ「まだ自分が正義だなんて言い張るつもり!?」
元一郎「黙れ! 何とでも勝手に言うがいい!」
統夜「まだ自分が正義だと言い張るつもりかっ!?」
元一郎「黙れ! 何とでも勝手に言うがいい!」
ゴステロ「貴様を殺すところを想像するとなあ、俺様の脳が震えてくるのよ! しびれるぜえ、エイジ!」
エイジ「どこまでも僕を付け狙うつもりか、ゴステロ!? 残念だな、今日で終わりにしてやる!」
ゴステロ「つれないこと言うんじゃねえよ、がはははははは!」
ゴステロ「てめえのその気取った面ぁ、切り裂いてやりたくてしょうがなかったぜ!」
ゲイル「いい加減にしろ、ゴステロ! 殺しを楽しむ男などがっ!」
ゴステロ「てめえのそのすました面ぁ、切り裂いてやりたくてしょうがなかったぜ!」
ジュリア「いい加減になさい、ゴステロ! 殺す事を楽しむ人間など、あってはならぬ存在です!」
マンジェロ「ひゃあああああっ! 死ね死ね死ねえええ!」
エイジ「レイ、回避と同時に照準!」
レイ「レディ」
エイジ「邪魔をするな! レイ、目標の足を止めろ!」
レイ「レディ」
ボーン「うがああああ! に、にがさねえええ!」
ゲティ「げははははは、逃げてばっかりかよぉ、この野郎おお!」
エイジ「そんな攻撃が、レイズナーを捕らえられるものか!」
カルヴィナ「そろそろ思ってるんじゃない、こんなはずじゃなかったって!?」
シャピロ「貴様ごときが! 私がそのような凡人と同じであるわけがない、私は選ばれた人間だ!」
沙羅「可哀想な男だね、シャピロ。あんたは誰とも信じ合おうとしない」
シャピロ「ふん、くだらん! 信頼や情愛など、邪魔なだけの余計な感情だ!」
忍「そいつがてめえの命取りになるさ。何もわかってないのはてめえだ、シャピロ!」
亮「自分の目でしか見えぬ者は、決して大局を見ることがない」
雅人「見えたつもりになってるだけだよ、あんたみたいにさ!」
シャピロ「ええい、たわごとを言う!」
忍「我を断って空となる、ダンクーガ! やあってやるぜぇっ!」
統夜「そろそろ思ってるんじゃないのか、こんなはずじゃなかったって!?」
シャピロ「貴様ごときが! 私がそのような凡人と同じであるわけがない、私は選ばれた人間だ!」
アキト「父さんも母さんも俺も、ただ火星で平和に暮らしてたんだ! それを・・・」
ル・カイン「ふん、笑止な! 大いなる理想の前には取るに足らん!」
アキト「何だとおおおっ!」
ル・カイン「エイジよ、私の理想を実現させるための礎となってもらおう! あの遺跡と共にな!」
エイジ「いい加減に認めたらどうだ、ル・カイン! グラドスの創世は真実だと!」
ル・カイン「だまれっ! 全てにおいて優れたグラドスの民が、地球人などと!」
ガイ「相手にとって不足はねえ! この超絶最強絶対無敵スーパーヒーロー、ダイゴウジ・ガイが相手になってやるぜ! とおおおおっ!」
ル・カイン「ふん、面白い男よ。口上に中身が伴っておればよし、さもなくばここで死ね」
カルヴィナ「遺跡の正体なんて、私は正直どうでもいい。だけど、あんたに自由にさせるのは危険すぎるみたいね!」
ル・カイン「ならば実力で止めて見せよ! 力のない者に何も言う権利はない!」
ル・カイン「アーマス・ゲイル、ついに貴様を使ってやれなかったな。殺すには惜しい男だが、やむを得ん」
ゲイル「地球の側にたった今、あなたがどれほど危険な人かよくわかる。あなたは倒さねばならん人だ!」
ジュリア「遺跡の秘密が知りたければ、グラドスの創世を受け入れなさい! グレスコ提督ならそうするはずですよ、ル・カイン!」
ル・カイン「父上の名を口にするな! 我が理想の前には、例え肉親であっても立ちふさがることは出来ぬのだ!」
統夜「遺跡の正体が何だっていい。だけど、あんたに自由にさせるのは危険すぎる!」
ル・カイン「ならば実力で止めて見せよ! 力のない者に何も言う権利はない!」
キラ「自分が守っているのが何なのか、わかっているのか!?」
クロト「知ってるよ、核ミサイルだろ? だから何だってんだよ、バ〜カ!」
キラ「こいつ・・・!」
シャニ「いわわわわわ〜〜〜っ!」
キラ「くっそおおおおお!」
オルガ「邪魔しやがって! うっぜえんだよ、おらあああ!」
キラ「ちぃっ! こんな事してる時じゃないのに!」
ジュア=ム「目障りなんだよ、てめえらは! 消えやがれ!」
カルヴィナ「はっ! 消えろと言われてそうすると思う? あんたこそ消えなさい、ジュア=ム!」
ジュア=ム「宇宙にフューリー以外の生物はいらねえんだ! 死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇっ!」
ジュア=ム「目障りなんだよ、てめえらは! 消えやがれ!」
統夜「くそっ! そんな勝手な事!」
ジュア=ム「宇宙にフューリー以外の生物はいらねえんだ! 死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇっ!」
ジュア=ム「けっ! ぬるい戦い方だぜ! 木原マサキなら、一気にカタを付けに来るだろうによ!」
マサト「何だと!?」
美久「マサト君はマサキと違うのよ! あなたなんかに何がわかるの!?」
ジュア=ム「ああ、わからねえなあ! つまらねえ奴は、全員死にやがれ!」
アキト「女の人だからって、俺はあああっ!」
フー=ルー「あはははは、可愛いわよ! いらっしゃい、死にたければね!」
フー=ルー「一度聞きたいと思っていたわ。グラドス人なのに地球を守って戦うのは、どんな気分?」
エイジ「地球には仲間がいる、だから守るんだ。それだけだ!」
フー=ルー「ふふ・・・その答え、気に入ったわ。敬意を持って戦ってあげる。全力でね!」
フー=ルー「手を合わせるのは二回目ですわね、カルヴィナさん。この間の決着、付けられますかしら?」
カルヴィナ「お望みならね。逃げるつもりはないわ」
フー=ルー「ふふ、あなた、少しお変わりになりまして? 前より良い目をなさってますわ。静かだけど、とても力強い・・・」
カルヴィナ「気持ちの悪いこと言わないで。やるの、やらないの!?」
フー=ルー「ええ、無論のこと。いざ参る、勝負!」
キラ「あなたたちが、Nジャマーキャンセラーを!? だとしたら!」
フー=ルー「ふふ、あなた、アラスカでの事を覚えてる? あの時からもう、事は始まっていたのよ。そう・・・サイクロプスの事も含めて、ね」
キラ「何だって・・・あ、あなたたちは!」
フー=ルー「力だけでは倒せなくってよ! さあ、どう攻める!?」
一平「くそ、何てスピードだ!」
大次郎「奴に乗せられちゃいかんぞ、健一兄!」
健一「わかってる!」
甲児「くそーっ、強え! こいつ初めて戦ったけど、並の相手じゃねえ!」
フー=ルー「光栄ですわ、そちらもなかなかよ。マジンカイザー、噂通りの力ですこと」
忍「ちっ! 一発当てればこっちのもんだ!」
フー=ルー「当てることができて? 良く狙わないとだめよ、坊や!」
亮「・・・忍、挑発に乗るなよ」
沙羅「無駄弾撃つんじゃないわよ、聞いてる!?」
忍「誰が坊やだっ! この野郎ぉぉぉ!」
雅人「ちょっと、忍ってば!」
フー=ルー「あら、無粋な戦い方ね。踏み込んでこないの?」
宗介「挑発に乗るような素人だと思うな」
鉄也「なるほど、話には聞いていたがな。こいつは簡単には倒せそうにない」
フー=ルー「何て荒々しい・・・嫌いではなくてよ、こんな戦い振り」
フー=ルー「手を合わせるのは二回目ね、坊や。自分の運命、少しは見ることができて?」
統夜「そうだね。少なくとも、ここであんたらにやられる予定はないよ」
フー=ルー「あははは、言うようになったわね。結構よ、戦はエレガントでなくては! さあ、おいでなさい!」
ドモン「こい、女! キング・オブ・ハート、ドモン・カッシュ! 貴様にファイトを申し入れる!」
フー=ルー「ええ、喜んで! ただ一つ言っておくわ、私の名はフー=ルー・ムールー! よく覚えてから死になさい!」
フー=ルー「いらっしゃい、異星のアンチボディ! 切ったらどんな手応えがするのかしら!?」
比瑪「イヤなこと言わないで! そんなのでこの子を脅かそうとしても無駄よ!」
フー=ルー「あはははは、相変わらず面白い戦い方ねえ。退屈しないわ、あなた達」
豹馬「うるせえ、遊んでるんじゃねえぞ!」
十三「くそ、余裕ぶっこきよってからに! いてまえ、豹馬!」
大作「落ちつかんかい、二人とも!」
フー=ルー「ラダムを倒したそうね。おめでとうを言わせてもらいますわ」
ブレード「悪いが、貴様に言われる筋合いはない!」
フー=ルー「つれないこと。無事なあなたと戦えるのを楽しみにしておりましたのに。テッカマンの力、噂通りのものか・・・確かめさせてもらうわ!」
フー=ルー「あら、可愛い子ね。でも、一生懸命戦わないと死ぬわよ!」
ボン太くん「ふもふもふもふもももっ!」
フー=ルー「木原マサキとは、いつか殺し合うと思っていたわ。ちょっと違ったかもしれないけど、ゼオライマーと戦えるのなら、私は満足」
マサト「僕はマサキじゃない! 戦ってるのだって、あんた達が・・・」
フー=ルー「どうでもいい事よ、私にとっては。さあ、行くわよ!」
クルーゼ「君の罪だな、アスラン。父の暴走を予感しながら止められなかった、君のね」
アスラン「そんなこと! あなたに言われる筋合いは・・・」
クルーゼ「無論、ないさ。だが歴史は残酷だ。もしあの時、君がザラ議長を撃っていれば・・・」
アスラン「やめろおおおお!」
クルーゼ「なぜ抵抗する!? もうすぐ戦争が終わるというのに!」
カガリ「ダメだ、こんな終わらせ方! 敵を全部殺して、それで戦争が終わるだなんて!」
クルーゼ「それはエゴだよ! 戦いの果ての滅びを必然とせずに、どうして戦争が始められるものか!」
カガリ「だ、だけど・・・そんなのダメだ! やらせないからな、絶対!」
クルーゼ「邪魔はさせんよ、キラ君! そうやって自分の無力を思い知ればいい!」
キラ「くそっ! こんな事してる間に、ジェネシスが・・・!」
クルーゼ「火力で勝るからといって!」
亮「奴め、時間を稼ぐつもりか?」
沙羅「ちっ! そうなると、スピードのあるあっちの方が有利だってか!」
忍「まだだ! いつか隙を見せるはずだ、そこを突く! 奴から目を離すな!」
雅人「了解! まかせといて!」
統夜「くそっ! 俺達をひきつけて、時間を稼ぐ気か!?」
クルーゼ「運命の前に個人は無力だ! それとももう少し足掻いてみるかね!?」
クルーゼ「ふっ、接近戦にさえ持ち込まなければ!」
ドモン「間合いを取らせないつもりか? そっちがその気なら!」
ムウ「てめえ、邪魔するんじゃねえ! 貴様の相手は、あの化け物のあとだ!」
クルーゼ「つれないな、ムウ! 決着を望んでいたのは君だろう!?」
キラ「くそっ、わからないのか!? 今はこっちだって、ジェネシスを・・・」
シャニ「知るかよ、うらあああああ!」
シャニ「お前、お前、お前、お前〜〜!!」
ドモン「ふん、やるじゃないか。だが貴様の拳はゆがんだ拳、その力、本来あるはずのない邪な力! 俺の目はごまかせん!」
ボン太くん「ふもふもふもふもっ! ふもっふ!」
オルガ「けっ! 俺もバカにされたもんだぜ! こんな着ぐるみが相手とはな!」
クロト「でかいからって、そんなにトロけりゃ楽勝だっつーの! おらあっ、抹・殺!」
豹馬「ちくしょう、ハエみたいに飛び回るやがって!」
ちずる「まともにくらったら危険よ、豹馬!」
小介「後ろに回ろうとしています、気を付けて!」
豹馬「わあってるよ! 一発で決めてやる!」
ドモン「ムルタ・アズラエル、どうした! 口ほどのことはないな!」
アズラエル「黙れ! お前程度の奴が僕を侮辱して、どうなるか見ていろ!」
ドモン「面白い! 貴様の曲がった今生、この拳で叩き直してやる、来いっ!」
マリュー「ナタル、目を覚ませとは言わないわ! だけど私達は止めてみせる、ジェネシスも、あなた達の核も!」
ナタル「くっ、出来る物なら・・・」
アズラエル「どうした、撃てよ! 何をしてるんだ!」
ナタル「そんなことが、出来る物なら! 全砲門、照準! 目標、アークエンジェル!」
オルガ「廃棄だと・・・俺が、俺があああっ! くっそおおお!」
キラ「うわっ! 何て無茶な、正気なのか!?」
オルガ「うるせえええ!」
アスラン「何故こうまでして戦うんだ、お前らは!」
クロト「何で!? 殺されるより殺す方がいいからに決まってんじゃん!」
アスラン「な・・・」
クロト「でも死なないけどねええっ!」
シャニ「うわああああ! くあああっ、があああああ!」
統夜「ど、どうしたんだこいつ! いつもよりもっとデタラメだ!」
シャニ「お前ら、お前らがあああ! うがああああああっ!」
マリュー「今日で終わりにしましょう、ナタル! これが最後よ!」
ナタル「ラミアス艦長・・・」
マリュー「全砲門照準! 目標、前方敵船艦、ドミニオン!」
アズラエル「な、何してるんだ! 撃てよ、撃たないか!」
ナタル「所詮、私は兵士・・・そしてここは戦場か! 各砲スタンバイ! 回避と同時に一斉掃射!」
(敵船艦→敵戦艦の間違い)
アスラン「くそおっ、キラをそっち側には行かせない! 俺が止める!」
クルーゼ「健気だな、アスラン! だが、モビルスーツの性能が互角以上なら、万が一にも私が負けることはあり得ない!」
エイジ「動きを止めるな、レイ! 止まったらその瞬間にやられる!」
レイ「レディ。アラームメッセージ、システムニ過負荷ノ可能性アリ」
エイジ「くっ・・・」
クルーゼ「いつまでそうしていられるものか!」
キラ「うわああああっ! あなたが! あなたがフレイを!」
クルーゼ「ふっ、いい目だ・・・思い出したようだな、人の感情を!」
キラ「あなたが、フレイをーーーーっ!」
健一「貴様、キラの目の前でフレイさんを! 絶対に許さん!」
めぐみ「彼女が何をしたっていうの!?」
クルーゼ「さてね。死とは不条理な物だ、特に戦場においては」
一平「貴様・・・」
大次郎「おのれえっ! こいつは外道じゃ、健一兄!」
クルーゼ「ははははは、それもよかろう! 道など見えぬ、知らぬ! 故に死を以って応えようではないか!」
忍「てめえ・・・一時でも仲間だった奴を、よりによって俺の目の前で・・・」
クルーゼ「ふっ、だったらどうするというのだ? 怒るだけなら、誰にでもできる事だがな!」
忍「ああ! 望み通り、今すぐぶっ殺してやらあ!」
雅人「忍!」
沙羅「ダメだよ、雅人。ああなっちまった忍は、止められやしない」
亮「覚悟を決めろ。奴を倒すか、倒されるかだ」
忍「やあってやるぜえええっ!」
ディアッカ「くそおっ! もうあんたを隊長とは呼ばねええっ!」
クルーゼ「ほほう、よくやく迷いを捨てたか、ディアッカ。だがあいにく、バスター程度ではな!」
統夜「あんたは知らないかもしれないけど・・・キラと一緒にいた頃のあの子を知ってる。何て事のない、普通の女の子だったよ。それを・・・それをあんたは!」
クルーゼ「私も彼女を知っていたさ。なるほど、ただの女だった。だからこそ彼女を選んだのだがね」
統夜「何だって・・・あ、あんたという人は!」
ドモン「貴様の攻撃など、全て叩き落してやる!」
クルーゼ「ふっ、ドラグーン・システムだけだと思うな!」
クルーゼ「そのような時代遅れの機体で、このプロヴィデンスに!」
豹馬「何だとおっ! 何が時代遅れだ!」
十三「そっちこそ、たいそうな物背負いよってからに! カニかおのれは!」
ちずる「カニ・・・」
クルーゼ「ふっ、軽口を利けるのは大した物だ。だが、それもここまで!」
十三「やかあしい! 鍋にでも入っとれ!」
ブレード「ちっ! 全ての方向から攻撃が来るだと!?」
クルーゼ「センサーに頼らず、プロヴィデンスのドラグーンと渡り合うとはな。だが、いつまでもつか?」
ボン太くん「ふもふもふもふも、ふもっふ! ふもっふ!」
クルーゼ「そんな着ぐるみで、この私に勝つつもりかね・・・まったく、ラウ・ル・クルーゼも舐められたものだな!」
マサト「あんたの悪意には吐き気がする・・・どうしてそんなに、人を憎めるんだ?」
クルーゼ「ふふ、人道主義者に生まれ変わったものだな、木原マサキ。君にその質問をする権利があるとは思えんが」
マサト「・・・! こ、こいつ・・・」
美久「だめ、マサト君! 冷静になって!」
マサト「僕は・・・僕はマサキじゃない! 秋津マサトだ!」
ハーディアス「この鎌の餌食になって死ぬがいい、おほほほほほほほ!」
甲児「けっ! 気持ち悪い笑い方するんじゃねえ!」
ハーディアス「なあんですってええ!? おのれ、許さないわああっ!」
鉄也「これ以上勝手な真似はさせない、グレートが相手だ!」
ハーディアス「剣鉄也! あんたにも死んでもらうわ!」
鉄也「ふん、そう簡単に行くかな!?」
バーダラー「死んでもらうぞ兜甲児! 暗黒大将軍直々の御命令だ!」
甲児「冗談じゃねえ、まっぴらごめんだ! てめえこそ覚悟しやがれ!」
鉄也「カイザーだけがマジンガーだと思うなよ!」
バーダラー「うのお、噂通りの強さよ! だが、この怪鳥将軍バーダラーには及ぶまい!」
甲児「マジンカイザーがいる限り、地球もオルファンも好きにさせねえ! 諦めるんだな!」
ドレイドウ「何を小賢しい! 我らミケーネの偉大さを思い知るがいい!」
鉄也「お前の相手はこの俺だ! こいっ!」
ドレイドウ「よかろう、望み通り地獄に送ってくれる!」
比瑪「あなたたちと戦ってる時じゃないのに! そのアンチボディだって、可哀想だよ」
シラー「うるさいっ! 私達の邪魔をするな!」
勇「リクレイマーの言うことをそのまま信じるのか、シラー!」
シラー「それがなぜ悪い!? おまえこそ、何でも知ったような事を言って!」
ジョナサン「行け、バロンズゥ! 見知らぬ相手だからといって、おそれることはない!」
カルヴィナ「くそっ! 相変わらず、どこからでも攻撃が来る!」
ジョナサン「いつかの借りを返してやる! 機体などいくら乗り換えたところで!」
甲児「くっそお、妙な攻撃してきやがる!」
ジョナサン「俺のバロンズゥは、そんな人形と違うんだよ!」
ジョナサン「勇おし、バロンズゥ! 怯まず行けよやあっ!」
鉄也「なんの! グレートのパワーに勝てるか!!」
ジョナサン「ふん、ユウの女ごときに!」
比瑪「ちょっと待て! 誰が勇の女だっ!」
ジョナサン「子供の女に付き合ってるヒマはない! 失せろ!」
比瑪「なっ・・・なんっっって失礼な奴!」
ジョナサン「相変わらず、そのブレンとよろしくやってるわけだ! お前らしいじゃないか、ユウ!」
ネリー・ブレン「・・・・・・」
勇「俺らしい? そうかもしれないさ、だが、お前だって・・・」
ジョナサン「黙れ! そうやって群れたがり、一つになりたがる! 虫酸が走るんだよ、そういうの!」
カルヴィナ「クンシィ・イッサー! 少しは弟の話、聞いてあげたらどう!?」
クインシィ「うるさい! 家族の間に口を挟むな!」
甲児「うひょう、おっかない姉ちゃんだな! 勇の奴、苦労してるぜ」
クインシィ「ナメた口利いてると、その間に死ぬよ!」
鉄也「勇には悪いが、手加減などはしない!」
クインシィ「はっ! 死にたくなけりゃ、そうするんだね!」
比瑪「やめて、依衣子さん! 目の前で私達が戦ったら、オルファンが悲しい思いをする!」
クインシィ「黙れ! 貴様が、オルファンの何だっていうんだ!」
比瑪「依衣子さん!」
勇「姉さん、どうしてわからないんだ!」
クインシィ「お前こそわかろうともしない! だから独りでオルファンを出ていった!」
勇「姉さんだって来ればわかるはずだよ!」
クインシィ「黙れえっ! 私が情に流されるとでも!?」
暗黒大将軍「そのような非力、このわしに通用するか! 死ねい!」
カルヴィナ「いくらパワーが大きいからって、正面からもらわなけりゃいいだけの事!」
甲児「貴様の野望もこれまでだ、暗黒大将軍! 大人しく諦めるんだな!」
暗黒大将軍「おのれマジンカイザー! 例えわし独りでも、人間共などに破れる事などない!」
暗黒大将軍「貴様のパワーはそこまでか、剣鉄也よ! 買いかぶっておったわ!」
鉄也「そいつはこいつを食らってから言うんだな! フルパワーで行くぞ!」
カルヴィナ「くそおっ! 相変わらず、厄介な動きをする!」
ジョナサン「どうした、捕まえることもできないか!? 所詮オルファンの前では、貴様等は異物にすぎねえんだ!」
比瑪「オルファンは迷ってるんだよ!? あなた達には、それがわかってない!」
ジョナサン「オルファンは迷いなどしない! 俺達を導く物だ!」
比瑪「そうじゃないったら!」
勇「似たもの同士で戦うのは止めようぜ、ジョナサン! 俺が両親を憎んだように、ジョナサンはアノーア艦長を憎んだ!」
ジョナサン「それがどうしたってんだよ!?」
勇「愛していたからだ!」
ジョナサン「俺は誰も・・・俺は、誰も愛していないいっ!」
カルヴィナ「くそっ、何て動きよ! 跳ね回って、まるで暴れてるみたい!」
クインシィ「あはははは、いいよ、あたしのクインンシィバロン! 思うだけ戦えばいい!」
比瑪「依衣子さん! 悪い方の力を使うの、止めて下さい!」
クインシィ「あたしがオルファンにいるのが気に入らないのか? それとも勇に何か言われたか?」
比瑪「そんなんじゃありません!」
クインシィ「どっちにしても、目障りなのはお前だ!」
クインシィ「オルヴァンがあたしの家、あたしの家族! 血を分けたからって、それが何なのよ!」
勇「血とかそんなのじゃない! 俺は姉さんが・・・」
クインシィ「あたしはあんたなんかいらない! オルファンに近づくなぁっ!」
勇「姉さん!」
カルヴィナ「エネルギーを暴走させた!? アンチボディにあんなことができるなんて!」
バロン「オルファンのふところにいればこそ! これで最後、私の全てをバロンズゥにかける!」
健一「危険は覚悟の上だ! みんな、覚悟はいいな!」
一平「ふん、誰に聞いてやがる」
大次郎「遠慮せんと行くんじゃ、健一兄!」
バロン「来るがよい! まだ私は倒れはしない!」
甲児「へん、これだけでかくなってくれりゃあ、攻撃も当たりやすくなるだろうぜ!」
バロン「侮るな、人形め!」
亮「くそっ、やつの攻撃、死角がない!」
バロン「どうした、来ぬのか? 我が力に臆したか!?」
忍「うるせえっ! 死角がないんなら、正面から行ってやらあ!」
沙羅「忍、このバカっ!」
忍「やあってやるぜええ!」
宗介「一見優位なように見えるが、所詮オーバーロード・・・なら、戦い様はある」
バロン「面白い! ならばそれを証明してみせるがいい!」
鉄也「グレートの攻撃の耐えられるか、この化け物め!」
バロン「おお、耐えられいでか! 化け物にでも喜んでなろう、あの子のためなら!」
ドモン「ほう、大した闘気だ・・・ふふ、鳥肌が立つ」
バロン「我が覚悟、見せてくれよう! 死を怖れぬのなら、来い!」
ドモン「望むところだ! キング・オブ・ハートの名にかけて!」
比瑪「こんなの不自然じゃない! こんな不自然なエナジーを使うなんて!」
勇「比瑪、気を付けろ!」
バロン「貴様も私達の邪魔をするのか、ウツミヤ・ヒメ! ならば死ぬがいい!」
比瑪「え? わ、私の名前を!?」
勇「危ない、比瑪ーーっ!」
小介「すごいパワーです! まともに食らったら危ないですよ!」
豹馬「わかってる! 小介、奴の動きを計算できるか!?」
小介「や、やってみます!」
バロン「どうした、来ぬのか!? ならば、こちらから!」
ちずる「豹馬!」
豹馬「くそおおっ! 急げ、小介!」
マサト「ゼオライマーに匹敵するエネルギー量だって!?」
美久「まさか、それを単体で・・・あの人が、一人で!?」
マサト「死んでしまうぞ! どうしてそこまでするんだ!」
バロン「もとより死を恐れずに、できぬ事などありはすまい!」
勇「バロンズゥはあなたのエナジーを吸っている! まかせっぱなしにすると、あなたの体が持たないぞ!」
バロン「イサミ・ユウを倒す! ジョナサンの望みが叶えられれば結構! 見ていなさい・・・ジョナサン!」
勇「バロン、あんた・・・」
バロン「息子のために! 死ねええええっ!」