ミゲル「チッ、限界か!? 離脱する!」
ミゲル「来たか。まずは戦艦に攻撃を集中しろ。連合のモビルスーツで出てきたお前たちの闘志を見せてもらうぞ」
イザーク「ナチュラルどもめ。隊長の命令は、戦艦の撃沈を優先しろってことだったな」
アスラン「くっ、しまった!?」
(アスラン撤退)
キラ(アスラン・・・)
イザーク「アスラン!? あのバカッ!」
ディアッカ「とんだ失態だよな。戦艦を狙えって命令無視したあげくさ」
サイ「これは・・・ミサイルです! 直撃きます!」
トール「回避できません!」
マリュー「なんですって!?」
(アークエンジェルがミサイルに当たる)
キラ「アークエンジェルが!? どこだ、どこからの攻撃なんだ!?」
マリュー「うっ」
ナタル「く、索敵、何をやっている! 母艦がいるぞ!」
サイ「す、すみません。今確認できました。敵艦きます!」
(敵援軍出現)
イザーク「ストライクッ! このアサルトシュラウドが貴様に受けた屈辱を晴らすッ! でないと、この傷がうずくんだよぉっ!!」
イザーク「このアサルトシュラウドでこの前の屈辱を晴らすッ! 出てこいストライクゥ! でないと、傷がうずくだろうがぁっ!!」
ディアッカ「あらら、イザーク燃えてるねぇ。けど、いい加減に足つきを沈めないと、俺たちの立場もないよな。ここまで追いかけてきて駄目でしたじゃ、格好悪くてしょうがない」
ニコル「・・・・・」
イザーク「くそ、くそ、くそっ! ストライクゥゥーッ!!」
(イザーク撤退)
イザーク「何故だ! 何故あいつらを墜とせない! くそおぉぉぉーっ!!」
(イザーク撤退)
キラ「だけど僕は、みんなと一緒に戦うって決めたんだ。そうしなくちゃいけないんだ。だから!」
アスラン「ストライク・・・」
ニコル「みんな気をつけてください。敵の戦力は以前とは比べ物にならない!」
ディアッカ「しょせんナチュラルだろ」
ミゲル「油断するなディアッカ。奴ら数でしか俺たちに対抗できない正規軍とは違うぞ」
アスラン「・・・X105、パイロットはキラ・ヤマトか!?」
キラ「アスラン・・・」
アスラン「やっぱり、お前なのかキラ。何故だ! 何故お前がまだそんなものに乗っている! なぜお前が連合軍にいる! どうして艦を降りていないんだ! お前は言ったじゃないか! しかたなく戦っているだけだと!」
キラ「君と・・・ザフトと戦いたくなんてない。でもこうなるしかなかったんだ。みんな必死に戦ってる。僕にはできることがある。だから、僕は・・・」
アスラン「次に会ったときは俺がお前を撃つ。そう言った」
キラ「うん・・・覚えてる」
アスラン「キラ・・・お前は大バカだ」
イザーク「アスラン! 貴様、裏切り者といつまでもごちゃごちゃと! ストライクは今度こそ俺が墜とす!」
ニコル「みんな気をつけてください。敵の戦力は以前とは比べ物にならない!」
ディアッカ「しょせんナチュラルだろ」
ミゲル「油断するなディアッカ。奴ら数でしか俺たちに対抗できない正規軍とは違うぞ」
イザーク「くそっ、なぜ出てこないストライクッ!」
アスラン「・・・攻撃開始だ」
ミゲル「なにッ!? うわあぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」
(ミゲル機爆発)
アスラン「まさか・・・ミゲル? ミゲルゥゥーッ!!」
イザーク「ミゲルがやられたのか!? くそぉぉぉーっ!!」
ディアッカ「ちくしょう! ミゲル・・・仇は俺たちが討ってやる!」
ニコル「そんな・・・」
アスラン「ミゲル・・・仇は絶対にとる。キラ! この次は必ず討つ! 俺たちがアークエンジェルとナデシコを沈める! 忘れるな!」
(アスラン撤退)
キラ「アスラン・・・くっ・・・」
アスラン「くっ、ここまでか。ミゲル・・・すまない」
アスラン「くっ、ここまでか・・・」
キラ「アスラン、それ以上は無理だ! 下がれ!」
アスラン「キラ・・・この次は必ずお前たちを討つ」
(アスラン撤退)
キラ「アスラン・・・」
アスラン「くっ、ここまでか・・・」
アスラン「あ・・・」
ニコル「アスラン、逃げ・・・」
アスラン「ニコルッ!?」
ニコル「母さん・・・僕の、ピアノ・・・」
(ブリッツガンダム爆発)
アスラン「あ・・・あぁ・・・ニコルゥゥゥーッ!!」
ディアッカ「ニコル・・・? く・・・」
イザーク「バカな・・・・。くそっ、ストライクゥゥゥゥゥーッ!!」
キラ「あ・・・」
ナタル「ヤマト少尉、なにをやっている!」
キラ「・・・退くんだ、アスラン。イージスはもう戦えないはずだ!」
イザーク「くそっくそっ! 貴様はァァァァーッ!!」
ディアッカ「よせイザーク! これ以上はムリだ。ここは下がれ! アスラン、お前もだ!」
ディアッカ 「アスラン、これ以上はムリだ! ここは下がれ!」
アスラン「・・・・」
(ザフト軍撤退)
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イザーク「くそぉぉぉっ! また奴らを沈められなかったのか!? 撤退するッ!!」
ディアッカ「チッ。なんだよ、またやられちまったのか。これ以上は無理ってか。引上げるぜ!」
ニコル「しまった!? 機体のコントロールが・・・」
キラ「見せたい物って、何?」
カガリ「ああ、これだ」
マユラ「あ、カガリ様!」
ムウ「こ、これは・・・」
キラ「ストライク!?」
カガリ「ああ、回収した奴をモルゲンレーテで補修したんだ」
ムウ「使えるのか・・・そいつはありがたい」
マリュー「こっちのM1アストレイのモビルスーツ部隊は・・・?」
ジュリ「キラさんが以前協力してくれたおかげで、何とか私たちが操縦できるまでにこぎ着けました!」
カガリ「正直、危なっかしいんだけどな」
ジュリ「あー、非道いですわ、その言い方」
ムウ「いや、頼りにさせてもらうよ。それじゃ、あのストライクは俺達に?」
マユラ「そうです、アークエンジェルで運用してください」
アサギ「それと、ストライクの新装備、統合兵装ストライカーパック『IWSP』もありますよ」
ジュリ「これは、エール、ソード、ランチャーの各ストライカーパックの性能が組み合わさったパックです」
カガリ「もちろん、私が使うんだけどな!」
ムウ「悪いが、そいつはだめだな」
カガリ「な、何でだよ!」
ムウ「俺が使わせてもらう」
カガリ「ずるいぞ! 作ったのはオーブなのに! 使うのは私だ!」
ムウ「いや、ゆずれんな」
マユラ「あー、やっぱりこうなったか」
アサギ「予想通りですね」
マリュー「ま、まあまあ二人とも。後でゆっくり話し合ってきめましょ、ね?」
連合兵「ピースメイカー隊、全滅です!」
アズラエル「くそ・・・どいつもこいつも」
ナタル「一時撤退、戦列を立て直す。信号弾!」
アズラエル「ちょっと、何やってるんです!? たった一発当てればいいだけだっていうのに、そんな事もできないなんて。それでもプロですか、あんた」
ナタル「プロであるから申し上げている。無理をすべきではない」
アズラエル「ちっ! 無理な状況を何とかするのが、優秀な軍人だと思ってましたがね!」
ナタル「あいにく、ここは戦場なのです。アルスター二等兵!」
フレイ「は、はい!」
ナタル「各艦に通達、迎撃体制のまま後退!」
(連合軍撤退)
イザーク「礼は言わん。次に会う時どうなるか、わかるものじゃないからな」
アスラン「・・・そうか」
イザーク「俺は貴様等とは違う・・・貴様等と同じにはなれない」
(イザーク撤退)
ディアッカ「イザーク・・・」
(ザフト軍撤退)
アスラン「引上げていく・・・どうやらこの場はしのげたらしいな」
ルリ「全核ミサイル及び敵艦、掃討完了しました」
ユリカ「な、何とか・・・一件落着、じゃないけど、とりあえず無事でしたね。はぁ〜」
プロスペクター「お疲れの様子で」
ユリカ「えへへ、ちょっと・・・だいぶ緊張しちゃいました。みなさんもお疲れさまで・・・」
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