英雄伝説 閃の軌跡4 -THE END OF SAGA-
内容
「閃の軌跡」シリーズ4作目。サブタイトルの通り、今度こそ本当に「閃の軌跡」シリーズ完結作。
前作「3」のラストシーンからの続き。「1」「2」「3」のあらすじを確認できるモードもあるが、「1」「2」「3」をクリアしてから「4」をやった方がいい。「空の軌跡」「零・碧の軌跡」シリーズもやっておいた方がいい。
○
- ハッピーエンドで終わる。大団円で終わる。
- 「1」〜「3」は敗北や挫折で終わり、主人公が幸せな結末ではなかった。今作のエンディングでは仲間に囲まれた主人公が笑顔になる。
- 別の軌跡シリーズが出るのが確実な終わり方ではあるものの、「閃の軌跡」シリーズ過去作で撒かれた謎の大部分は解明され、エレボニア帝国のストーリーは決着がついた。
- シリーズ完結を意識したサブイベントが多い。
- マキアスの絆イベントなど、そのキャラクターの根幹に関わる事項に決着がつくエピソードがある。
- 前シリーズ「空の軌跡」「零・碧の軌跡」のキャラクター達も登場する。
- 本編開始直後は、「空の軌跡」のエステルとヨシュアとレン、「零・碧の軌跡」のロイドとエリィとキーアによる展開。
- アントン、ヘイワーズ夫妻といった脇役キャラのエピソードも豊富。
- ランディとティータのようにトールズに所属しているキャラクターは中盤以降から最終ダンジョン直前までプレイアブルキャラクターとして自由に使用できる。
- 遊びやすくなった。
- Uマテリアルが最大999個まで所持できる。
- 前作「3」は最大99個まで。1週目の中盤以降に上限に達した。
カンストしていないか確認する、カンストしそうだから直ぐに消費することを考える、といった面倒があった。
- 移動先を選択するMAP画面で、町の人の会話に変化がある、イベントが発生する、といった場所はNEWマークが表示される。
- 本筋に関係ないサブイベントを探すのが格段にやりやすくなった。
- サブマスタークォーツの自由度が高くなった。
- 他のキャラクターがサブマスタークォーツ枠に装備しているマスタークォーツも自由に選択できる。
ザコ戦でも遠慮なくSクラフトを使用できるエンブレム、状態異常を防ぐオベロンなどの便利なマスタークォーツを全員が装備できる。
- クリア後に2周目を始める時にレベルを引き継ぐことができるようになった。
- 前作「3」ではレベルを引き継ぐことができなかった。
- 軌跡シリーズらしく、やりこみ要素が多い。
- 「2」と同様、中盤以降は各地を自由に移動できるようになる。
- 「2」にもあった試練の箱、ロストアーツ、戦闘訓練の要素が復活した。
- 「碧の軌跡」にもあったアクションパズルのPOMっと!が復活した。
- クエスト、戦闘ノート、人物ノート、料理ノート、釣りノート、書物ノート、ヴァンテージ・マスターズといった要素は「4」にも引き続きある。
- BGMがいい。シリーズ完結にふさわしい。
- 重要なイベントで流れる「それでも前へ」。
後半の騎神戦バトルの「七の相克 -EXCELLION KRIEG-」。
ラスボス戦の「Majestic Roar」「Celestial Coalescence」。
真のラスボス戦の「未来へ。」。
いずれもテンポが速い曲ではなく、ノリがいいBGMでもないが、最終作の盛り上がる展開にふさわしい曲。むしろ、これらのBGMが流れるからこそ盛り上がる、ご都合主義でお約束的な展開でも「それがどうした」と言えてしまう。
- ボス戦のBGMのバリエーションが多彩。
- 中ボス戦の「Robust One」「Bold Assailants」。
- 前半〜中盤のボス戦の「Mighty Urge」「Endure Grief」。中盤のボス戦の「Deep Carnival」。
- 特別なボス戦で使用される「Unlikely Combination」「Neck or Nothing」。
- 後半のギルバード戦の「Blue Stardust」。
- 騎神戦の「With Our Own Hands!!」。後半の騎神戦の「七の相克 -EXCELLION KRIEG-」。
- ラスボス戦の「Majestic Roar」「Celestial Coalescence」「未来へ。」。
- 「空の軌跡」のBGMの「執行者」のアレンジ。
「閃の軌跡」のBGMの「The Decisive Collision」「Belief」のアレンジ。
「閃の軌跡3」のBGMの「One-Way to the Netherworld」「Lift-off!」。
- リィンの義妹のエリゼの絆イベントがある。
- リィンのアイデンティティ形成に大きく関わるヒロインでありながら、「2」「3」は絆イベント無し、「3」の夏至祭イベントは親友のアルフィンとセット扱いで不遇だった。
×
- 過去作の多くのキャラクター達が登場するものの、出番が少ない、出番が無かったキャラクターもいる。
全員を出すと収拾がつかなくなるけど、因縁や繋がりがあり、ストーリーが確実に盛り上がるキャラクターは出てほしかった。
- 主人公リィンの養父テオはヒロインの絆イベントに登場する程度。
- オズボーンと関係が深いので、オズボーンと対峙するイベントに何らかの形で出てほしかった。
- 「零・碧の軌跡」のアリオス、「空の軌跡」のアネラスは出ない。他キャラクターとの会話に出てくる程度。
- 主人公リィンと同じ八葉一刀流なので、リィンに関わるイベントで出てほしかった。
- 「零・碧の軌跡」のリーシャは出ない。「閃の軌跡2」には登場したが、今作では他キャラクターとの会話に出てくる程度。
- 「碧の軌跡」で因縁のあったシャーリィは前作から引き続き登場するので、シャーリィと対峙するイベントで出てほしかった。
- 「1」「2」の先輩キャラクターはドロテ、ヴィンセント、エーデルの出番は多いものの、大半は目立たない。
- 終盤に「1」「2」の同級生、先輩が出てくるイベントがあるが、それぞれセリフが一言ずつ申し訳程度にあるだけ。
部活が同じユーシス、マキアス、エリオット、ガイウス、ラウラ達がそのイベントに出て、先輩達と言葉を交わすぐらいのことはしてほしかった。
- フリーデル、ロギンスは出てほしかった。同じフェンシング部のパトリック、アランのイベントで活躍してほしかった。
- 「空の軌跡」「零・碧の軌跡」の主要キャラのエステルやロイド達がプレイアブルキャラクターとして登場するが、使用できる場面は限られる。
- いつでも自由に使用できてしまうと、「閃の軌跡」のキャラクター達の影が薄くなるかもしれないが、終盤はパーティーに合流してほしかった。
- 終盤の「星の霊場」で対峙するキャラは遊撃士、元結社組、特務支援課と因縁や繋がりがあるので、そこからは「空」「零・碧」「閃」のオールキャストにしてほしかった。
- 使用できる場面が限られる故の都合か、クォーツや装備を変更することができない。
- お金をかけなくても大丈夫というメリットはあるものの、それは1周目中盤まで。
それ以降は、状態異常を防ぐ手段が乏しい、命中率を上げられない、といったデメリットが目立つ。
お金をかける必要が無いサブマスタークォーツは変更できる、2周目以降は自由に変更できる、といったシステムにしてほしかった。
- 「閃の軌跡2」でプレイアブルキャラクターだったトワ、エリゼ、アルフィンは残念ながら今作でも使用できない。絆イベントはメインキャラクター扱いだが。
- 一部、買い逃すと手に入らないアイテムがある。
- ほとんどのアイテムは最終ダンジョン手前の段階で買うことができるが、中盤のメルカバで売ってるホーリーぺっきーは手に入らない。買い逃すと、夢色ぺっきーバッジに交換できなくなる。
- オープニングがよくない。「閃の軌跡」シリーズのオープニングは「1」>=「2」>「3」>「4」。
- キャラクターの顔に違和感を感じる。オープニングと本編でキャラクターデザインにズレがあるように見えてしまう。
- 「1」「2」のオープニングは静止画をスライドしたりズームしたりしているだけのものが多いが、キャラクターの絵が切り替わるまで間隔がある程度はあり、キャラクターの印象は残りやすい。「4」は10秒の間にカンパネルラ、マクバーン、クロチルダ、シャロン、マリアベル、シャーリー、鉄騎隊、アリアンロード、セドリック、アルベリヒ、クレア、レクター、ルーファス、オズボーンと切り替わり、注意して見ないと分からない。
管理者:中霧里五
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