空の上のおもちゃ

内容

 ノベルタイプのアドベンチャー。
 山間部の全寮制の高校が舞台。時期は夏休み。主人公の克之は普通の高校2年生。ある日、夜のグラウンドで尻尾の生えた女の子が踊っているのを見かける。もやもやとした次の日の朝、克之の尻尾にも何故か尻尾が・・・というストーリー。

感想

 このサークルの前の作品「冬は幻の鏡」と同じく、前半はギャグ展開。
 ゲームスタート時に自動的に始まるチュートリアルから既に笑える展開になっている。

 「冬は幻の鏡」と同じく「空の上のおもちゃ」も下ネタオンパレード。僕好み。
 以下は主人公以外の主要登場人物のセリフの一例。
夏見「なんにしても可愛いのはいいことさ。私は黒くて太いのより、肌色で小さい方がいじいじしたくなるぞ」
春野「ややや、オマンコとは女性器のことで・・・その膣とかある部分です」
雪雄「いつか、俺王様の怒張したステッキーなステッキでボロ雑巾のように犯してイバラギホームセンターにグラム88円で売りさばいてやるからのぅ」
志津恵「それ以上騒ぐと肺に小便流し込んで窒息死させんぞ!」

ガンダムネタ、ジョジョネタ、北斗の拳ネタ、バキネタ、ドラゴンボールネタのセリフもちょこっと出てくる。
「本当のことを言わないと睡眠中のキサマのSEED袋にキンカンを塗りたくるぞ!」
「もしかしたら、スタンド使いみたいに互いに引かれあうかもしれないし・・・。」
「ひ弱な天文部の僕なんて陸上部員と比較すれば、フリーザーの前のヤムチャ、ガンダムの前のザクも同然なんだろう。」

 笑えるのはセリフだけではなく、ひたすら我が道を行く先輩、天然ボケのヒロインの行動も笑える。

 「冬は幻の鏡」と同じく、ずっとドタバタスクールライフが続くわけではなく、中盤に急展開イベントが発生し、以降はサスペンス&シリアスになる。中盤の展開は驚いた。

 女性キャラはフルボイスだったり、バックログ閲覧時にボイス再生可能だったり、セーブが100個所可能だったり、ゲームスタート時にチュートリアルなるものがあったり、システムは市販ゲーム並。ストーリーは「Prologue」「#2 〜」「#3 〜」「#4 〜」「#5 〜」「#6 〜」という具合に章で分かれているけど、クリアした章であれば、その章の初めから再度始めることも可能。


管理者:中霧里五
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