パソコンでケロQから発売され、その後プレステ、ドリキャスでプリンセスソフトから発売された(プレステ版のゲーム名は「SHADOW AND SHADOW」。僕が実際にプレイしたのはドリキャス版です。
「時は寛永17年、戦国の余塵も未だ消えず、ちまたに主と食を求める浪人が溢れ、旗本の辻斬りが横行する時代。そんな死臭漂う、闇の世を一人の異形の剣士が彷徨する。その名を二つ影双厳。二つの影を持つ剣士。二つに引き裂かれた影は呪われ士者の印。・・・(中略)・・・本格時代モノファンタジー。数々の本朝幻想文学を下敷きにして、ここに開幕!」(説明書のストーリー紹介より引用)ってな感じのストーリーのアドベンチャー。「本格時代モノ」という割には「わたし、今すっごいブルーなの。」「サイテーだぢよねぇ」なんてセリフがゲーム中に出てきたり、頭にウサギ耳型の帽子をかぶってる女の子がいたり、素足丸出しの服装の女の子が多かったりするけど、まぁ「ファンタジー」の名前が付くんだから気にしない、気にしない。
○ | 舞台は江戸時代ではあるものの、古事記をベースとした伝奇色の濃いストーリーになっている。皮だけで骨のない水蛭子のエピソードはグロテスクなグラフィックなこともありかなりショッキング。 |
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難解・重要な語句に関してはゲーム中の文章で色付きで表示され、そこでボタンを押すとその語句の説明を見ることができる。PIS(フレーズ・インストラクション・システム)とかいうものらしい。街の「TIPS」というシステムと同じようなものだけど、「街」のTIPSが量的にも多く、ウィットに富んだものも含まれてたのに比べると、「二重影」のそれは時々(思い出したように)出てくるだけ。 |
× | フラグ立てが少し面倒。舞台となる淡島を何のヒントもなくフラグを立てるためにかけずり回ったり。時には淡島全ての場所を回らないとフラグが立たないことがあったり。 |
× | ゲーム中のキャラの半分以上はボイスがあるのだけど、かなり偏ってます。主人公の双厳にボイスがないのは主人公だから分かるとしても、双厳の相棒?の柳生十兵衛や双厳の宿敵の無影にボイスがなぜかない。逆にこの2人よりも格段に重要度が低いけど「美少女・美女・美少年」のどれかに当てはまるキャラだとボイスがあったり。 |
× | 3人いるヒロインの存在感が薄いような・・・。ヒロインごとのエンディングがあるのだけど、しかしどれも展開があまり変わらない。 |