くるりんスカッシュ！

内容

　GBAで発売された「くるくるくるりん」、「くるりんパラダイス」の続編。常に回り続ける棒（ヘリリンと言う）が自機で、障害物や壁にぶつからないようにしてゴールを目指す。

感想

　パッケージには「4人大戦で盛り上がれ！」という文も記載されてるけど、1人でも十分遊べる。

　パッと見はちょっと地味に見えるかもしれない。

• 今時では少し珍しい「完全に2D」のゲーム。
• グラフィックや演出は多少派手なものの、自機が見た目少し貧相な棒状のもの。

　しかし、派手さはないものの、適度に考えて攻略することが必要であり、適度に慎重且つ大胆な操作が必要であり、障害をかいくぐってクリアできた時は思わずホっとしてしまう。ステージによっては自機が違うものになってゲーム性が多少変わったり、変化した自機に合わせた仕掛けが用意されていたり、作りは丁寧。ボス戦の難易度も難しすぎず簡単すぎず。

　本編のステージ数は40だけど、しかし1ステージのクリア時間は短く、サクサクとクリアできるので、単にエンディングに到達するだけなら時間はかからない。僕はやり始めたその日にエンディングまで到達。
　ただしボリュームが無いわけではなく、やりこもうと考えてプレイすると、以下のようにそう簡単には終わらなくなる。

• 本編のステージをノーミスクリア＆コイン100%入手でステージクリアするといいことがあるらしい。
  ノーミスクリア＆コイン100%入手を目指すと、途端に難易度が高くなり、やりこみが必要になる。
• 本編以外にもタイムアタックのステージが40ステージある。
• クリア後に「つるりんつるりん」モードがプレイ可能になる。「つるりんつるりん」モードのステージ自体は本編のステージとほぼ同一だけど、しかし自機が本編のものと全く違う操作性になっており、ゲーム性もガラリと変わっている。

　定価が3980円になっていることを考えれば、ボリューム不足とはあまり言えない。