魂斗羅・ザ・ハードコア(コントラ・ザ・ハードコア)

内容

 魂斗羅シリーズの横スクロールアクション。メガドラオリジナル。隠れた名作。

感想

「魂斗羅スピリッツ」と比べても格段に遊びやすくなっていてる。

  • 移動しながら攻撃できるようになった。これが一番大きい。格段に遊びやすくなった。
  • スライディングができる。敵の攻撃をダイナミックに避けることができる。
  • ライフ制になった。敵の攻撃に当たった時に、今まで使ってた武器が無くなることもなくなった。

ハデなアクションを気持ち良く、お手軽に楽しむことができるようになった。
 

ボリューム面も十分。ゲーム中の特定の場所で出る選択肢を選ぶことによってその後のステージが分岐する(エンディングは全部で5種類)。ステージの数は全部で13ステージだけど、どのステージもちゃんと作りこんであって手抜きがされていない。
「ハードコア」はアクションゲームだけどストーリーがあり、ゲーム中、プレイヤーが操作するキャラや敵キャラがセリフを言う。普通ならば「アクションゲームにストーリーなんざいらねぇ」と言いたくなるところだけど、「ハードコア」はセリフがコンパクトかつスピーディーでアクションゲームとしてのテンポを崩していない。むしろゲームを盛り上げ、ステージが分岐するシステムを面白くしてくれる。
難易度は簡単すぎず、放り出すような凶悪なものでもなく。GAMEOVERになっても、何回かやればクリアできる難易度。難易度設定が無いけど、そんなもんが無くてもノープロブレム。
2面の疑似3Dのボスステージなどボス戦がアイディア満載で楽しい。デットアイジョーを初めとして敵キャラーも変なヤツラばかり
メガドラの性能の限界を突っ走っている。巨大な敵キャラがなめらかに動く(しかも処理落ちしない)。
プレイヤーが操作できるキャラの数が4人いる。キャラごとの攻撃の仕方、使い方も違いがはっきりしている。
ちょっとバカゲー風味で遊び心のある演出が多い。
サルと結婚する隠しエンディングがあったり、兵士が組み体操して巨大ボスになったり、何の脈絡もなくいきなり恐竜の背中に乗るステージがあったり、操作キャラの4人のうち2人は普通の男と女だけど他の2人は狼人間と小型メカだったり。
尚、エンディングのスタッフロールには制作チーム名が「機知GUY」と記されている。

個人的な話ですが、僕は「ハードコア」を秋葉原で1000円で買いました(定価は9000円)。僕は魂斗羅シリーズにあまり縁がなく、スーファミの「魂斗羅スピリッツ」をちょっと遊んだことがある程度で、発売前も発売後も気にもとめなかったけど、当時メガドラの衰退期というご時勢でメガドラのソフトが叩き売りされ、「ハードコア」も1000円だったので、思わず買っちゃいました。予想外の面白さでメチャラッキーです。


管理者:中霧里五
連絡はこちらにお願いします。
リンク切れ、誤字、脱字など至らない点がありましたら、お知らせいただけると助かります。
このサイトはリンクフリーです。 http://gamehyoron.com/