ネオリュード(Neorude)

 画面の気になる場所をカーソルでクリックすることによってキャラクターを誘導し、ダンジョンを探索していくRPG。
 主人公は戦士のティル、魔導師のアリア、盗賊のティルの3人。世界中を旅する類のものではなく、ある一つの遺跡を冒険していくといった感じで、壮大な英雄物語というよりも駆け出し冒険者達の冒険物語という趣。
 RPGではあるけどアドベンチャーの要素も強い。ゲーム中、巨大な岩が転がり落ちてくるという冒険映画でよくありそうなイベントもあった。トラップや謎解きを解きながら進んでいくことが中心で、経験値もそれらをクリアすることで入手する。クリア方法が複数の場合もあり、上手な方法でクリアした方がもらえる経験値は高い。

ネオリュード2(Neorude2)

 システムは「1」と同様。主人公達も「1」と同じ。
 「1」が一つの遺跡を舞台としたものであったのに対し、「2」では街をベースキャンプとしてその周辺のさまざまな場所を冒険する。ダンジョンもカラクリ屋敷や鉱山など個性豊か。10時間以内に終わるのは相変わらずだが、「1」よりはボリュームも増えた。

ネオリュード(Neorude) 刻まれた紋章

 システムはこれまでと同様。パーティーを分けて行動する要素が加わっている。
 タイトルに「3」の文字はなく、主人公も「1」「2」とは異なるが、実質的な続編。今作の主人公は「1」のライバルキャラのリムファイア、「2」のヒロイン&キーパーソンのシィル、新キャラのユグドラシルの3人。ユグドラシルとシィルが今作のストーリー上のキーパーソンであり、「2」のストーリーも少し絡んでくる。
 今作は1999年に発売されたが、僕は2014年にPS3のゲームアーカイブスで今作をプレイ。PS3最盛期(PS4移行期)なのでグラフィックは厳しいが、ゲームとしては面倒くさい要素も無く、テンポよく楽しめた。最終ダンジョンやラスボス戦のBGMもいい。
 今作がテクノソフトの最後のゲームだが、決して「晩節を汚した」ものではなく「有終の美を飾る」もの。これだけのゲームを作れるのに、何でこれが最終作になってしまったのか疑問に感じるレベル。


管理者:中霧里五
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