立体忍者活劇 天誅

 

 忍者を操作していくアクションゲーム。

 忍者のゲームらしく、敵に見つからないよう目的の場所に潜入する、密かに敵の背後から近づいて殺す、といった要素が大きな特徴となっているのだけど・・・しかし僕はこれをプレイした時が悪かった・・・。よりによって「メタルギア・ソリッド」をプレイした直後にこれをやってしまったため、どうしても「潜入」とか「隠密」とかいう要素がかすんでしまった。そういったものは「メタルギア・ソリッド」の上手く作られていたからねぇ。

 

ザコ戦・潜入

 忍者らしく刀や短剣で敵を斬る感覚は良かった。普通にザコを斬り付けた場合、何発かHITさせる必要があるけど、でも背後から殺った場合は一発ですむのはやはり爽快感があった。それに一撃で殺る場合のキャラパターンが複数あるのも気分的にいい。

 ただ問題なのはそれまでの過程。「敵に見つからないよう殺す」というより「見張りが別の方向に向くまでとにかく待つ」ゲームという感じがした。見張りを背後から殺すにはもちろんプレイヤーが進入する側と反対の方向を向いたのを見計らって近づくのだけど、敵キャラがどっちの方向に向くってのはパターンとかが全くなく完全なランダムのため、プレイ中「いーかげんあっち向かんかい!」「一体いつまで待たせるんだ!!」と何度も感じた。まぁ、そりゃキャラの動きがパターン通りじゃない方がリアルだけど、これはゲームなんだからさぁ。

 見張りが向く方向がランダム、という点を除けば、屋根や塀を歩いて移動することができたり、ステージ中にいろいろな演出があったり、大ジャンプや壁はりつき、ぶらさがり、などの特殊な動作ができたりと、結構面白いところが多かっただけにもったいないような気がした。

 

ボス戦

 個人的にはザコ戦よりもボス戦の方が楽しかった。刀(短剣)がカーンカーン鳴る戦いの方が個人的には燃えたし、敵の攻撃を防御しながら敵のスキをついて攻撃したり、接近して連続的に攻撃をHITさせたりするのが面白かった。

 特にインパクトのでかかったボスが鬼陰。忍者同士の戦いという感じがして面白かった。コイツとはゲーム中、3回戦うことになるんだけど、特に2回目の戦いは舞台が天守閣で雰囲気的にも良かった。


管理者:中霧里五
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