ワイルドアームズ

 「大戦」によって荒廃してしまった世界を舞台とする正統派RPG

 序盤は少しお使いゲーム的な感じがしたけど、ゲームを進めていくにつれそのような部分は薄くなり、シナリオの方のテンションも高くなっていった。ダンジョンが1つ1つ個性的で、パズル的なトラップや謎解きが豊富に用意されているので作業的な探索にならなかった。まぁ難易度は結構高かったけど。

 シナリオも本当にしっかりしているけど、登場人物の方もしっかりしている。パーティーキャラクタ達1人1人にシナリオ上で果たすべき役割とか、バックグラウンドとかがしっかりしていた。戦闘シーンにおいても、それぞれに能力やスキルがはっきり異なっている。

 敵キャラの方も個性豊か。こちらの方もキャラごとに性格とか考え方が見事に異なっている。大ボスがマザーでその下に4人の幹部「終末の4騎士」、高い個人的戦闘力を持つ「イレギュラーメンバー」が従うという形で、組織的な体系がはっきりとしているけど、それがキャラごとの個性を一層高めている。

 それぞれのキャラの個性を強調するようなイベントが続出する。例えば、ガーシアン神殿ではパーティーキャラクタそれぞれのトラウマ・過去みたいなものが幻影として現れたり、ゲートジェネレイターでは熱血バカ&ギャグキャラのゼットが次々にトラップを仕掛けてはドジな姿を見せたり。

 また、終盤出現する隠しダンジョンや隠しボスも面白かった。ネタバレになってしまうので詳しくは書けないけど、ゲームをプレイした人なら分かるはず。


管理者:中霧里五
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