マーク・オブ・クリィ

内容

 戦士のラウを操作して敵を倒しながらステージをクリアする3Dアクション。アメリカで開発されたゲームらしい。
 爽快感よりも緊張感の方が重視された作り。特にパズル的なものは無いけど「考える」ことが必要になるタイプ。
 世界はポリネシア風。主人公のラウはスマートな剣士ではなく、ガタイが大きい、少し太めの豪傑タイプ。
 パッケージに「15歳以上対象」「このゲームには暴力シーンやグロテスクな〜」のマークがあるように、表現がなかなかバイオレンス。血しぶきは舞うし、倒した敵の死体は残るし、「壁に力まかせにぶつける」「地面に倒れた敵に止めをさす」など見た目ヤバいのが多い。
 ステージの数は6。ただし後半のステージはボリュームがでかく、クリアにかかる時間も長い。

感想 (○×型)

敵を倒す手段が豊富。剣や斧で直接的に敵を倒すだけではなく、弓や素手の攻撃もある。多種多様な攻撃方法を使い分けないとクリアが難しい作りになっている。
「メタルギア」のように敵に見つかると敵がこちらに向かってくる(場合によっては仲間を呼ばれる)システムになっている。素手の状態で、敵に気付かれないように背後や壁際から近寄ってボタンを押すと、素手で一撃で葬るステルス攻撃になる。まるでアサシン。
「鳥のクゾーを操作する」要素がある。ステージ中の光ってる場所(止まり木)に向けて△ボタンを押すと、クゾーがそこに飛び、そこからクゾーの視点で偵察できる、というシステム。先のエリアをクゾーの視点で偵察し、どういう手段で攻略するか考えながら進める作りになっている。
敵を殲滅するのにいろいろ工夫が必要となる場面が多い。近くにいる猪を弓で撃って敵の注意を引きつけ、背後から近寄ってステルス攻撃をしたり、鐘を弓で撃って敵を鐘に引き寄せたところをステルス攻撃したり、巡回する敵に見つからないように注意しつつ死角から敵を1人ずつステルス攻撃で葬ったり。
正面突破を強いられる場所も多い。こちらが攻撃しても防御されることもあり、敵をバッタバッタと薙ぎ倒していくイメージはあまりない。しかしロックオンが少々特殊だったり、ボタンの押し方によって連続攻撃が出すことができたり、雰囲気的に殺陣に近いものを感じられる。キャラクターの動きも細かく、視点の変わり方も概ね自然。
R1ボタンで弓矢以外の敵の攻撃を全方位防御可能。後ろや横からの攻撃も防御できる。
ボタン全てどころか右スティック左スティック両方を使用する操作性になっており、しかも弓による攻撃とか、素手によるステルス攻撃などの操作もあり、操作は複雑としか言いようがない。しかし各ステージが始まる前にそのステージで必要となる操作についてのチュートリアルのようなものがあり、操作自体も段階的に習得する作りになっているので、「突き放した」ゲームでは決してない。
回数制限があるものの、ステージのほとんどの場所でSAVE可能。
クリアしたステージは、クリア後もセレクトして遊ぶことが可能。既に見たムービーも後で自由に見ることが可能。
条件を満たすと、一定の広さのエリアで敵を倒していくアリーナモードが遊べる。このアリーナモードで条件を満たすと、「コンセプトアート(イラスト集のようなもの)を見ることができる」「ラウの衣装を変更できる」などの要素が増える。
(暴力シーンも多いけど)ラウや敵の動きのバリエーションは豊富。アニメーションパターンも細かい。
簡単ではないけど、根気よくやればクリアできる難易度。難易度NORMALならエンディングまで到達できる。

× 必要メモリカード容量が大きい(700KB)。

 


管理者:中霧里五
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