鬼武者

プレステ2でミリオンを達成した初めてのゲーム。日本の戦国時代を舞台にした伝奇アクションで、操作系統は「バイオハザード」に似ているものの、アクション色が強く、斬り合いの時のスリル、爽快感が非常に特徴的。キャラアニメーション、グラフィックも特徴的。金城武をモーションキャプチャーしたことで話題を呼んだ。

斬る時の効果音やキャラアニメーションがカッコよく、連続的にダメージを与えることが簡単なので、斬り合いの爽快感が非常に高い。
敵の攻撃はL1ボタンで防御できるけど、猛スピードで突撃してくる敵とか、防御不能攻撃を出す敵とかもいるので気が抜けない。複数の敵を相手にしなければいけない時もあり、1人の敵を速攻で(でもダメージを受けないよう)倒す必要があったりするのも面白かった。ステップで前、後ろ、横にダッシュできるので、パワータイプの敵の攻撃をステップでかっこよく避けたり、無防備な体勢の敵を一気に攻撃したりできてスリル&爽快感があって良かった。
△ボタンで鬼力(MPのようなもの)を消費して戦術殻(必殺技のようなもの)を出せるんだけど、威力も高く、アニメーションも派手でいい。
「バイオハザード」の操作系統と似たような感じだけど、複雑なボタン操作はほとんどなくアクションゲームとして比較的操作しやすいと思う。タイミングを誤って敵の攻撃を受けてしまった、ということはあっても、操作性の問題で敵からダメージを受ける、ということはほとんどなかったと思う。
金城武をモーションキャプチャーした主人公・明智佐馬介はもちろんのこと、敵にしても素早い敵、大きい武器を振り下ろしたり振り回したりする敵の動きとかキャラアニメーションが独特で良かった。
ボスとのバトルが雑魚戦とは違う意味で面白かった。ボスの攻撃パターンやキャラアニメーションも凝ってるし、キャラグラフィックも特徴的だった。
アクションゲームではあるものの、パズル的な要素が多い。回転パズルや暗号、将棋パズル、絵合わせ。個人的には、そういうものより戦闘をどんどんしたい、テンポよくゲームを進めたい、という気もしたけど。
「バイオハザード」シリーズと同じく、クリアした後のおまけらしきものがサービスされている。ゲーム中に出てくる蛍石というアイテムを一定数集めると、衣装を変えてプレイでき、全部集めると鬼魂というミニゲームができ、鬼魂をクリアすると初めから最強装備を手に入れている「最強」モードでプレイできる。
オープニングデモの「桶狭間の合戦」のデモシーンがカッコよかった。雑兵があまりかっこよくない動きで戦っている姿とか、佐馬介が複数の敵を華麗な動きで相手にしている姿とか、スペクタル映画のようなワンシーンとか。
城を舞台にした展開とか、天守閣でのボス戦とか、柵が降りてきたり水牢に閉じこめられたりといったトラップを連続的にクリアしていくシーンとか、時代劇的な雰囲気がカッコよかった。また、時には西洋伝奇的なものが出てくるのも面白かった。音楽も「鬼武者」の雰囲気にあっている。
序盤で一定回数ゲームオーバーになると難易度の低い「易しい」モードが出現する。また、セレクトボタンで「ゲームをやめる」を選んですぐにタイトル画面にリセットすることができるのも場合によっては(人によっては)便利。
音声を英語に変えられる。あまりにも英語があわない雰囲気なので、逆に英語にしてみるのも面白い(かも)。条件次第でできる衣装変えも佐馬介がパンダのぬいぐるみに着替えたものとか(L2ボタンで頭部は脱ぐことが可能)、かえでがチャイナ衣装にコウモリのような羽をはやしたものとかバカっぽくて面白かった。
   
× 主人公・佐馬介の声が感情がこもってないというか、棒読みっぽい感じというか。ここはもっと叫ぶべきだろう、と思われる場面でかなり不自然。かえでや雪姫や敵キャラの方がずっと上手いような気が・・・。「許せねぇ」、「やめろ!」とかかなりかっこ悪かった。
× 短時間でクリア可能。ただし、これはアクションゲームなのだからテンポの良さを考えれば当然だと思う。ゲームクリア後に「2」の予告編が出てくるけど、「1」である程度の話は完結してるし、「2」は主人公も違う別の話。しかし、ゲーム中のムービーをとばせないのはどうにかして欲しかった。2回目以降のプレイにはデモを飛ばせるようにしても良かったと思う。オープニングやエンディング、ゲーム中で出てくる一部のムービー(通常グラフィックより質が高いムービー)とかは飛ばせるのに、なぜ通常グラフィックのデモは飛ばせないんだ?。
× ボス戦とかでボスの体力表示があっても良かったと思う。その方がプレイしやすい、というのもあるけど、あった方が爽快感が増したと思うから。

管理者:中霧里五
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