シャドウオブメモリーズ

 時間移動をテーマにしたアドベンチャー。主人公のアイクは「今日必ず死ぬ」という強烈な運命の持ち主。謎の人物ホムンクルスから時間を移動する力を借り、自分の死を回避するために、過去に戻って自分の死の原因を取り除く。

 例えば、木の陰から狙われて死んだ場合、過去に行って、その木を植えようとしている人に木の代わりに花を植えさせると死を回避できる。死を回避しても、アイクはまたすぐに死ぬので、今度はその死を原因を取り除くために又時間移動して・・・の繰り返しでゲームは進んでいく。謎解きは基本的に適度なレベル

 個人的に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようなタイムトラベル物は好きだし、過去にもスクウェアがSFCで出した「クロノトリガー」にもハマった経験がある。そういう理由もあって「シャドーオブメモリーズ」を買った。

 

伏線の豊富なシナリオ

 正直言って初めはおつかいゲーム的な感じがしたけど、少しゲームを進めるとそういう感じは薄れた。伏線が豊富に散りばめられていて、序盤で何気なく過ぎ去ったイベントが、後になって「あれはこういうことだったのか!」みたいに分かっていく展開がいい。終盤になって色々な謎が少しずつ明かされていく展開もいいし、エンディングでどんでん返しが用意されている点もナイス(見たエンディングによってはあまり意外性のないエンディングもあるけど)。

 また、このゲームはエンディングが5つあるのだけど、違うエンディングを見た時に、また新しい真実が判明する展開になるのも良かった。なお、一度見たシーンはボタン1つでスキップできるので、まだ見てないエンディングを見たりする時なんかにスムーズに再プレイできる。

 

時代、歴史

 いろいろな時代を移動するもののゲームの舞台となるのはレーベンスハウムという1つの街に限定しているため、どこに行くか迷うことはあまりなかった。各時代での街の違いや、登場人物の先祖や子孫とかを見比べてみたりするのも面白かった。


管理者:中霧里五
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