あの「ドラゴンクエスト」「スターオーシャン」「お見合いコマンドー」「せがれいじり」のエニックス発売のバカゲー。グラフィック、ゲームシステム、雰囲気、キャラクター効果音その他諸々オバカであり、下品な腸内世界やら「石焼きイモ〜」の効果音がバックに流れる宇宙やらを巡り、クリアするまでに不条理なムービー、呆然とするムービー、ウンチを数多く見ることになる。
基本的なゲームの流れは以下のサイクルの繰り返し
マップ上でおきものの近くでボタンを押す。
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おきものにちなんだコトバを組み合わせてサクブンを作る。例えば「スポコン」というアイコンの場合、「1000ぼん」「100メートル」「1びょう」の中のどれかと「ノック」「ダッシュ」のどちらかを選び文を作る。
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サクブンに合わせた不条理なムービーが流れる。ちなみに「1000ぼんノック」のサクブンだと「トイレの扉を1000回ノックする」ムービーが流れる。
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ムービーに合わせて変珍くんがダンスしながら変珍（変身）する。
「オバカパワーでとにかく突き進むゲーム」というより「とにかくクリアするまで飽きずにプレイできるよう数々の工夫を詰め込んだゲーム」という気がした。サクブンを作って不条理&呆然ムービーを見るだけなら、ある程度遊ぶと飽きるかもしれないけど、ムービーが流れた後に変珍君が変珍するシーンがあることで「単調」な展開になりにくい。パッケージの裏のメッセージ「変珍できるパターンは結構あるよ！」に嘘偽りなく、変珍の時のパーツのパターンは髪型61パターン、顔と耳31パターン、目と眉32パターン、鼻31パターン、口31パターン、上半身パターン48パターン、下半身42パターン、しっぽ25パターン、という感じで「お見合いコマンドー」のキャラメイク並に無駄に凝っている。それぞれのパーツは単に量があるだけでなく個性もそれぞれに変な感じにあるので、後半になると人間の形をしたものを作るのではなく、エイリアン、モンスターを製造しているようなシロモノになってました。
その他、変珍したパーツを図鑑に登録されたり、その図鑑にはひとつひとつのパーツにちょっとした解説がついてたり、そこそこ遊べる数種類のミニゲームがあったり。ゲームバランスも前半は何も考えずにプレイしてもクリアできるレベルだったのが、後半はある程度考えないとクリアが難しいけどヒントが出るのでクリアできるレベルになっていたり。