THE推理〜新たなる20の事件簿〜

内容

シンプル2000シリーズの推理ゲーム。プレイステーションで発売された「THE推理 IT探偵：18の事件簿」の続編。タイトルに「20の事件簿」とある通り全20話から構成されている。1話は早ければ10分ほどでクリア可能。

感想　（○×型）

○	1話1話は短く、聞き込みのような要素がなく、写真と状況の説明から推理するだけなので、早ければ10分ほどでクリア可能。サクサク進められる。
○	答えが分からなくても、全パターン選択することで何とかクリア可能（多少は面倒だけど）。推理を間違えるとGAMEOVERというようなことは無い。
○	定価2000円。
○	全話クリア後、各話の短い後日談が見れるモードが出現する。
○	中田中外務大臣とかいう、実在のあの元外務大臣をパロったキャラが出てくる。このキャラの専属のプロフェッショナルスタッフとして十傑衆とかいうのが出てくるのがバカっぽくて面白かった。

×	聞き込みのような要素がなく、サクサク進められる。しかし事件にかんする描写が全くないので、伏線なんかは全くないし、ストーリー性も薄い。

×	写真と状況説明だけから判断するので、推理の論理展開が強引だったり、飛躍してたり、破綻気味だったりすることも多い。

×	推理の展開の際、時々ワケわからん専門知識が出てくる。銃を0距離で撃った時の弾痕の知識（第4話）、貝化石の知識（第6話）、料理の知識（第13話）、陰陽五行説の知識（第14話）など。別にこれらの知識を知らなくてもクリアはできるけど、でも話自体はあまり楽しめない。

×	かなり弱い状況証拠だけで犯人を安易に決めているような気がする。

×	ストーリー的にも前作からの続きモノらしい。僕は前作をやってないけど、中盤あたりまではほとんど困らなかった。しかし終盤あたりの展開は前作をやっていないせいかワケわからんところが多く、置いてけぼりになってしまったような気がする。

×	最後の終わり方がいかにも続編狙いで、「尻毛れトンボ」「打ち切り」のような結末だった。

×	全話クリア後、好きな話からもう1度クリアできるようにしても良かったと思う。