炎の宅配便
内容
街の中を、車、徒歩で駆け抜け、怪人の妨害車、妨害配達員を吹き飛ばしながら、指定された箇所に順番に荷物を届ける。
主人公のジローは悪の宅配結社ジャクニク通運によって開発された改造人間。自称「愛、笑顔、全速力!炎の配達マン、ジロー」。ジャクニク通運を脱し、ドン亀宅配に雇われ、ジャクニク通運の妨害をはねのけ、日夜荷物をお客様に配達する。
キャラクターデザイン、シナリオ監修に漫画家の島本和彦。
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- キャラクターデザイン、シナリオ監修に島本和彦。主人公のボイスが熱かったり(声優はGガンダムのドモン役、ナデシコのダイゴウジ・ガイ役の関智一)、イベントシーンにドアップで叫ぶ暑苦しい絵が多用されたり、敵を攻撃したり敵から攻撃されると画面にそれっぽいフォントで擬音が表示されたり、ゲームとしてもその方向性に真っ直ぐに進んでいる。
- 街のあちこちに「言霊」というものがあり、「言霊」に触れるとおやっさんがドアップで登場して意味がありそうで意味が無い熱い台詞を叫ぶ。「人生にセーブは無い!」「から元気も元気のうちだ!」「男の値打ちは、納期に遅れた後の行動で決まる!」「逃げる訳ではない!それが進むべき道なのだ!」。公式サイトに「言霊」紹介ページがあります。
- 敵の怪人が個性的。個人的にはサラリーマン哀愁が漂う怪人くも男がお気に入り。「今日こそアナタを倒して、昇進して、栄光の係長になるのです!!」「係長になって、念願のマイホームを購入するためには、この程度のこと!」「そろそろ金利が上がってきました!何としても、いまのうちにマイホームを買うのです!」。
- パロディ的なギャグセリフも多い。「われわれヒラ怪人には、真相を語るなどというおいしい役回りは許可されていない!」「再生怪人は、たいてい弱いんだよ!」。
- 「おまけ」モードでゲーム中に一度見た(聴いた)言霊、BGM、絵、イベントシーンを再度見る(聴く)ことができる。
- 意外に親切。
・一番初めにチュートリアルがあり、操作について説明される。
・ステージ開始前に難易度を3段階から選択できる。
・周辺MAPが画面に表示される他、STARTを押せば全域MAPが表示される。
・行き先は矢印で表示される他、各MAPにも表示される。
・クリアした後、ポイントや獲得パーツを引き継いで2周目を始められる。
・1つの記録に6箇所保存セーブ可能で、必要サイズも小さめ(73キロバイト)。
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- 本編の宅配自体は正直単調。似たようなことの繰り返しに近い。わいて出てくる妨害車、妨害配達人をぶっ飛ばしつつ、指定箇所を時間内に順番に廻っていくだけで、バリエーションも乏しい。
- ボリュームが少しでかい(1ステージクリアするのに10〜30分かかり、全部で29ステージ)。…ゲームの内容が内容なので、ゲーム本編自体が単調で飽きやすくてもそれほど文句は無いが、しかしそれでいてボリュームがでかいのは正直苦痛。2周目で新たに手に入る車もあるけど、そこまで遊びませんでした。
- グラフィックは正直貧弱。イベントシーンは絵が移動しているだけ(口パクすら無い)。街に出てくるのは敵の妨害車、敵の妨害配達人だけ(一般人、一般車が無い)。クレイジタクシーと比べて悲しくなるほどショボい。…ゲームの内容が内容なので、グラフィックに期待して買う人もいないとは思うけど。
管理者:中霧里五
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