ブランディッシュ ダークレヴナント (Brandish The Dark Revenant)
内容
アクションRPG。1991年にパソコン用として発売されたゲームのリメイク。
MAPがマス目で区切られていて、主人公も敵も1マス単位で移動する。発売されたのは「ブランディッシュ」の方が先だが、「トルネコの大冒険」「風来のシレン」をリアルタイムに動くアクションRPGにしたようなもの。
主人公のアレスは地底深く広がる古代都市遺跡に落ちてしまう。地上を目指して約40階層の迷宮を探索していく。
感
パソコン版のブランディッシュを遊んだ身なので思い出補正が効いている部分もあるが、一旦ハマり始めると中毒になってしまった。トラップをクリアしてMAPを埋めていくのが楽しい。
PSP版では、本編をクリアすると「ブランディッシュ」のヒロイン?のドーラが主人公のモードがプレイ可能になる。パソコン版には無かった要素だが、おまけレベルではない。
○
- シナリオ性は皆無だが、「世界樹の迷宮」のようにストイックにMAPを埋めていくのが楽しい。
「この階層をクリアするまで遊ぶ」→「次の階層もちょっと遊んでみる」→「この階層をクリアする」のループになってしまった。
- 1階層のサイズが32×32で固定されていて、1階層をクリアするのにかかる時間が丁度いい。
- 1階層ごとにトラップや敵の配置が工夫されている。
- PSP版では階層ごとに踏破率がパーセンテージで表示され、踏破率100%でアイテムをGETできるようになった。
- 戦闘のバランスがいい。
- 攻撃ボタンを押さなければ正面からの攻撃は自動でガードしてくれるが、側面や背面からはダメージを喰らうので、同時に複数の敵を相手にしないように気を配らなくてはいけない。ドアや袋小路を利用したり、囲まれそうになったらジャンプで敵の上を飛び越えて逃げたり。
- MPが時間経過で回復するので、適度に魔法を使うことで楽にゲームを進められる。攻撃力の高い敵を遠距離から攻撃したり、ガードしてくる敵をフリーズで凍らせてから攻撃したり。
- ボス敵から受けるダメージは大きいが、ボス戦に突入してもフロアから出ることが可能(ラスボスは除く)。安全地帯で回復してから再度ボスに挑戦できる。しかもそれまでボスに与えたダメージはちゃんと蓄積されている。
- 本編クリア後にプレイ可能になるドーラモードが面白い。
- 約10階層の新規の迷宮をクリアしていく。本編のクリア時間が約40時間で、ドーラモードのクリア時間が約10時間。
- 本編クリアできる腕前を前提とした難易度になっていて、1階層ごとの密度は本編よりも高い。
- 各階層のワープポイントから1Fのショップ付近のワープポイントに移動できる構成になっているので、アイテムの管理は本編よりも便利。
- 落とし穴の中などを除いて、どこでもセーブできる。
- セーブ前に敵に与えたダメージも保存されている。
- 即死クラスのトラップを喰らう直前でもセーブできてしまうが、ゲームオーバー時にエリア進入時からやり直すことを選択できる。
- 音楽は昔のブランディッシュのBGMをアレンジしたものが使用されている。
- CONFIGの設定で音楽をアレンジ版からオリジナル版に切り替えることもできる。
- オープニング曲(昔のブランディッシュのエンディング曲)はアレンジ版の方が好み。忍者の曲はアレンジしすぎてあまり好きではない。
×
- クリアした階層を自由に行き来できる仕組みが無い。
ドーラモードでは各階層からショップ付近へワープできる仕組みがあるが、むしろ40階層以上ある本編にそういった要素を追加してほしかった。
- 続編の「ブランディッシュ2」に搭載されていた自動移動機能が無い。1995年に発売されたリニューアル版のブランディッシュ1には自動移動機能が搭載されているのに、何故10年以上後に出たこちらは無いのだろう。
管理者:中霧里五
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