「田舎」「夏休み」という懐かしい雰囲気の中で、ストーリー展開も(いい意味で)雰囲気そのままの王道的な展開だった。例えば「悪ガキ4人組」がよそ者の主人公に意地悪したり、でも結局は打ち解けて仲間になって助けてもらったりとか。テーマも「自然の尊さ」という王道的なもので「愚かな人間の手によって死んでしまった森を生き返らせるために云々」という話だし。ゲーム中、「自然の尊さ」というテーマは決して「軽い」感じではなかったのだけど、しかし「重過ぎる」という感じはしなかった。個人的には「しつこすぎない」くらいで、ちょうど良かったと思う。
NintendoPowerにはいろいろな任天堂製アドベンチャーが発売されたけど、「はじまりの森」はそれらの中で一番最後の発売されただけあって、インターフェイス、メッセージ表示部分の出来が一番いい。「はじまりの森」のお話は6日間という時間の流れがあるのだけど、クリアした日であれば、その日の最初から自由にプレイすることが可能になっている。
「鬼が島」と同じく、ゲームの途中にミニゲーム的なもの、アクション的要素のあるものが入る。特に終盤あたりはアクション場面と謎解きの繰り返し。基本的にどのゲームも難易度は適度・・・というよりクリアに失敗してもすぐリトライできるのでそれほど難しくはない。