メタルスレイダーグローリー・ディレクターズカット

  ファミコン終焉期に発売されたアドベンチャー「メタルスレイダーグローリー」のスーファミ(NintendoPower)移植版。グラフィック等のパワーアップ、一部追加の他、終盤の決戦場面でパートナーをエリナ、キャティ、燕改の3人から選択できるようになった(ファミコン版ではエリナのみ)。

 主人公・日向 忠は購入した作業用ロボットのコックピットで、「創造主を探せ・・・地球は危機に瀕している・・・」という謎のメッセージを発見する。しかもロボットは作業用に擬装された戦闘用ロボット・メタルスレイダーだった。メッセージの謎を解くために衛星軌道上にあるターミナルステーションへと向かったところ、メタルスレイダーのパイロットが今は亡き忠の父親だったことが判明する・・・、というような感じのストーリーのSFアドベンチャー。

 ロボットがしょっぱなから出てくるものの、基本的に主人公がロボットに乗り込んで戦うのは終盤のみ。それまではどちらかと言えばSFサスペンスで、メッセージの謎を解明するためにステーションに行ったり月に行ったり居住区に行ったり。ゲームの進行が上手い具合に「手がかりをつかむ→その手がかりを調査→また別の事実が出て来る→新しい手がかりをつかむ」の繰り返しになっている。

 「メタルスレイダー」はバックアップメモリにSAVEする方式ではなく、ある程度のキリのいいところまでいくとパスワードが出てきて、次回からはそのパスワードを入力すればその場所から再開できるという方式なんだけど、そのせいか話の区切り目と区切り目の長さ、テンポが比較的ちょうど良かった。パスワードも「つぎは つきだね」「めものばしょへ いくよ」という具合にストーリーに関係する言葉がパスワードになっていて分かりやすい。メガドラの「修羅の門」もゲーム中のセリフがパスワードになってたっけ。

 大体の場面はコマンド総当りでクリアできるようになっているけど、一部の場面、03区の場面のみクリアする方法が分かり難いかもしれない。03区のクリア方法、シナリオ分岐の情報など攻略情報のページに掲載しています。


管理者:中霧里五
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