ラングリッサー4」「ラングリッサー5

このゲームはサターンで「4」と「5」が発売され、その後プレステに「ラングリッサー4&5」として2つセットで移植されました。僕が実際にプレイしたのはサターン版の方です。

 

 「ユニット同士に相性がある」というシステムによって、戦い方によっては「少数で多数を撃つ、弱兵で強力な軍を撃つ」ことが可能になっている。

 ユニットをどう編成するか、キャラクターをどのように成長させていくかということがかなり自由に決められるシステムになっている。

 どちらかと言えば「とっつきにくいゲーム」だけど、しかし慣れれば「自分の考えた戦術でそのまま敵を打ち破る」ことができる。

 「1」や「2」に比べ、指揮官ユニットが雇える傭兵の数が減少した。プレイヤーが動かすことのできるユニットの数が減少したけど、その分「ユニットを動かすのが面倒くさい」という感じが薄れた

 「1」や「2」では似たような能力で、似たようなクラスチェンジパターンの指揮官ユニットがいたけど、「4」では1人1人の指揮官ユニットにちゃんと違いがあり、クラスチェンジパターンが個性的。どうクラスチェンジしていくか「1」や「2」よりも悩んだ。

 

ユニットの行動の順番

 「1」や「2」では味方のフェイズと敵のフェイズが交互に回ってくるというオーソドックスなターン制だったけど、「4」「5」では1ユニット(部隊)ずつ順番に行動していくシステムになった。

 敵ユニットを集中攻撃で一気に叩くことが難しくなった(その分、味方ユニットの方も敵からの集中攻撃を受けにくくなったけど)。

 「機を見て戦う」という戦法が重要になった。敵の近くへ行ったら、その敵の行動の順番が回らない内に全滅させると有利になる。

 

「ラングリッサー5」に関する補足

 「4」ではユニットの行動の順番が少し先までしか表示されなくて分かりにくい、指揮官ユニットと傭兵の行動の順番が別でやりにくい、という欠点があったけど「5」では改善された。また、プレステ版では「4」も「5」のシステムに準じているので大丈夫らしい。

 「デア・ラングリッサー」や「4」ではゲーム中に取る行動によってストーリーが分岐し、仲間になるキャラクターやストーリー展開が異なるということがあった。そのため、分岐の仕方によっては「今まで育ててきたキャラクターが仲間から外れる」ということもあったけど、「5」では分岐がないので育てて無駄になるキャラクターはいなくなった。

 ただし、移動システムが単純なHEXではなくなり、「移動してから攻撃できるかどうか」がいまいち分かりにくいシステムになったような気がする。 なお、プレステ版は「4」も「5」のシステムに準じているので、「4」の移動システムは「5」の分かりにくいシステムになったらしい。

 「1」や「2」や「3」はそれぞれがストーリー的に独立した物語だったけど、「5」に関してはストーリー的に「4」の完全な続編になっている。「4」に登場したランディウス、ウィラー、セレナ、エミリー、ランフォード、マクレーンなどは「5」でも登場する。ただし「4」のメインキャラの中でもなぜかアンジェリナやシルファニールは出番も少なく(ボイスもない)、リッキーやレイチェルに至ってはセリフすらない。

 

キャラクター

 「ラングリッサー」は「1」や「2」をやった時はどちらかと言えば「硬派」なゲームだと思ってた。ゲームシステムも結構複雑だし、難易度も高目だったし。

 でも「4」になると良くも悪くもキャラクター性の強い部分が目立つ。ゲームを始める時に主人公の能力を決める「キャラクターメイキング」をやるのだけど、その際に主人公の義理の妹のレイチェルが出てきて「お兄ちゃん〜」と甘えた感じで言うのには力が抜けた・・・。その他、何人かヒロインがいて〜、ゲーム中の行動によってヒロインの好感度が変わって〜、最終決戦前には告白することができて〜という感じで、「ラングリッサー」はいつの間にこんな感じに変わったの・・・って思った。

 全体的にキャラクターは派手目になったような気がする。ウィラー提督なんてまんま「銀河英○伝説」のヤン・○ェンリー。


管理者:中霧里五
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