リンダキューブ完全版

このゲームはPCエンジンで発売され、後にプレステ、サターンに移植された。僕が実際にプレイしたのはサターン版の方です。

 

 初めは難しいRPGだと思った。8年間という時間制限があるとか、難易度設定があるとかとっつきにくいゲームかと思った。ゲームシステムはけっこう複雑。しかしゲームをスムーズにプレイするための工夫も多い。最初は貧乏だけど、すぐにお金もたまり、できることも増える。時間制限もそれほどシビアじゃない。意外にとっつきやすいゲーム。

 戦闘シーンは地味だけど、「動物を捕獲する」要素によって戦闘シーンも単調な作業にならない。捕獲した動物も、箱舟に登録すればケンとリンダの能力が上がるし、装備品に加工することもできたりとさまざまな用途に使うことができて面白い。達成感がある

  サイコスリラー調のシナリオも特徴的。狂った&いかれた&キレてる登場人物が多く、その描写もはっきり言ってグロい。 しかしいかれた人が多い中でも、ケンの上司のベン、ケンの養母のミームなどマトモな人で味のある登場人物も存在する。

 シナリオA、Bをクリアすると少し飽き気味になるかと思えば、シナリオCがA、Bと全く違うタイプのシナリオなため、そのまま更にプレイし続けた。 シナリオA、Bはサイコスリラー調で、CはシナリオA、Bのパロディ。

 ユーザーフレンドリーな部分も多く、ゲームを進める上でのヒントが出ることも多い。敵がフィールド上に表示されるので、街から街へ移動するのも楽。フィールド画面でモンスター(動物)の強さを見ることができるのも便利。

 

登場人物紹介

ケン
主人公。しかしプレイヤーが操るキャラなせいか(感情移入を邪魔しないためか)セリフはあまりなし。性格的には普通で、見事にパートナーのリンダの尻に敷かれている。

リンダ
このゲームの真の主人公?。ケンの幼なじみであり、幼い頃からケンにはコブラツイストをかけたりと立場的にリンダの方が上だった。ベン隊長いわく「口は悪いが無口な女よりマシだろう、性格も悪いから退屈しないぞ」。

 

街の人達の名(迷)セリフ

ある学者がね、自分の1週間の食事のメニューをふと見てて自分の学説を取り下げたらしいね。その学者の学説は、「動物の野蛮さはその動物が殺して食う動物の種類の多さに比例する」だったのさ。

クリスマスの前に若い女の死体が決まって消えてた頃があったよ…。きっと犯人はサンタクロースさ!!。だってサンタの大きな袋って女ひとりくらい楽々入りそうだろ?。で、独身の若い男にプレゼント!!。だけどその男は貧乏で七面鳥のかわりに焼いて食べるのさ…。どう?。俺の考えた「聖夜物語」は。

あっちのほうが弱くなってくると残った楽しみと言えば食べ物!!。で、つい食べ過ぎて体を壊す…。そうするとますますあっちのほうが使えなくなってくる…。だからまたよけいに食べちゃうらしいのよ…。かなしいわね、デブの中年男の最期は…。

貧乏でも幸福な人はたくさんいるし富豪にもサチ薄い人は少なくない…。そりゃそうなんだけど、割合から言えばやっぱ金持ちのほうがずーっと幸せな人が多いのよね。

ピグルは私たちにとっては理想的なオトコね!。身元は確かだしお金持ちで気前もいい!。それに…はやいのよ、彼…。


管理者:中霧里五
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