このゲームはメガCDで発売され、後にサターン、プレステに移植された。僕が実際にプレイしたのはサターン版です。
僕が遊んだのがメガCDで発売されたオリジナル版ではなく、後でセガサターンで発売されたもので遊んだってせいもあるだろうけど、やはりゲームシステムにしろ、グラフィックにしろ、戦闘シーンにしろ少し古くさいような気がした。ただし、「古いゲーム=面倒臭いゲーム、難しいゲーム」という図式は当てはまらず、むしろ、このゲームほどユーザーフレンドリーなゲームは今でも珍しいかも。どこでもセーブ可能、町での回復にはお金がかからない。また、ダンジョン内で敵(モンスター)の姿が見れる(戦闘を避けてダンジョンを探索できる)のだけど、一度倒したザコ敵はダンジョンを出たりしない限りは復活しないし、ダンジョン内でセーブした時でもセーブ前に倒したザコ敵は出てこない。
「世界を救うため」というより「好きな子を救うため」に戦うという点が強調された構成、主人公が少しずつ英雄の力(装備)を手に入れていく構成、物語が終盤になるほどスケールが大きくなる構成、等ストーリーの全体的な構成はオーソドックスながらも良かったと思う。ただ、お使いゲーム的なエピソードが多かったり、細かいエピソードでインパクトが少し弱かったかもしれない。