この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

 シナリオがとてもいい。感動した。 ゲームのシナリオでここまで感動したのは久しぶり。シナリオに関しては僕がやったことのあるゲームでベスト3に入る。

 パラレルワールド、異世界(ファンタジー)、SF、ラブストーリー、サスペンス、遺跡の探索(謎解き)、など多くの要素を豊富に、そして破綻なく盛り込んでいる。たくさんのものを詰め込んだせいか、アドベンチャーにしてはプレイ時間が長い(約30時間)。

 パッケージの歌い文句に「18歳以上推奨という、より表現の自由度が高い世界の中で、プレイヤーであるあなたは他のゲームでは味わえない数々の体験をするでしょう。」とあるけど、その言葉にウソ偽りなし。もしエロチックな表現が「YU−NO」になかったとしても、年齢制限がつくだろうと思われる。ストーリーがはっきり言ってヤバい。倫理的にヤバい出来事が続出する。

  「YU−NO」に出てくる登場人物は男も女もみんな人間臭い。単に個性的とか言うだけではなく、悩みやコンプレックス、トラウマなど人間的に泥臭いものを持ったキャラクターが多い。登場時は平凡な人物に見えても、ゲームを進めていくとそのキャラクターの意外な素顔が判明することがしばしば。ストーリーにしても、エンディングに至るまでにさまざまな障害や悲劇が立ちふさがるけど、そのどれもが強烈な印象を残す


管理者:中霧里五
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