戦国BASARA2
戦国BASARA2 英雄外伝 ダブルパック

　日本の戦国時代を舞台にしたアクション。システムはほとんど前作の「戦国BASARA」と同じ。前作と同じく、歴史考証、史実その他一切無視。
　PS2で「戦国BASARA2」が発売。その後、続編？の「戦国BASARA2 英雄外伝（HEROES)」が発売。
　PS2の「戦国BASARA2 英雄外伝」と同時発売で、Wiiで「戦国BASARA2」「戦国BASARA2 英雄外伝」をセットにした「戦国BASARA2 英雄外伝 ダブルパック」が発売。DISC2枚組で「戦国BASARA2」「戦国BASARA2 英雄外伝」でDISCが分かれている。
　尚、僕が実際に遊んだのはPS2の「戦国BASARA2」とWiiの「戦国BASARA2 英雄外伝 ダブルパック」の2つです。

PS版とWii版の違い

• Wii版ではリモコン＆ヌンチャクコントローラー、クラッシックコントローラーのどちらでも操作可能。
  • リモコン＆ヌンチャクでも慣れれば問題無い。
    • 腕を下げた状態で遊べる点がメリット。
    • リモコンを振るといった疲れるだけの操作も無い。
    • 但し、リモコン＆ヌンチャクでは視点操作ができない。
  • クラッシックコントローラーはPS2と同じ操作で遊べる。視点操作も可能。
• 「戦国BASARA2」「戦国BASARA2 英雄外伝」のセーブデータの引継ぎが異なる。
  Wii版の方が圧倒的に有利。
  • PS2版
    • 「戦国BASARA2 英雄外伝」の開始時のみ、「戦国BASARA2」のセーブデータをコンバートすることが可能。
    • 「戦国BASARA2 英雄外伝」のセーブデータを「戦国BASARA2」用にコンバートすることは不可。
    • 引継可能なのはレベル、衣装、武器、防具、固有アイテム、称号（お金、戦歴　）は引き継がない。
  • Wii版
    • 「戦国BASARA2」と「戦国BASARA2 英雄外伝」でセーブデータを共有している。両方を行き来しても大丈夫。
    • 共有しているのはレベル、衣装、武器、防具、固有アイテム、称号、それに加えてお金、戦歴も共有。
• Wii版の方がロード時間が短い。
• オープニングムービーのテーマが異なる。
  • PS2版では「戦国BASARA2」がHIGH and MIGHTY COLORの「DIVE into YOURSELF」、「戦国BASARA2 英雄外伝」がabingdon boys schoolの「BLADE CHORD」。
  • Wii版では両方ともabingdon boys schoolの「BLADE CHORD」。

戦国BASARA2

　戦極ドライブ、ストーリーモード、大武闘会モードなどの要素が追加され、ステージ数などのボリュームが大幅に増えた。
　ゲームとしては前作よりもパワーアップしている。ぶっ飛んだ部分も相変わらず健在（個人的にはもっとはっちゃけて欲しかったけど）。
　本多忠勝は相変わらずメカ武者で、濃姫は二丁拳銃で、ザビーはバズーカをぶっ放しながら滅茶苦茶な日本語を喋り、伊達政宗は英語を喋り、上杉謙信とかすがは耽美で、明智光秀は死神で、まつは変身で、前作からのキャラは（いい意味で）変わっていない。
　新キャラの前田慶次は意外にマトモなキャラで個人的には面白味に欠ける。豊臣秀吉は、従来の秀吉像（知恵者、はげねずみ）といったイメージを無視し、猿顔ではあるものの堂々とした体躯の巨体で、向かってくる兵士を軽々吹き飛ばし、飛来する矢の大群も風圧で弾き返す化け物になっている。個人的には戦国BASARAらしいキャラで好き。

○

• 「ストーリー」モードが追加された。各キャラ別にストーリーが展開され、5〜6ステージでエンディング。
• 「大武闘会」モードが追加された。全部で100戦。成長させたキャラでないと太刀打ちできない。
• ステージ数が増えた。
  • 前作は18ステージ。「2」では48ステージ。
    MAPが同じステージを1つと数え、1対1のステージを除外しても31ステージ。
• 操作できるキャラが増えた。
  • 前作は16人。「2」は21人（隠しキャラの宮元武蔵を含める場合は22人）。
• 前作と同じく、ギャラリーモードがある。
  • ムービー鑑賞、音楽鑑賞、ボイス鑑賞、戦国豆知識。
• 前作と同じく、武器が個性的。「2」の第7武器はお楽しみ武器でユニークなものが多い。
  • 織田信長はハリセン、上杉謙信は花束、明智光秀はギター、いつきはマジカルステッキ、まつは箒。
• マトリックス避けしたり、戦国最強戦隊「五本槍」とかいうのが登場したり、何かをパロったものが多い。
• 歌詞や漫画、アニメのセリフをパロったものが多い。
  • 「盗んだ軍馬で走り出すぜェ！」
  • 「修理費だけで国が傾く」
  • 「てめぇらの血は何色だ！」
  • 「お前のものは俺のもの」
  • 「愛は死にましぇーん」
  • 「あきらめたらそこで試合終了でーす」。
• 前作と同じく、ガンダムのセリフをパロったものが多い。
  • 「これは私達の敗北なのでしょーか、い〜え、はじまりなのです」
  • 「悲しみを愛に代えて立ち上がりましょう」
  • 「へっ、圧倒的じゃないか」
  • 「やらせはしねぇ！やらせはしねぇぞ！」
  • 「この風、この匂いこそ合戦よ」
  • 「忠勝はザコとは違うんだよ、ザコとは
  • 」「忠勝は違うぞ、兵卒なんかと。装甲も。力も。」
  • 「ワシが一番上手く忠勝を使えるのだ」。
• 前作と同じく声優が無駄に豪華。
  • 新キャラの豊臣秀吉の声優は置鮎龍太郎（スラムダンクの三井役、ガンダムWのトレーズ役など）。
  • 同じ新キャラの竹中半兵衛の声優は石田彰（スレイヤーズのゼロス役、ガンダムSEEDのアスラン役など）。
• 前作ではオープニングが武田軍武将で共通だったり、織田軍武将で共通だったりしたけど、「2」では各キャラ別にオープニングムービー、エンディングムービーがある。
• 前作のメインモードだった「天下統一モード」も相変わらず健在（「ストーリー」モードが追加されたせいか、オープニング、エンディングは無くなった）。
  クリアしたステージから任意のステージを選んで遊ぶ「自由合戦」モードも健在。
  前作と同じく、各モードで各キャラのレベル、アイテムは共通。

×

• オープニング、エンディングのムービーの質がキャラによってかなりのバラつきがある。
  キャラによってエンディングムービーが短かったり、静止画のみでアニメーションしてなかったり。
  戦国BASARAの真の主役、我らが本多忠勝のエンディングが10秒で終わるのは納得いかん！。
• オープニングは、気合入れたら体が赤く包まれ地が裂け天が裂け溶岩で埋め尽くされたりとそれなりにブッ飛んでいる。しかし出てくるのが伊達政宗、真田幸村、前田慶次、竹中半兵衛、豊臣秀吉の5人のみ。どうせ出すならメカ武者本多忠勝、二丁拳銃濃姫、バズーカ神父ザビー、耽美コンビの上杉謙信、かすがの5人にして欲しかった（笑）。
• 前作と同じく、オートセーブ機能があまり便利でない。
  • ステージクリアした後、「ゲームデータをセーブしますか？」の表示が出て「いいえ」が選択されているのを「はい」に選択し直して○ボタン。
  • 「上書きしてもよろしいですか？」の表示が出て「いいえ」が選択されているのを「はい」に選択し直して○ボタン。
  • 「セーブが終了しました」の表示が出て○ボタン。
  • 毎回これをやらなくてはいけない。

戦国BASARA2 英雄外伝

　「戦国BASARA2」の続編？。

• 「戦国BASARA2」で敵キャラ専用だったキャラが使用可能になり、いくつかのステージが追加された。
• ストーリーモードは片倉小十朗、浅井長政、お市の4人が5ステージ、真田幸村、伊達政宗、長曾我部元親、風魔小太郎が3ステージ。前作のストーリーモードは収録されていない。
• 「大武闘会」モードが2人のキャラを切り替えてクリアする形式に変更。「極・武闘会」や「兵への挑戦状」といった要素が追加。
• 「天下統一」「大武闘会」「自由合戦」モードで2人協力プレイが可能。
• 対戦用モードが追加された。
• バサラくじが追加。
  • アイテムと同様に手に入り、当たりになるとお金が手に入る。
  • 大当たりの一番最高だと次回のアイテムの購入が100%割引。

○

• ストーリーモードのシナリオは前作より起承転結がとれたものになっている。
• 「戦国BASARA2」と比べてキャラの顔やムービーがアニメ調のものに変更されていたり、「戦国BASARA2」と違いをつけている。
• 「戦国BASARA2」で使用可能だったキャラも「天下統一」「大武闘会」モードなどで使用可能。KOEIの「真・三国無双」「戦国無双」シリーズの「猛将伝」のように、元からいるキャラを使用する場合にディスクの交換を求められることは無い。

×

• 「戦国BASARA2」では敵専用だったキャラが「戦国BASARA2 英雄外伝」で使用可能になったけど、ストーリーモードが用意されているのが片倉小十朗、浅井長政、お市、風魔小太郎の4人のみ。徳川家康、本願寺顕如も入れて欲しかった。
• Wii版は問題無いけど、PS2版では「戦国BASARA2」のセーブデータの引継ぎにいろいろ制限がある。
• 「戦国BASARA2」と同じく、オートセーブ機能があまり便利でない。

キャラクター登場状況