PHANTOM OF INFERNO(ファントム オブ インフェルノ)

 主人公が暗殺者のハードボイルド・アドベンチャー。選択肢によってストーリーが若干分岐し、ヒロイン別のENDに辿り着くタイプ。この手のノベルタイプのゲームらしく、一度見たCGを後で見ることができ、一度見た文章はスキップできる。また、QuickTimeでゲームに登場した銃を3Dで見ることができ、銃の説明も見られるモードもある。

 ハードボイルドもの、サスペンスものが好きな僕の期待を裏切らないゲームではあったけど、どちらかと言えば「サスペンス的なストーリー展開」よりも「キャラ同士が織りなすドラマ」の方が熱い。

 「ファントム」がニトロプラスの処女作になるのだけど、その後に出たゲームが自前のシステムで作られているのに比べて「ファントム」はMacromediaのDirectorで作られてたり、起動にCDが必要だったり、起動のたんびにAドライブを読みにいったり、ウィンドウ表示ができなかったり(フルスクリーン表示しかできない)、(僕のマシン・OS環境のせいかもしれないけど)ロード時に異常終了することがあったり。でもニトロプラスのハードボイルド系のゲーム「ファントム オブ インフェルノ」「吸血鬼ヴェドゴニア」「鬼哭街」の中で個人的にはこの「ファントム」がシナリオ、キャラクターに関しては一番良かった。

 

STORY (パッケージ裏・説明書より引用)
暗黒街で相次いで発生したマフィア幹部暗殺事件。その影で囁かれる謎の組織”インフェルノ”と、組織最強の暗殺者である”ファントム”の噂・・・。
一人旅でアメリカに訪れた主人公の少年は、ある事件で偶然にもファントムに遭遇。その正体は自分と歳が変わらない少女だった!?それまでの記憶を消され、ファントムのもとで数々の暗殺術を学ぶうちに、いつしか主人公は組織最高の暗殺者にまで成長していく。陰謀が渦巻く、凶暴で無法な世界に芽生える純愛の行方は何処へ・・・。

 

登場人物紹介(ニトロプラスのホームページより引用)
ツヴァイ・・・見知らぬ海外の地で目を覚ました少年は、記憶を失ったまま拉致され、自らが生き残る選択肢として、暗殺者“ツヴァイ”として生きていくことになる。
アイン・・・“ファントム”と呼ばれる謎の少女。その異名は、組織最高のヒットマンに与えられる称号らしい。あらゆる感情を抑制して任務を果たす優秀な暗殺者。組織の命令で、主人公を暗殺者として訓練することになる。だがその出会いは、彼女をさらに数奇な運命へと導くことに……。
キャル ディヴェンス・・・組織の暗殺者として成長した主人公が、スラム街で出会う家出少女。主人公のミスにより、組織の陰謀に巻き込まれ、命の危険にさらされる。やむを得ず、弟子にとるという名目で彼女の身柄を保護する主人公。そんな好意に、孤独な少女は、徐々に傷ついた心を開いてゆく。待ち受ける残酷な運命を、知ることもなく……。
クロウディア マッキェネン・・・犯罪組織“インフェルノ”の女性幹部。その若さにもかかわらず、組織の上層部に登りつめた辣腕家。組織に囚われた主人公に同情し色々と便宜をはかるが、一方では、手段を選ばない野心家として非情な一面を見せることもあり、謎めいた行動で主人公を幻惑する。
藤枝美緒・・・日本のミッション系学園に通う生徒。おっとりした性格のせいで、ついつい場に流されてしまうことが多いが、いざという時は、利発で芯の強い素顔を見せることもある。彼女の出生には、彼女自身も知らされていなかった秘密があり、それが彼女を、平穏な日常から暴力の世界へと引き込んでゆく。
ドライ・・・組織の凄腕ヒットマン。ナンバーワンの座をめぐり、アインと主人公に敵愾心を燃やす。
リズィ ガーランド・・・クロウディアの部下であり親友でもある、組織の女ガンマン。粗野だが実直な好人物。
サイス=マスター・・・アインを調教した洗脳教育のエキスパート。主人公の素養を見抜き、組織に引き込んだ張本人。
梧桐 大輔・・・日本の広域暴力団“梧桐組”若頭。組内部の権力抗争に勝ち抜くために、インフェルノへの加盟を目論む。
志賀 透・・・梧桐の舎弟。冷徹な策士。


管理者:中霧里五
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