ストーリーはかなり強烈。ゲームとしてニトロプラスのゲームの中でどれが一番か、ということであれば僕は「ファントム オブ インフェルノ」あたりだけど、しかしニトロプラスのゲームの中で一番印象に残ったのはどれか、ということであれば今のところ「沙耶の唄」になる。
広告に「燃えません!凍えます」というのがあったけど、それは100%真実。特に文章が「おどろおどろしい」わけではないけど、しかしストーリーはかなりヤバい。「ファントム
オブ インフェルノ」などの一連のゲームはダークな雰囲気があるものの、「絶望的状況から強い意志と力で這い上がっていく」というオーソドックスなストーリーだった。しかし「沙耶の唄」は、「禁忌」というか「触れてはいけないモノ」といったものが滲み出るストーリーだった。結末は3つあるけど、どれも納得できるものだったと思う。
定価4800円であり、「デモンベイン」の8800円に比べると安いけど、しかしボリュームも小さく、すぐ終わる。選択肢がある場所も2箇所しかなく、ゲームというよりデジタルノベルに近い。
既読スキップ、バックログなどの機能はもちろん存在。セリフはフルボイス。「デモンベイン」と違い、一度インストールすればCDを入れなくても起動する(デモンベインと違い、プレイ時間が短いので、CD無しで起動できてもあまりありがたみないけど)。