内容
「ファントム オブ インフェルノ」に続くニトロプラス2作目。選んだ選択肢によってストーリーが分岐するノベルタイプのアドベンチャー。敵と闘うバトルシーンでは素早く正しいコマンドを選択していかないとGAMEOVER。「ファントム オブ インフェルノ」と同じくストーリーの雰囲気はダーク。
ストーリー
吸血鬼・・・生者の血を糧に永遠の時を生き長らえ、古より歴史の影で暗躍してきた闇の眷属。その不死の肉体を求めて策謀をめぐらせる邪悪な信徒たちの前に、闇の仕置人、吸血鬼ハンターたちが立ちふさがる。・・・(パッケージ裏の説明より引用)
TVアニメ的展開
感想
「ファントム」と「ヴェドゴニア」どちらの方がシナリオが良かったか、ということになると、甲乙はつけがたいけれど、しかし僕的には「ファントム」の方になる。しかし「ヴェドゴニア」はTVアニメ的なテンポのいい展開で、キャラも「ファントム」以上にイッちゃってるヤツラばかり。
性格的にはマトモでも、生命の危機に陥ると醜悪な怪物に変身し、人間に戻るために敵を殺してその血をすすって毎回血なまぐさい食事を繰り返すヤツとか、巨大なスレッジハンマーを振り回したす10歳くらいの容姿の女の子とか。性格もイッちゃってる悪役だと、生き甲斐が戦闘のスリルだったり、銃を仕込んだギターが武器だったり、愛情表現も歪んでたり。
そういう世界の中、主人公はマトモな性格なので、いろいろ苦悩する羽目になったり、いろいろ闘ったり、”人間”と”人間でないもの”の間で悩んだりするのだけど、そのあたりの展開が良かった。4つENDがあるけど、僕的に一番なのはリァノーンENDかな。