パーソナルデータ10
〜ライカ・ハーフムーン ジュリア・ディアスと同じくパシフィックオーシャンから派遣されてきた兵士。階級は少尉、テン・エイティAのパイロットとしてRKGに配属になる。ライカには両親が存在しない。彼女は一切の誕生の過程を人工の設備によってまかなわれた。クローンではなく、遺伝子の配合のレベルから人工的に作成されている。同社の確立した技術で、彼女のような存在を「インデペンデント・チャイルド」と総称する。誕生した瞬間から完全に管理された生活を送ることで優れた人材を創り出すことに成功した同社は、軍事だけでなく各産業の方面において高い実績を上げている。潜在レベルでのすり込みにより自分の置かれている状況に一切の疑問を持たない。薬物による精神操作や催眠医療などの矯正手段を全く使用していないので、精神は非常に安定している。操縦技術という点では高い能力をもつも、経験不足からそれを充分には発揮できていない。今回の派遣は彼女の能力を引き出すための研修でもある。無口が災いしてか、あまりコミュニケーションが得意ではない彼女だが、デイビットの心遣いに少しずつ「仲間」という概念を意識し始めるようになる。 〜性格は大人しく、ややおっとりしている。しかし、任務の時はしっかりとした行動をとる。これは性格というよりも、訓練の成果である。かわいらしいものを好み、小物をコックピットに飾ったりするなど、女の子としての側面を持つ。 |