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パーソナルデータ11

氏名:ニコラス・ハート

性別:男

年齢:46歳

身長:174cm

体重:60kg

趣味:Vクリスタル関連の研究

性格:やや神経質

得意スポーツ:特になし

苦手なもの:戦争の現場

ニコラス・ハート

〜RNAのVR開発研究期間「オリジナルVR開発研究所」の主任研究員で、通称「博士」。RNAにおいて初めて実用化に成功した機体「フェイ・イェン・ザ・ナイト」は彼が中心となって開発したもの。その実績を買われて、同研究所に転属になる。そこでは、従来の戦闘VRではなく、プラジナー博士が開発に成功した「オリジナルVR」の開発を行っている。しかし、至高の存在を作り出したプラジナー博士の域に到達するには程遠く、研究は暗礁に乗り上げていた。

〜ある日、ニコラスが研究所に出勤した朝、研究所の入口の前に一人の女性が倒れていた。彼女は記憶を失っており、自分の名前すら思い出すことが出来ない状態だった。ニコラスは一目彼女の美しさを見た時から、彼女の虜となり、自宅に彼女を保護した。彼女の生い立ちなどを調べるも、どこの機関にもパーソナルデータが存在しなかった。ニコラスは彼女を引き取り、「ローザ」という名前を授け、恋人にした。彼女の献身的で奥ゆかしい性格と圧倒的な美貌に惹かれたということもあるが、一方で、オリジナルVRの研究に行き詰まっていた彼は、安らぎを求めていた。二人は一緒に生活をし始め、幸せな日々は続いたが、ニコラスの研究には進展は見られなかった。

〜研究に行き詰まったニコラスはしかし、彼女の前では精一杯平静を装った。そんなニコラスの態度に、彼に養ってもらっている彼女は心を痛めていた。ある日、ニコラスが忘れ物をしたのでローザがそれを届に研究所に行ったとき、研究所ではフェイ・イェン・ザ・ナイトをベースにしたVコンバータ関連の研究を行っていた。彼女が研究所に足を踏み入れた途端に、Vコンバータが異常な活性化状態を示した。その場にいる研究員には何の影響もなかったが、ローザだけが重度のバーチャロン現象になり、何日も意識が戻らなかった。Vコンバータに不安定なままシフトされた人間の精神はすぐに自壊し、発狂状態を引き起こす。ニコラスは絶望にうちひしがれた。それでも何とか彼女の精神を元の身体に戻そうと、Vコンバータの制御を行っていたところ、二週間後にVコンバータは活性化状態を解除し、安定した。それと同時に彼女の意識は戻った。意識が回復した時、彼女は全く精神に異常が見られなかった。彼女は驚異的なV適正値を有していたのである。

〜自分に才能があることを知ったローザはニコラスのために、テストパイロットに志願する。ニコラスは危険だとして反対したが、彼女は首を横に振った。何とかニコラスの役に立ちたいと、彼女も必死だったのだ。ニコラスは彼女の献身的な愛情に胸を打たれ、研究への参加を許した。彼女の参加の元、今まで行き詰まっていた研究は徐々に進展を見せ始め、その成果の実用化にあと一歩というところまで来ていた。

〜しかし、RNA上層部はDNAとの戦闘が厳しさを増すと、オリジナルVRの開発を一旦凍結し、優れた戦闘VRの開発を研究所に要請してきた。ニコラスは反対したが、研究費の予算は戦闘VR開発に向けられ、彼もローザも協力せざるを得なかった。

〜性格はやや神経質だが、温和で優しい。限定戦争にローザが参加することを快く思っていないが、研究所全体の方針には逆らえず、不満を持っている。ローザのことを心から愛し、守っている。しかし、彼女の記憶が戻り、自分の元から去ってしまうのではないか、といつも恐れている。

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