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1.RVR−アファームドシリーズ

〜RNAが初めて開発に成功した第二世代主力戦闘VRで、後の新型VRの原点となる。音速に迫るほどの機動性と厚い装甲、優れた安定性を持ち、あらゆる状況に対応する汎用性の高さは後発組のなかでも類を見ない。操作性、整備性にも優れ、故障が少なく、誰にでも、何処でも運用することができる。各部位が独立した構造になっており、機体の一部が損傷した場合、すぐにその部位を交換することで対応することができ、また、新技術を導入した電子機器も素早く外付けできる。ミッションに応じた26種類のオプション装備があり、あらゆる戦場に対応できる。搭乗者はアベル・サンバードヴァイス・ロックフォールジョナサン・キタガワ

〜一見、欠点のない万能機体だが、一切の固定武装を持たないことによる弊害もある。武装が必然的に外付けになり、また、高出力のジェネレーターとビーム兵器との相性が良くないため、実弾兵器に偏り、その結果、戦闘継続時間が極端に短い。TAIの戦いでは電撃的な侵攻によりこの欠点をカバーしていたが、集団戦による撃ち合いでは意外に機体の利点を活かせず、旧式のVRに苦戦した。機体のポテンシャルを最大限に発揮できるのは中距離以内の接近戦になる。

〜オプション装備(アルファベットは武装を制御するFCSの種類を示す)

A型:もっとも標準的な機体。装備できる種類も多く、遠距離のバズーカ、中距離のショットガン、近距離のマシンガン、アタックナイフと非常に充実。

B型:近接戦闘に特化した機体。必殺武器ビームトンファーを装備、他にマシンガン、ハンドガンを使用できる。機体の制御機能、バランサーが抜群に高性能でアファームドの機動性を最大限に引き出せる。そのかわり武器搭載能力は最低。

C型:指揮官専用機で、他のタイプとは桁違いの演算能力をもつ。武装はアファームドシリーズが扱える全てのものを装備できる。非常に高価で、通常、一部隊に一機程度。

D型:シリーズ最重武装型機体。遠距離の狙撃能力、火器管制能力は最高。しかし、元来重武装向きでないアファームドに大量の火器を乗せたため、機動性能が大幅に低下、機体が転倒しやすい。ファニーランチャー2門、ユニットガン2門装備。

S型:D型の欠点を改良し、武装を半減させることで機動性と火力の両立をはかった機体。D型を改良しただけにとどまっていた初期型と異なり、後期型は専用の調整を受けていて、性能も向上している。また、接近戦用にクリティカルエッジを装備し、死角もないバランスタイプ。同シリーズでは最も多く生産されている機種。

P型:小説オリジナル装備で、三つの異なる武装から成り立つ。完全な試作機で実用化の目途はたっていない。非常に高価で、また性能も不安定なので量産化は見送られた。

P−1:近接戦闘能力強化型機体(パニッシャー)。パイルバンカーを両肩に装備し、破壊力の高いマグナムハンドガンが標準装備。近接戦闘武器は各機体のものをそのまま使用する。

P−2:空中戦闘特化型機体(ファントム)。ウイングと2門のロングランチャーを装備する。長時間の滞空を維持するため、Vコンバーターを本体とは別に搭載している。マッハ2を越える速度で飛行し、ロングランチャーは高い貫通力を誇る。しかし、エネルギー効率が悪く、ランチャーは連射できない。

P−3:D型を上回る超武装搭載型機体(パンツァー)。右腕にガトリングガン、左肩にロングレンジキャノン、胸部に追加装甲を施し、左腕にVシールドを装備している。機体の重量増加を補うために脚部と背部にブースターを搭載し、P−2と同じくVコンバーターをもうひとつ搭載している。歩行による移動は極端に遅いが、ダッシュによる加速はS型に迫る。左腕のシールドは中程度の火力の兵器ならば、全く受け付けない。

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