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2.HBV−502−Hライデン

〜かつて最強のVRの名を欲しいままにした名機HBV−05ライデンは、あまりの高価さと生産性の悪さから、量産されることはなかった。この機体は05ライデンの基本設計をもとに、第五プラント「デッドリー・ダッドリー」がSHBVDのピエゾ・バイモルフ曹長と協力で開発した機体。TAIにて初めて試作機が戦場に投入され、圧倒的な戦闘力で高い戦果を挙げた。その戦果は一機のVRが実現できる範囲を完全に逸脱するものだった。試作機のロールアウト後、DNA、RNA両陣営から問い合わせが殺到し、晴れてこの機体は正式に量産化されることになった。厚い装甲と、強力無比の火力は健在である。

〜一撃必殺のレーザーの他、バズーカ、グランドボムと装備は火力重視で構成されている。また、新兵器フログメントクローは敵の動きを一定時間停止させることができる。強力な電磁波をVコンバーターに送り込み、電気的信号の伝達を一時的に混乱させることで、敵機を拘束する。レーザーは巡洋艦クラスの主砲を改造したもので、VRなど一瞬で灰にすることができる。

〜ライデンはエースパイロット向けの機体としてのイメージが強いが、この502型は大量生産によるコストダウンが進んでおり、かつての高級なものとして、少数しか生産されなかった05型とは異なる。しかし、引き続き旧型から乗り換えたライデン乗りは、自分なりのカスタマイズを新型でも推し進め、実際、ミミー・サルペン中尉のライデンは大幅なカスタム化が施され、一般の兵士には扱いづらいものとなっている。

〜ミミー・サルペン専用ライデンの最大の特徴は、強化されたレーダー機能と必殺武器「フラットランチャー」にある。指揮官機として戦場全体の情報を把握するため、特別に強化された最新式のレーダーを装備している。また、旧型のときにも標準装備としていたフラットランチャーを継承している。火力は上がっていないが、命中精度や連射機能が向上している。

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