ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編

内容

 ファミコンのディスクシステムで発売されたアドベンチャー「ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者」の移植。懐かしいファミコンゲームを当時のまま再体験できるファミコンミニシリーズの1つ。
 主人公は記憶をなくして倒れていた。自分が空木探偵事務所の助手であり、記憶をなくす前に明神村の財産家・綾城家の執事・善蔵から依頼を受けていた。綾城家当主の綾城キクが心不全で死亡した件についての調査依頼であり、主人公は調査を再開する。明神村に伝わる恐ろしい伝説があり、その伝説から「キクを殺した者は墓から甦ったキクが殺される」という噂が流れる。そしてその噂が現実になったかのような事件が起きる・・・。

感想

 初めの展開は地味だけど、少しずつ事件が動いていき、終盤あたりで意外な事実が判明して、そして結末で今まで謎だった部分が全てきれいに解き明かされる。
 ファミコンミニシリーズはおそらく当時遊んだ人がノスタルジーで買うパターンが多いと思う。ただし僕は「消えた後継者」をディスクシステムで発売された当時は遊んでいない(消えた後継者の続編「うしろに立つ少女」はスーファミで遊んだことはあるけど)。そういうわけで「消えた後継者」についてノスタルジーは持っていないのだけど、ストーリー展開などの面では15年以上経った今でも充分楽しめた。15年以上経った今でもアドベンチャゲームの最高傑作として「ファミコン探偵倶楽部」を挙げる人がいるのも頷ける。

 おそらくディスクシステムで発売された当時のものと同一の内容をそのまま移植している。ファミコンミニシリーズは「当時のまま手を加えないで移植して、懐かしい気持ちで遊んでもらいたい」というようなコンセプトがあるのかもしれないけど、インターフェイスなどの面が当時のままなので遊ぶ上で不便に感じることが多々あった。

 尚、「当時の懐かしさを演出」という点では多少のこだわりがあるようで、電源投入後の「GAME BOY」のロゴが消えるまでAボタンかBボタンを押しっぱなしにすると、ディスクシステムの起動画面が流れるし、その画面でBボタンを押すと、ディスクのロード画面になる。


管理者:中霧里五
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