僕はコナミのシューティングの中では「ゲーセンから移植されたシューティング」よりも「家庭用に作られたシューティング」の方に好きなゲームが多い。「アクスレイ」、「実況おしゃべりパロディウス」、そしてこの「グラディウス外伝」。
コナミのシューティングはそれまでは難易度調整で一番低いレベルにすると簡単すぎる(力押しでクリアできる)ことが多かったけど、「グラディウス外伝」は一番低いレベルにしても難易度が高く、コンティニューの回数も制限がある。簡単にクリアすることはできないけど、何回かプレイして敵の攻撃パターンなどを覚えていけばクリア可能という難易度で、家庭用に作りこまれてりいるような感じだった。
グラフィックも仕掛けも音楽も全てレベルが高い。「グラディウス」シリーズの伝統であるモアイ、ボスオンパレード、高速スクロール面が相も変わらず出てくるけど、それが全然マンネリになってない。
○ | グラフィックにしろ、音楽にしろ、敵の攻撃パターンにしろ「グラディウス」の名に恥じない完成度。 |
○ | 「グラディウス」の伝統を守りながらもゲージエディットなどの新しい要素を入れてプレイしやすくしている。 |
○ | 難易度のバランスが適当。家庭用として出たゲームなだけに家で遊ぶのにふさわしいバランスになっている。 |
○ | 選択できる4機の自機も今まで以上に違いがはっきりしている。 |
○ | 総プレイ時間が10時間以上のデータがメモリーカードにあればコンティニューも無限になる。 |
× | ゲージエディットがあるのだからセミオートのエディットも欲しかった。セミオートにするとスピード、ミサイル、オプションの順番で自動的にパワーアップしていくけど、ゲージエディットでパワーアップの順番を変えると、どのパワーアップが一番重要か(やりやすいか)というのがかなり変わってくる。 |
× | サウンドテストを入れて欲しかった。音楽がかっこいいだけに残念。 |
ゲージエディット
これまでの「グラディウス」シリーズはパワーアップアイテムを1個取るとスピードアップ、2個取るとミサイル、5個取るとオプションという具合にパワーアップした。「外伝」ではその順番(ゲージ)を自由に変えることができ、2個目でオプション、5個目でレーザーと言った具合にプレイヤーのやりやすいように変更することができる。
これまでの「グラディウス」シリーズは撃沈された後の復活が困難なことが多かったけど、「外伝」はこのようなシステムを取ることにより、やられた後の復活がやりやすくなった。