アーケードで出た「ストライダー飛竜」、そして長い時を経て出た「ストライダー飛竜2」の2つをセットで移植。
僕自身、「ストライダー飛竜」をメガドラ版でかなり遊んだ方なので「1」の方はよく知っていた。「1」と「2」では出た時代が全く違っているわけだけど、しかし「2」は「ストライダー飛竜」の面白さの要素がダイナミックに進化しているように感じた。
ストライダー飛竜2
「ストライダー飛竜」の特徴、映画的なステージ展開、個性的なステージ、仕掛け、敵キャラ、アクロバティックな操作感などはそのまま引き継いでいる。というより「パワーアップしている」。
出た時代が違うので、グラフィック的なものが全然違うのは当たり前だけど、奥行きを感じさせる背景や派手な演出、矢継ぎ早の演出など、ゲームの中身の部分も進化している感じだった。ステージ展開も1場面1場面サクサクとクリアしていく、怒涛の演出や仕掛けを次々にクリアしていく、という感じでGOOD!。
「1」に比べて、2段ジャンプ、ダッシュができるようになった。できる操作が増えたわけだけど、しかしそれがゲームの複雑化や難易度UPに結びつかず、気持ちよくアクションできる操作感になっている。2段ジャンプできることによって足場から落ちそうになる所をもう1度ジャンプしてなんとか回避したり、敵の攻撃をダッシュでなんとか回避したりと、むしろこれらの操作が加わったことで、一層プレイしやすくなった感じがする。「1」と違い、敵キャラに当たった時に即ダメージを喰らわないことも、プレイしやすい要素の1つ。
また、「1」と比べて爽快感というものが大幅に増した。効果音が派手になったことや、敵キャラを倒した時の重量感が増したことが大きい。
「1」で出てきた敵キャラや仕掛けが再登場するのも、「1」をやったことのある人間にとっては嬉しい。
ストライダー飛竜
「2」に比べると「1」はどうしても見劣りする。ただし、僕は昔メガドラ版をやったという過去があるので、ノスタルジーのせいでそれなりに楽しめた。それに僕はメガドラ版では最終面で挫折したわけだけど、プレステ版では難易度の幅が広がり、コンティニューの回数に制限がないので、僕でもクリアすることができた。
なお、グラフィックを初めとして基本的にオリジナルそのまま。ただし、音楽はアレンジされたものを流すこともできる。
クリアすると・・・
難易度の幅が広いこともあり、難易度を最低にすればすぐにクリアできる。呆気なくクリアできると感じるか、お手軽に気持ちよくゲームを楽しめると思うかは人次第。僕はメガドラ版をやってたせいで、「飛竜」=「激ムズ」ってイメージがあったから、手軽にクリアできるようになったのは嬉しいけどね。
「2」をクリアすると新しいプレイヤーキャラ「飛燕」を使ってプレイすることができるようになり、「1」をクリアするとキャラの色やライフ量が設定できるようになり、「1」をクリアした状態で「2」をやると、「2」のステージセレクトが可能になり、隠しステージができるようになる。