白中探検部

内容

 ノベルタイプのアドベンチャー。「探検部」というタイトルが付いているものの、謎解き要素は皆無。
 主人公・藤枝隆弘は20歳の大学生。奇妙な葉書が届いたことをきっかけに中学時代の故郷・白ヶ浜に行く。そこでやはり同じ事情で白ヶ浜に帰ってきた元白中探検部の仲間達と再会する。しかし何故か彼らは8年前の出来事についての記憶がすっぽりぬけていた。失われた記憶の謎を追い求めていくうちに意外な事が判明する・・・というストーリー。

感想 (○×型)

変な選択肢、不真面目な選択肢を選ばない限り、それほど苦労せずにトゥルーエンディングまで到達できる。本編の展開の他にも、選択肢次第で、ミスコンになったり、キャンプに行く展開になったりする。
R1ボタンで既読スキップができる。選んだことのある選択肢は色が変わる。2周目以降のプレイの時に便利。
△ボタンでバックログが見れる。ロードで再開した時も、それ以前のバックログがある程度前までは見れる。
エンディングなどを除き、完全フルボイス。声優さんの演技も自然。オープニングは主題歌付き。
セーブやロードの画面でプレイ時間の他、達成率が表示される。これにより、ゲーム中のどれくらいのテキストが既読になったか分かる。
トゥルーエンディング到達後、エンディング、ムービー、サウンドを鑑賞できるモードが出現する。エンディングはバットエンドのようなものも含み、到達したエンディングを確認できる。エンド直前部分を遊ぶことができる。
過去の回想などはムービーになってる。中盤あたりの展開は少しずつ昔のことが分かっていく展開であり、昔のことが分かるたびに回想のムービーが流れる。
L1ボタンを押すと自動的に文章が進められるオートモードになる。フルボイスなこともあり、画面から目を離したり、他のことをしながら、ラジオを聞くような感覚で遊ぶことができる。
立体音響DVXというものを使っているらしい。2つのスピーカーでサラウンド効果が実現できるとか。・・・まぁ僕はあまり音質にうるさい方ではないので、はっきりとした違いは分かりませんでしたが(遊んでる環境のせいかもしれませんが)。
セーブやロードの画面でセーブデータの欄に物語上の日付、その場面でのセリフが表示される。

× △ボタンでバックログを見れるのだけど、何故かそのことに関して説明書に記述が無い。
× 正直言ってシナリオに派手さが無い。少しずつ昔のことが分かっていく展開はそれなりに良かったと思うし、ジョージが悩みを打ち明ける場面やスケやんが隆弘を励ます場面など、それなりにいい場面はあるのだけど。
× 展開が少し強引なところがあるような気がした。終盤あたりになって伝奇的なお話が入ってきたけど、人智を超えたものを短絡的に信じている気がした。エンディング付近で??の登場がほとんど無いのも不自然に感じた。
× 不条理なバットエンドが多い。「」並み。

 


管理者:中霧里五
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