ひぐらしのなく頃に
ひぐらしのなく頃に解
ひぐらしのなく頃に礼

ひぐらしのなく頃に解

内容

 ノベル。時代は1983年。雛見沢という田舎の村が舞台。
 「ひぐらしのなく頃に」の続編であり、解明編。
 最新の20060813Verでは第5話〜第8話が収録され、第8話でようやく完結。
 「ひぐらしのなく頃に」第1〜4話をプレイしていることが前提。

第5話 目明し編

 「??編」の謎が解明される。主人公は園崎詩音であり、詩音の視点で雛見沢事件が展開される。
 ひぐらしのなく頃には怖いと思っていたけど、でも本当の怖さってのはまだ知らなかったということが分かりました。目明し編マジ怖!。
 前半に強烈なイベントがあって、文章だけなのにココまで怖い描写に鳥肌が立ちました。それがようやく終わってそろそろ目明し編終了と思いきや、あれあれまだ続く。おやもしかしてこれ以上続くと、もしかしてもしかしてあの展開ですか、と思いきや、正にその通りになって、更にお腹一杯な展開になりました。

第6話 罪滅し編

 「??編」の謎が解明される。目明し編まではいちおう主人公というものが存在し、本編は主人公の視点から展開されたけど、「罪滅し編」では視点がしょっちゅう変わる。主に竜宮レナ、前原圭一の視点で雛見沢事件が展開される。
 「目明し編」ほどの怖さは無い。怖さという点で「目明し編」はこれ以上無い完成の域なのかもしれない。
 しかしこれまで外伝的な「暇潰し編」を除くと、全て前のエピソードと同等かそれ以上のインパクトを受けるのがひぐらしの流儀。「罪滅し編」も受けたインパクトはでかかったです。
 罪滅し編の主人公とも言える竜宮レナ、前原圭一のキャラが一層立った。

第7話 皆殺し編

 いよいよ事件の全容のほとんどが明かされる。主に古手梨花、前原圭一の視点で展開される。
 それまでの謎、伏線が次々と解き明かされていく過程は圧巻。
 終盤はもしかしたらこーいう展開でこーいう結末かなと考えながら読み進め、実際考えた通りの展開になったものの、しかし更に斜め上の描写でした。

第8話 祭囃し編

 ひぐらしのなく頃に完結編。
 ひぐらしのなく頃には「怖い」「謎の散りばめ方が絶妙」「伏線が神懸かり」などいろいろキーワードがあるけど、しかし「キャラが立っている」という点も重要。「祭囃し編」ではその事を再認識しました。
 本編が始まる前、ひぐらしのなく頃にのボスのあのお方のエピソードが長々と展開されるのだけど、もうあざとい。こんなの読んだら感情移入するしかないじゃん。
 これまで大活躍だった前原圭一と竜宮レナはいつもより目立たないかもしれないけど、しかしこれまでイマイチ活躍できなかったキャラには1つ1つ活躍の場が用意されている。メインキャラなのにイマイチ活躍できなかったあの子も、渋い?大人のあの人も、皆殺し編で肩透かしを食らわせたあの人も、変態で素敵なあの人も。「ひぐらしのなく頃に」に無駄なキャラは本当に1人もいない。


管理者:中霧里五
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