アーケードからの移植。３Dポリゴン製のファイナルファイト系格闘アクション。
It`s CRAZY
「ダイナマイト刑事２」は「要人が大勢乗っている大型豪華客船が正体不明なテロリストに占拠された」というストーリーで、一見、映画の「ダイハード」、「スピード」のような感じがする。しかしそれは大間違い。
デッキブラシやらマグロなどわけの分からん武器が多数登場する。特に撃つと巨大なキノコ雲が発生する対艦ミサイルは特筆物で、説明書のアイテム紹介にもわざわざオススメ度に特大と書いてあるほど。
敵キャラにしても普通とはだいぶ毛色の違うヤツラばかり。敵キャラはテロリストのはずなのだけど「ダイハード」や「スピード」に出てくるようなキチっとした格好の敵は少ない。海賊ルックでとにかく筋肉とデブとスキンヘッドがいっぱい。
筋肉ムキムキ＆髭ぼうぼうのサイボーグじじいがラスボスで、その他にも弁髪、ビキニ＆ふんどしのルックで登場するデブ体型大女、亀の甲羅を背負ってるスキンヘッド、などクレイジーなヤツラばかり。しかもわざわざそいつらのイラストデータを鑑賞できるモードが用意されているという素晴らしい気配り。
とにかく武器で攻撃
セガは昔メガドラで「ベアナックル２」というファイナルナイトタイプの格闘アクションを発売していた。僕は「ダイナマイト刑事２」をやった時、初めは「ベアナックル２」をやるような感覚で「ダイナマイト刑事２」をやったのだけれども、「ベアナックル２」で通用した闘い方は「ダイナマイト刑事２」では通用しない・・・。２つは全くの別物だった。
「ベアナックル２」では敵に接近して連続的に敵を殴る、コマンドを入力して出せる必殺技を駆使する、といった闘い方でクリアーできた。しかし「ダイナマイト刑事２」ではそういう闘い方はあまり効果的ではなく、武器を拾い、武器を駆使して敵を倒していくことが効果的。接近戦ではダメージをくらいやすく、それに対して武器での攻撃はマシンガンなど遠くから一方的に攻撃できる飛び道具が多い。
それに「ダイナマイト刑事２」に登場する武器は種類も多く、しかもどれも個性的。これだけ武器に力？が入っているのだから、武器の効用が高くなるのも当然と言えば当然・・・。
ファイナルファイトタイプのゲームはどうしてもゲーム展開が単調になりがち。しかし逆に敵キャラも武器を拾うことが多いので、武器を持った敵から一方的に攻撃されることもあり、気が抜けない。
タイミングよくボタンを押さないと・・・
時々、ギリギリで爆発を逃れて脱出、突然遭遇した敵にエルボーを喰らわせる、閉まるトビラをヘッドスライディングでくぐる、といった場面が出てくる。それらの場面でタイミングよく指定されたボタンを押すとその場面はクリア、しかし失敗すると敵との戦闘に突入してしまう。こういうシーンもやはりゲーム展開が単調になりにくく、緊張感を持続させることにつながっている・・・のかな？。