テトリスコレクション
セガエイジス2500シリーズ VOL.28
内容
新作のテトリスゲーム「テトリス ニューセンチュリー」と、1980年代後半〜1990年代前半あたりにアーケードで稼動したセガの各種テトリスの移植。
感想
スーファミ時代ぐらいにテトリスを楽しんだ。当時はそれなりにハマったけど、テトリスマニア、テトリスジャンキー、というほどではない。10年経ってこのセガエイジス版テトリスを遊んで、当時のテトリスへの熱意が蘇った…ということはなく、それに僕はセガ製テトリスを遊んだことが無いので(BPSから発売されたテトリスしか遊んでない)いわゆるノスタルジーのようなものは感じない。しかし非常に手堅い作りで、値段から考えるといろいろ入っていて、文句は付けにくい。
新作となる「テトリス ニューセンチュリー」は昔のテトリスとほとんど同じで、新鮮味は無いけど、「変なルールやワケワカラン必殺技が追加されて逆につまらなくなった」ということもない。画面に派手さが欠けるものの、操作面、ルール面で地味な変更があり、昔のテトリスよりも快適にプレイできるようになった。
- 落下する地点にピースと同じ形をしたものが表示され、このまま落下するとピースがどんな感じにハマるのか一目で分かる。落下する列を一列間違えて、意図しないハメ方をしてしまった、ということが回避できる。
- ↑を押して一瞬で落下させることができる操作が追加された(↓を押すとこれまで通り落下スピードが速くなる)。
- 次のピースがどの形のものか、3つ先まで分かる(昔のテトリスは1つ先まで)。
- ピースを回転させる時、回転方向に壁がある場合でも回転できる(昔のテトリスは壁があると回転できない)。
- ホールドという操作(ルール)が追加された。L1などのボタンを押すと、落下しているピースがホールドボックスというところに入り、別のピースの落下中に再度L1などのボタンを押すと、ホールドボックスのピースと入れ替わる。例えば、テトリス棒の落下中にL1を押してホールドボックスに入れておいて、「いざテトリス棒が必要」という時に再度L1を押してピースをテトリス棒に入れ替える、という芸当が可能。
過去のテトリスも「豊富さ」という点ではまずまず。
- 普通のテトリスはシステム16基板バージョン、システムE基板版バージョン、メガドライブ版バージョンの3つから選択できる。メガドライブ版テトリスは、完成しながらも未発売の代物らしい。
- アーケードで稼動した「フラッシュポイント」がプレイできる。ステージクリア式のテトリスで、普通のテトリスのルールに「点滅するブロックを消すとステージクリア」というルールを加わったもの。全100ステージ。
- アーケードで稼動した「ブロクシード」がプレイできる。時間経過とともにブロックが下からせり上がる、消すといろいろな効果が発生するパワーブロックというものが出現する、などの要素が追加されたもの。
- ゲーム中にSELECTボタンを押して「ARCHIVES」というメニューを選択すると、リプレイのセーブやロード、サウンドテストができる。
- 普通のテトリスのシステム16基板バージョンでは、「ARCHIVES」メニューからスーパープレイを鑑賞できる。54分の最長リプレイもあり、落下しきったところで回転させて上手くハメるテクニックや、上の方まで積もってBGMが変わってもそれを挽回してしまうところは流石!。
- 裏技でメガドライブ版フラッシュポイント、システム16版ブロクシード、Cボート版ブロクシードができる。やり方はGAME
Watchやジーパラドットコムなどの特集ページをご参考。
管理者:中霧里五
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