世界樹の迷宮W 伝承の巨神
内容
世界樹の迷宮シリーズ。
ウィザードリィ型の3DダンジョンRPG。
3DSの上画面にダンジョン画面やステータス画面が表示され、下画面のタッチパネルにMAP画面が表示される。タッチパネルに手でMAPを描いていくシステムになっている。
感
いい意味で変わっていない。タッチパネルにマッピングするというコアの部分は変わらず。ゲーム内の雰囲気も変わらず(これまでのシリーズと同様、キャラデザは日向悠二氏、音楽は古代祐三氏)。
変わっている部分もある。職業は前作から一新されている。前作から更に便利になったところも多い。力押しで進めるバランスではないものの、全体的にやさしくなっている。
尚、前作は中盤の選択肢によって展開が大きく変わり、2周目以降を遊ぶことが前提の作りだったが、「4」はそうではない。
○
- これまでのシリーズと同様、ダンジョンをマッピングしてチマチマ制覇していくのが楽しい。
- これまでのシリーズと同様、パーティーの編成や育成に悩む。
- 職業は前作から一新されている。
- 職業の数は前作より少ないが、「ある分野に特化」「使い方に工夫が必要」といった面が目立つバランスになっている。
- 素材収集スキルが減った。
- 前作とは異なり、素材収集パーティーと戦闘パーティの2つに分けて使う必要性が薄まった。
- 前作と同様、サブクラスの要素がある。ある程度ゲームを進めると、サブとして選んだ職業のスキルを習得できるようになる。
- 前作と異なり、サブクラスのスキルで取得できるレベルは通常の半分まで。
- 意外な職業の組み合わせが相性が良いこともあり、サブクラスの選択に迷う。
- インターフェイスが前作よりも便利になっている。
- 習得するスキルを選択する画面が見やすくなった。
- スキルAを習得しないとスキルBを習得できないといった関係がツリー型の図で表現されていて分かりやすい。
- マッピングの画面で配置できるアイコンの種類が増えた。
- 前作は18種類だったが「4」は40種類。
- ワープ地点の記録に便利そうな数字アイコンが使用できる。
- 店で商品の在庫が確認できるようになった。
- その商品に必要な素材の数、取得した素材の数も表示される。
- お気に入りのパーティー編成を登録して、それを呼び出すことができる。
- モンスター図鑑やアイテム辞典が便利になった。
- 前作までは街でしか確認できなかったが、「4」はどこでも確認できる。
- モンスター図鑑はHP、攻撃力、防御力、スキル、アイテムに加えて「4」では耐性も表示される。
- アイテム辞典は売却価格に加えて「4」では入手できるモンスター(採集できる迷宮)も表示される。
- 戦闘中にRボタンを押すとモンスター図鑑を確認できる。一度戦った相手であれば弱点となる耐性を確認できて便利。
- 戦闘中の強化(弱体)状態とその有効ターン数の確認が前作よりも便利になった。
- 前作では1人分しか表示されなかったが、「4」ではパーティー全員の状態が一度に表示される。
- 冒険者の名前の変更が無料でできる(前作では有料)。
- 宿屋でアイテムを無料で預けられる(前作では有料)。
- 前作よりも遊びやすいバランスになっている。
- 難易度が低下するカジュアルモードを選択することができる。
- 迷宮から街に戻る「アリアドネの糸」というアイテムは通常は使ったら無くなるが、カジュアルモードでは無くならない。アリアドネの糸を買い忘れてピンチになることも無い。
- カジュアルモードの場合、戦闘で全滅しても街に戻されるだけ。
- ゲームの途中でカジュアルモードのON,OFFを自由に変更できる。
- カジュアルモードにすることよって発生しなくなるイベントや取得できないアイテムは無い模様。
すれ違い通信で表示される勲章の内の1つに影響するだけ。
- 前作まではそれぞれの迷宮は5階まであったが、「4」では3階まで。
- ボスの部屋にたどりつくまでの道程が短くなった。
- 3階までになってボリュームが減ったわけではない。通常の迷宮の他、小迷宮というダンジョンも各地にある。
- 休養するとスキルやサブクラスの再選択ができる。
休養した時に前作では5レベル低下したが、「4」では2レベル低下に緩和された。
- スキルの選択やサブクラスの選択に失敗しても挽回しやすい。
- 武器をパワーアップする鍛冶が使いやすくなった。
- 前作では素材とお金が必要だったが、「4」では素材のみで可能。
武器によっては、余っている素材を消費して気軽に鍛冶を利用することができる。
- 戦闘中の前衛、後衛の配置変更がしやすくなった。
- 前作まで移動したキャラクターはそのターンに行動できなかったが、「4」では行動できる。
移動によるデメリットが無いので、状況に応じて移動させやすくなった。
- 回数制限はあるが、指定した冒険者を一定レベルに上げられるイベントがある。
- 育ててなかった冒険者や追加職業の冒険者を使う時に便利。
- 前作では待機メンバーでも経験値が手に入るスキルがあったが、それは「4」では無くなった。
- 前作と同様、クリア後の2周目は冒険者、所持金などを引き継いで遊ぶことが可能。
- 前作とは異なり、クエストの達成状況は初期化される。
- 前作とは異なり、地図と辞典は引き継ぐかどうか選択できる。
- 戦闘シーンでモンスターが3D対応でアニメーションするようになった。
- すれ違い通信の要素が便利になった。
- パーティーの1人をギルドカードに登録することができる。
受け取ったギルドカードに登録された冒険者を自分のギルドに登録することができる。
- 装備の変更や経験値の入手はできないが、ラスボスを倒した後は自分よりレベルの高い冒険者も使用できる。
- 自分のギルドカードの情報をQRコードに変換してBMPファイル形式でSDカードに保存できる。
自分のギルドカードをWEBに公開することもできるし、他の人のQRコードを読み込むこともできる。
(自分が作成したQRコードを読み込むこともできる)
×
- 戦闘でYボタンを押すと、味方の強化(弱体)状態とその有効ターンが表示される。
しかし敵の弱体(強化)状態とその有効ターン数は確認できない。
- 敵を弱体化するスキルも結構あるので、確認できるようにした方が便利。
- 戦闘で行動する順番はAGIのステータスが影響するが、「4」では装備の種類によっても大幅に変わる。
AGIが高くなくても突剣や靴を装備していれば順番が逆転する。
しかしそれをステータス画面等で確認することができない。
- 店で武具や防具を購入する時に行動順序がどうなるか確認できた方が良かった。
- 前作では2周目を遊ぶ時に未装備アイテム、消費アイテム、宿屋の預かり品、商品の在庫も引き継がれたが、「4」では引き継がれない。
- 前作と違って2周目を遊ぶことが必須の作りではないが、地図や図鑑と同様に選択制にしても良かったと思う。
管理者:中霧里五
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