Ever17(エバーセブンティーン)
- the out of infinity - Premium Edition
内容
ノベルタイプのアドベンチャー。同じ会社から発売されてる「Never7(infinity)」「Remember11」と同じ流れのゲーム。
近未来、水深51mの海中に浮かぶ海洋テーマパークLeMU(レミュウ)で事故が発生。Lemuに居た6人の男女がLeMUに閉じ込められる。地上に至る通路は隔壁が降り、通信回路は使えない。119時間以内にLemuは水圧で圧壊する。・・・というストーリー。
- 2002年8月 「Ever17」がドリキャスとPS2で発売。
- 2003年5月 CGの追加などがされた上で「Ever17 Premium Edition」というタイトルでパソコン版が発売。
- 2003年11月 追加要素のあったパソコン版「Ever17 Premium Edition」をドリキャスとPS2に移植。
- 2004年10月 サクセスよりSuperLite2000として「Ever17 Premium Edition」の廉価版が発売。
世の中の嫌な縮図を表すような流れで販売されてきたようです。
感想
パッケージや公式ホームページでは恋愛アドベンチャーと書いてあるけど、正直、あまり「恋愛」のイメージはしなかった。閉ざされた空間に閉じ込められる・・・というストーリーだけど、サスペンス一辺倒というわけではない。「キャラの個性」「場面描写」といったものより、結末に向かって綺麗に謎が収束していくストーリーが印象的だった。
選択肢の選び方によって4人のヒロインのENDに分岐していく。どのヒロインのENDになっても、ほんの一部分のことが明かされるだけで、謎が残る。4つのグットエンドを全て見た後、最後のヒロインのストーリーの「ココ編」に入れるようになり、「ココ編エンド」でストーリーに全ての決着が付く展開になっている。
最後のココ編では、「第3視点」「4次元」云々などあいまいな概念が表に出てくる強引なところもあったけど、パズルのピースを次々と埋めるように、これまで部分部分しか分からなかったことが1つにつながっていく。それまで何気なく過ぎたことが「実はあれば伏線だったんだ」と分かるような展開になっている。どんでんがえしも多かったけど、それに至る伏線はそれまでに張られていたもので、ココ編以前の4人のヒロインのストーリーが、ココ編での結末に向けて計算された展開のストーリーになっていた。
ユーザーフレンドリー
- 既読スキップは当然装備。スキップのスピードも高速。
- バックログも当然装備。バックログでセリフを選んでボイスの再生も可能。
- クリア後、CG鑑賞モード、音楽鑑賞モードが出現。
- クリア後、「ClearList」が出現。クリアエンディング数、既読メッセージ数、選択肢達成数などが表示される。
- セーブに必要な容量は72k。72kの1ファイルに60個記録できる。
- 一度クリアしたストーリーは、タイトル画面の「Continue」の「ShortCut」より、ストーリーの途中からスタートできる。「5月4日 つぐみ編」というように、ヒロイン別、日付別に選択できる。
- 今まで選んだことのある選択肢は色が変わる。
- オートモードがあり、まだ読んでいない場面でも自動ページ送りすることができる(ボタンを押さずにゲームを進められる)。
- オプションで設定可能な項目は15項目。文字の表示スピード、音声と文字の同期の可否、オートモードのスピード、画面の表示位置、ウィンドウの透明度など設定可能。
- ほとんどの操作をボタン1つで実行可能。STARTボタンでスキップのON/OFF切替。○ボタン押しっぱなしでオートモード。×ボタンでスキップ、オートモードの停止。△ボタンでバックログ。
- L2ボタンで選択肢決定、次のテキスト表示(○ボタンと同じ)。L1ボタンでキャンセル、スキップの停止(×ボタンと同じ)。片手で遊ぶことが可能。
- データのセーブ・ロード画面で、セーブした場面のメッセージ、選択肢、場面グラフィックが表示される。
- 場面ごとに「生〜まほろば〜」「唯我唯君」というようにシーンタイトルが付けられている。シーンタイトルが変わるごとに表示される他、セーブデータにも表示される。一度見た場面のシーンタイトルは「ClearList」より確認可能。
管理者:中霧里五
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