痕(きずあと)

内容

 伝奇サスペンスなノベルタイプのアドベンチャー。「耕一は突然悪夢を見るようになり、怪物になった自分が人を殺す夢を見てしまう。しかし夢と同じ内容の事件が現実に発生してしまい・・・」というストーリー。ヒロインは桂木耕一の従姉妹の4姉妹、千鶴、梓、楓、初音。後にリニューアル版も発売された。

感想

 「久遠の絆」を遊んだ後、「痕」をプレイした。ネットで「久遠の絆」について書いてあるホームページを見てみると「痕」と比較しているのが多かった為、興味が湧き、友人から「痕」を借りて遊んだ。 1996年に発売されたゲームなので、やはりグラフィックは古くさい。しかもディスプレイの解像度を低くしないとプレイできない(強制的に解像度が低くなる)。確か640×480だったかな。おそらく「痕」が出た当時は、その解像度で丁度良かったんだろうけどね。
 しかしアドベンチャーゲームで一番大切なストーリーは面白かったので、発売してから5年経ってからプレイしたけど、全てのエンディングを見るまでパソコンに向かいっぱなしだった。伏線が巧みに張られている、という感じはあまりしなかったけど、しかしストーリー展開は面白かった。ノベルタイプアドベンチャーの名作「かまいたちの夜」と同じくゲームというメディアを上手く活かした展開、ゲームならではのストーリー展開になっている。4人のヒロイン別のストーリーに分岐するけど、しかしクリアする順番は千鶴、梓、楓、??、初音の順番になるようコントロールされていて、一本道のストーリーに近く、ストーリー展開も明らかにその順番を計算したものになっていた。
 繰り返しプレイが前提のゲームだけど、大昔のゲームではあるものの、既読文章スキップはできるので、遊んでてイラつくことはなかった。


管理者:中霧里五
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