アナザーセンチュリーズエピソード3(Another Century's Episode3)

内容

　ロボットアニメの3Dアクション。登場する作品は下記の「参戦作品一覧」を参照。
　ストーリーに従って全29ステージをクリアしていくキャンペーンモードがメイン。選択したステージをプレイするフリーミッションも可能。2P対戦も可能。マルチプレイ専用ステージも有り。
　「1」と「2」にはストーリー的な関連は無かったが、「3」はストーリー的に「2」の続編になる。「2」を遊んでないと支障が出るというレベルではないが。

感

　 システム的には前作とほぼ同様。敵に攻撃を当てやすく、敵もそれほど堅くなく、爽快感は高い方。原作のBGMがボーカル付きになったり、ムービーが多くなったり、演出的なものがパワーアップしている。
　キャンペーンモードのシナリオに登場する作品に偏りがあり、「エウレカセブン」「キングゲイナー」「ガンダムX」「マクロスプラス」「真ゲッターロボ」「劇場版ナデシコ」「逆襲のシャア」あたりが好きなら問題は無いけど、目当てがそれ以外なら厳しい。

○

• 前作以上に操作できる機体が多い。
  変形、換装、キャラ違いを1機とカウントしても全部で62機。
• 前作同様、本編（キャンペーン）とフリーミッションでパワーアップ段階などを共有している。
  1周目でパワーアップさせた状態で、2週目以降をプレイ可能。
• 各機体の個性が反映されている。
  ボードに乗って飛行するニルヴァーシュは常に前進するし、キングゲイナーにオーバースキルという特殊攻撃があったり、各ロボットのサイズの違いがちゃんと表現されていたり。
• 難易度がイージ、ノーマル、ハードとあるけど、イージーでプレイしてもシナリオに変化はなく、全てのロボットを入手可能。
• 原作のBGMがボーカル付きで使用されている。
• 前作同様、キャンペーンモードのシナリオ中のキャラのセリフ、ステージ中のセリフは全てボイス付き。
• 前作同様、プレイヤーが操作する機体の他に2体の機体が僚機として出撃するシステムになっている。
  「3」ではサポートスキルというものが機体ごとに設定されていて、例えばブレンパワードや∀ガンダムが僚機だとHPが少しずつ回復するし、Gガンダムやナナジンが僚機だとボス出現時にボスに大ダメージを与える。
• 前作同様、僚機の組み合わせで特殊なコンビネーションアタックを発動できる。
  前作では原作が同じロボットの組み合わせで発生したが、「3」では原作が違う組み合わせもある。関連作品のキャラの組み合わせ（VF-1S(VF-1A)輝機とYF19、ビルバインとナナジン）もあるけど、全く関係の無い作品のキャラの組み合わせもある。パイロットが少女の敵キャラの組み合わせ（ドミネーター、ニルヴァーシュ theEnd、ヤクトドーガ・クエス機）とか。
• 「2」ではセリフのある面々が指揮官クラスのキャラに偏っていたが、「3」ではパイロットのキャラのセリフも多くなった。
  ステージ前のデモでは「グローバルミーティング」で指揮官クラスが状況を説明し、「ブリーフィング」で前線指揮官クラスが作戦の概要を説明し、「コックピットデモ」でパイロットの出撃前の掛け合いになる。
  尚、「グローバルミーティング」「ブリーフィング」でセリフの多いキャラは以下の通り 。
  • 「劇場版ナデシコ」のルリ、ミスマル
  • 「エウレカセブン」のホランド、タルホ
  • 「ガンダムX」のジャミル、サラ
  • 「真ゲッターロボ」の隼人
  • 「キングゲイナー」のゲイン、サラ
  • 「逆襲のシャア」のアムロ
  • 「マクロス」のフォッカー
• 前作に比べてオープニング以外のムービーが多い。メカやロボットのムービーもあるし、キャラクターのムービーもある。
  1度見たムービーは「映像記録」から閲覧可能。
• 地上で一定時間何もしないと変な動きをすることがある。
  • キングゲイナーのロボはキングゲイナーダンスを踊る。
  • ∀ガンダムは洗濯物を干す。
  • パーフェクトガンダムはガッツポーズをとる。
• 前作のデータが存在する場合、エースポイントの初期値が増えるなど多少の優遇措置があるものの、前作のデータが無いと入手不可能な機体があるとか、発生不能なイベントがあるとか、そういう凶悪なものは無い。
• 前作同様、「閲覧」のモードでロボットを選択した後に△ボタンを押すと、搭乗パイロットのセリフがボイスで再生される。

×

• キャンペーンモードのシナリオに登場しない作品が多い。詳細は下記の「参戦作品一覧」を参照。
  シナリオの都合もあるとは思うけど、「このアニメが出るなら」という理由で買うケースもあることを考えると詐欺に近い。
  比較的最近でメジャーな「機動戦士ガンダムSEED」がシナリオに登場しないで、放送時刻が変更されたり打ち切りになったりと散々だった「機動新世紀ガンダムX」がシナリオに登場するというひねくれ具合は個人的に嫌いではないが。
• 前作に登場した「レイズナー」「エルガイム」「ガンダム0083」が今回は登場しない。個人的にどれも好きだっただけに残念。

 

参戦作品一覧

作品名	「A.C.E.3」での扱い
交響詩編エウレカセブン オーバーマン キングゲイナー 機動新世紀ガンダムX マクロスプラス 真ゲッターロボ　世界最後の日	前作には登場せず、「3」で新規登場。 キャンペーンモードのシナリオにも登場。
劇場版 機動戦艦ナデシコ リーンの翼	前作に引き続き「3」でも登場。 キャンペーンモードのシナリオにも登場。 （前作のシナリオには登場せず、機体のみ使用できる扱い）
機動戦士ガンダム　逆襲のシャア	前作に引き続き「3」でも登場。 キャンペーンモードのシナリオにも登場。 （前作のシナリオに登場したものの、ゲスト出演的な扱いだった）
機甲戦記ドラグナー 超時空要塞マクロス　愛・おぼえていますか	前作に引き続き「3」でも登場。 キャンペーンモードのシナリオにもゲスト出演的な扱いで登場。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz	前作に引き続き「3」でも登場。 キャンペーンモードのシナリオにもゲスト出演的な扱いで登場。 ウィングゼロ＆ヒイロ以外は登場せず。 ただし前作同様2周目以降にリミッター解除するとウィングゼロは最強機体に。
∀ガンダム 機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダム プラモ狂四郎	前作には登場せず、「3」で新規登場。 ただしキャンペーンモードのシナリオには登場しない。 機体を編入すると出撃することができる。
聖戦士ダンバイン ブレンパワード	前作に引き続き「3」でも登場。 ただしキャンペーンモードのシナリオには登場しない。 機体を編入すると出撃することができる。
機動武闘伝Gガンダム	前作で登場しなかったマスターガンダム＆東方不敗が登場！。 ただしキャンペーンモードのシナリオには登場しない。 機体を編入すると出撃することができる。