アナザーセンチュリーズエピソードR(Another Century's
Episode R)
内容
ロボットアニメを題材としたアクション。
「マクロスF」「マクロスゼロ」「創聖のアクエリオン」「コードギアス反逆のルルーシュR2」「オーバーマンキングゲイナー」「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士クロスボーンガンダム」「超時空世紀オーガス」「フルメタル・パニック!」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」「スーパーロボット大戦OG」のキャラクター、機体が登場。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」は機体のみ登場。
感
アナザーセンチュリーズエピソードはシリーズを重ねるごとに順当に進化していったけど、今回の「R」は悪い意味で別ゲームと化している。マンネリを打破しようとして新機軸に挑戦したというより、調整が終わっていない製品に成り下がったよう。操作が前作よりもやりにくいし、爽快感を感じるバランスではない。
エンディングまでにかかる時間は10時間程度。不満は多くても、一気にエンディングまで遊んだのだからそれなりの面白さがあったわけで、本来ならこのぐらいでクリアできてそれなりに満足…の筈が、11周しないと全てのエンディングを見られない、全ての機体を出せない。何周やっても飽きがこないゲームなら許されるが、「R」の場合は傷を更に広げる結果になっている。
前作までは発売元がバンプレストだったが、「R」はバンダイナムコ。バンプレストはバンダイナムコに吸収合併されたのだが、正直このゲームを見るとバンプレストに懐旧の念を抱いてしまう。
○
- シリーズ初登場の作品が多い。Zガンダム、逆襲のシャア、キングゲイナー以外全て初参戦。
- 序盤でほとんどの機体が使用可能になる。
- ミッション中に流れるBGMを設定できる。
- 冒頭、序盤、中盤、ボス戦など個別に設定できる。
- PS3本体HDD内にある音楽ファイル(MP3、AAC)を設定することもできる。
×
- 周回プレイさせようとする作りにしているが、やり方が上手いとは言えない。
- 選択したタイトルによって序盤の展開が異なるが、それ以降はどのタイトルを選んでも同じ。
- その割にエンディングだけ異なる。選択したタイトルのみ、その後のエピソードが少し描かれる。
それほど長いものではないので、1周で全タイトルのエピソードを見れるようにしてほしかった。
この為だけに11周するのは厳しい。
- 隠し機体の出現条件が何周クリアしたか。
全機体を入手するには11周クリアが必要。
こんなことの為に11周するのは厳しい。
- 周回プレイさせようとしている割にマクロス関連などのイベントはスキップできない。終わるまで数分かかる。
- 攻撃操作が前作よりも難しい。
- ロックオンが使いにくい。
- 視界内の敵を優先してロックオンする設定にしてるのに、視界外の敵をロックオンすることがしばしば。
- L2ボタンでロックオン対象を変更できるが、いくらボタンを押しても目当ての敵をロックオンしないことがしばしば。
- 敵を倒しても、倒した敵をしばらくロックオンしたまま。
- 戦艦を一定時間内に撃破するミッションでは、戦艦をなかなかロックオンしてくれない。
L2ボタン長押しでロックオンを解除して、戦艦に相当近づいてようやくロックオンしてくれる。
- カメラ操作ができない。視点を変えるには移動して向きを変えるしかない。
前作は右スティックでカメラ操作できたし、右スティックでロックオンも解除されたが…。
- 射撃時にタイミングよく連打すると連射になる機体が多い。
- たかが射撃なんだから押しっぱなしで連射できるようにしてほしかった。
単にボタン連打して疲れるだけ。
- 格闘時にレバーとボタンをダイミング良く押すとコンボになる。↑↓△↑↓△など。
- 前作は○ボタン□ボタンの組み合わせ。前作の方が出しやすかった。
- 格闘時のスキがでかく、他の敵の攻撃を受けてしまうことが多い。
- テンションゲージという要素が面倒。
- 機体のほとんどの攻撃がテンションゲージの消費を必要とする。
- その為、ダメージをあまり与えられない武器で攻撃してテンションゲージをためることに。
- 攻撃を命中させにくい武器でもテンションゲージを消費する。
せっかくゲージを消費したのに攻撃を外すという悲しいことになる。
- 中にはテンションゲージを消費する上にボタンを一定時間押してチャージしないといけないものもある。
- 同一のゲージを消費する形式だと、使い勝手のいい武器1つか2つしか使わない。
一律ゲージ消費式にするのではなく、残弾制限のある武器、再使用に一定時間必要になる武器、チャージ式の武器といった形に分けた方が多くの武器を使いやすかった。
- 移動操作が前作よりも使いにくい。
- 前作と同様、Xボタン押しっぱなしで高速移動になるが、前作のように旋回したり攻撃したりできない。
- アーバレストなどウォーカータイプの機体だとXボタン押しっぱなしで高速移動にならず、前方に回避するだけ。
長距離移動するのにXボタンを連打する羽目になる。
- エリア外に出やすい割に、一定時間エリアオーバーするとダメージを喰らう。
- エリア外に出やすいミッションが多い。エリアが狭かったり、一定高度外だとエリアオーバーになったり。
- エリア外に出た場合は自動でリターンする、エリア外に進めないようにする、といった形の方が良かった。
- 前作はダッシュ中にXボタン2回入力で左スティックの方向に素早く方向転換(クイックターン)したが、「R」ではできない。
- 上昇下降の速度が遅い。
- 前作に比べて爽快感が無い。
- 敵戦艦を倒すのに手こずる。
- 複数の部位に分かれているのだけど、ダメージを与えられる順番が決まっている。
いちいち攻撃する場所を変えなくてはいけないし、ゲージ消費武器で一発で倒すことができない。
- 巨大ボスは接触するだけで問答無用で吹っ飛ばされる。
- 弱点となるコアが露出したから接近して格闘武器で大ダメージ!ということができない。
機体によってはダメージがあまり与えられない射撃武器でチマチマ削る羽目になる。
- 特にオータムワンがひどい。
- 腕部を全て破壊するとコアが露出してダメージを与えられるのだが、腕部は敵の攻撃を待たないと攻撃できない。
(いちいち敵の攻撃を回避して待つことになる)
- 腕部をロックオンしても攻撃する位置によっては腕本体が邪魔してダメージが与えられない。
- 苦労して漸く全ての腕部を破壊してコアが露出しても、一定時間後には元通りになり、また同じ作業をすることになる。
- 初回は強敵に感じたが、倒し方が分かった2回目以降は倒すのに時間がかかるだけの面倒な敵となり果てた。
- 原作同様の結末まで描かれるのはマクロスFだけ。
他は決着がつかなかったり、そもそも重要なキャラが登場しなかったり。
- 「フルメタル・パニック!」の敵キャラは最初のミッションにタクマが登場するだけ。
原作ではタクマより遙かに重要人物のガウルン、レナードは登場せず。
- 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に至っては原作終了後から始まる扱いで敵キャラは一切登場しない。
シンとアスラン、キラの関係は良好(原作では仇敵だったが)。
- 前作までは敵機体を使用できたが、今回は使用できない。
- ブレラ、星刻のような、後で味方になったキャラも使用できない。
- 敵増援がエリア外からではなく、突然エリア内にぽんと出現することがある。
登場作品、登場キャラクター、登場機体
マクロスF
- 操作可能キャラ(機体)はアルト(VF-25F)、オズマ(VF-25S)、ミハエル(VF-25G)、ルカ(RVF-25)、クラン(クァドラン・レア、アーマード・クラン)、カナリア(ケーニッヒモンスター)。
ただしケーニッヒモンスターは4周目、アーマード・クランは11周目から使用可能。
- 敵キャラとしてブレラ、テムジンが登場。
ブレラ(VF-27γ)をプレイヤー機体として操作することはできない。
- ランカ、シェリル、グレイス、ジェフリー、ボビー、キャサリン、三島など主要キャラは大体登場。
マクロスゼロ
- 操作可能キャラ(機体)は工藤シン(VF-0A)。
- 敵キャラとしてノーラ、D.D.イワノフが登場。
- フォッカーは序盤のみ登場。
コードギアス反逆のルルーシュR2
- 操作可能キャラ(機体)はカレン(紅蓮可翔式、紅蓮聖天八極式)、ゼロ(蜃気楼)、C.C.(暁 直参仕様、ランスロット・フロンティア)、スザク(ランスロット・コンクエスター、ランスロット・アルビオン)。
- 敵キャラとしてジノ、アーニャ、ルキアーノ、星刻が登場。
星刻(神虎)、ジノ(トリスタン)をプレイヤー機体として操作することはできない。
- シュナイゼル、扇要、藤堂、ディートハルト、ラクシャータ、ロロ、玉城、神楽耶は序盤のみ登場。
- ロイド、セシルは序盤以降も登場。
- ナナリー、コーネリアは登場しない。
オーバーマンキングゲイナー
- 操作可能キャラ(機体)はゲイナー(キングゲイナー、XAN-斬-)、シンシア(ドミネータ)。
- 敵キャラとしてアスハム、ケジナン、エンゲ、ジャボリが登場。
- ペロー、ガウリ、ママドゥ、リュボフ、ザッキは序盤のみ登場。
- ゲイン、サラ、アナ姫、アデットは序盤以降も登場。
ゲイン(ガチコ)をプレイヤー機体として操作することはできない。エンペランザは登場しない。
機動戦士Ζガンダム
- 操作可能キャラ(機体)はカミーユ(Zガンダム)、クワトロ(百式)、アムロ(ディジェ)。
- 敵キャラとしてヤザンとその部下ラムセス、ダンケルが登場。
- ファ、トーレスは序盤のみ登場。
- ジェリド、シロッコ、ハマーン、フォウは登場しない。
機動戦士クロスボーンガンダム
- 操作可能キャラ(機体)はトビア(クロスボーンガンダムX3)、キンケドゥ(クロスボーン・ガンダムX1改)。
- 敵キャラとしてデス・ゲイルズ3人組(ギリ、バーンズ、ローズマリー)が登場。
- ベルナデット、ベラは序盤のみ登場。
- ザビーネ、カラス、ドゥガチは登場しない。
創聖のアクエリオン
- 操作可能キャラ(機体)はアポロ、シルギア、シリウス、ピエール、麗花、リーナ、つぐみ、ジュンから3人を選択できる。
アクエリオンはソーラ、マーズ、ルナの3形態に変形できる。
- 敵キャラとして頭翅、音翅、両翅が登場。
- 不動GEN、ジェローム、ソフィアは全編に渡って登場。バロンは序盤のみ登場。
超時空世紀オーガス
- 操作可能キャラ(機体)は桂(オーガス)、オルソン(オーガスU)、アテナ(ナイキック)。
- 敵キャラとしてロベルト、ヘンリーが登場。
- ミムジィは序盤のみ登場。モームは全編に渡って登場。
フルメタル・パニック!
- 操作可能キャラ(機体)は宗介(アーバレスト、ボン太くん)、クルツ(M9ガーンズバック)、マオ(M9ガーンズバック)。
ただしボン太くんは7周目から使用可能。
- 敵キャラとしてタクマが最初のミッションのみ登場。
- 千鳥かなめ、テッサは全編に渡って登場。
- ガウルン、レナードは登場しない。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 操作可能キャラ(機体)はシン(デスティニー)、キラ(ストライクフリーダム)、アスラン(インフィニットジャスティス)。
- 原作終了後から始まる設定で、シン、キラ、アスラン以外は登場しない。原作では仇敵だったが、シンとキラ、アスランの仲は良好。
スーパーロボット大戦OG
- 操作可能キャラ(機体)はリュウセイ(ART-1)、キョウスケ(アルトアイゼン・リーゼ)、マサキ(サイバスター)。
- エクセレン、リューネ、ライ、アヤは登場しない。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機体のみ登場。νガンダム、Hi-νガンダムが操作可能。
ただしνガンダムは2周目、Hi-νガンダムは10周目から使用可能。
管理者:中霧里五
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