ゴッド・オブ・ウォー�U(GOD OF WAR �U)　終焉への序曲

内容

　「ゴッド・オブ・ウォー」の続編。ギリシャ神話をベースとしたアクションゲーム。
　ストーリー的にも前作からの続きとなる（シナリオが命のゲームではないので、前作未プレイでもそれほど支障は無いと思うけど）。

感想

　システムや雰囲気は前作と同じ。
　前作で不満だった部分（ボス戦が少ない、「チャレンジ・オブ・ゴッド」がセーブ不可）も解消されている。
　
　前作同様、ステージデザインが見事。しょっぱなからスーパーロボット級サイズ（全長34m？）の巨像「コロッサス」が登場。しばらくすると戦艦並の巨大木馬が登場。スケールのデカさに圧倒される。グラフィックが綺麗で、デザインがカッコよく、演出が迫力あり、前作同様の高揚感を体験できる。
　 前作同様、戦闘が見事。攻撃方法が多彩。敵の出現場所もステージ上の仕掛けと連動していることが多い。戦闘状態になるとBGMもそれに応じたものに変わっていく。前作はボス戦が少なかったけど、「�U」ではボス戦が多くなった。
　 前作同様、仕掛けが見事。最初に訪れた時はただ怪しかっただけのものが、仕掛けを解くと「こうだったのか！」と唸らされるケースが多い。大がかりな仕掛けも多い。解法が分かりづらい場所もあるけど、ヒントが用意されているケースもある（怪しい場所ではカメラがズームになったり、一定時間以上経つとメッセージが出たり）。
　前作同様、本編以外の要素も充実している。ゲームクリア後、バトル専用モードの「チャレンジ・オブ・タイタン」がプレイ可能になる。前作の同様のモード「チャレンジ・オブ・ゴッド」は連続戦闘形式で途中でセーブできなかったけど、「�U」ではセーブ可能になった。本編のムービーを鑑賞できるモードもある。メイキングや設定映像などが2時間以上収録された映像特典DVDが付いている。
　前作同様、洋ゲーにしては親切。難易度が4段階から選択でき、一番簡単なEASYであれば敵から受けるダメージが低く、謎解きなどでつまることはあっても、アクション要素で苦戦することはあまり無い。クリア後は1周目で成長させた要素を引き継いで2周目を遊ぶことが可能（但しクリアした難易度より上の難易度で始める場合は引き継げない）。条件によってはコスチュームを変えたり、強力なアイテムの神力の壺を使用することも可能。
　 前作同様、開発はSCEアメリカだけど、日本版のローカライズと発売はカプコン。SCEは日本ではバイオレンスゲームを発売できない制約でもあるんだろうか。
　
　PS3が発売されてから1年経過し、PS2もそろそろ引退という時期ではあるものの、このレベルのゲームが遊べるのなら正直PS2で十分だし、PS3はまだ要らない。でも「ゴッド・オブ・ウォー」の続編がPS3に出るのなら、このスピリッツを持ったゲームがPS3で発売されるなら、結局はPS3を買いそう。