「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズ4作目。ギリシャ神話をベースとしたアクションゲーム。
これまでのシリーズと同様、主人公は戦神クレイトス。スキンヘッドで筋肉質で顔が怖い。
ストーリーは「2」の最後からつながっている。PS2で発売された「1」「2」、PSPで発売された「落日の悲愴曲」を前提とした台詞も出てくる(シナリオが命のゲームではないので、シリーズ未プレイでもそれほど支障は無いと思うけど)。
システムや雰囲気はこれまでのシリーズと同じ。
ギリシャ神話をベースとしながらも、化け物が数多く登場し、凄惨な場面も多い。日本語版では一部の場面が変更されたらしいが、それでもCEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。ボス戦の最後のCSアタックは迫力が増した。
「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズではサイズが巨大なものが出てくる。タイタン族は全長がキロメートル級。PS3になって処理能力が上がり、それらの質感、躍動感が桁違いになった。ムービーとして動くのではなく、ステージの中でインタラクティブな形で登場する。ステージの足場そのものが豪快に動くものもある。
建造物その他のスケールも壮大で、オープニングムービーでは下界から天まで届くオリュンポス山の絶壁の頂上まで視点が移動する。それ以降も冥界の裁きの神やラビリンスなどのスケールが大きい建造物が出てくる。仕掛けをクリアすることによって建造物そのものがガッタンゴットン動くものもある。建造物の中を高速で飛び上がるシューティングのようなステージもある。
仕掛けが数多く出てくるが、キーとなる場所に視点があからさまに移動することが多い。終盤は難しいものも出てくる。
開始時に難易度を選択できるが、一番簡単な難易度であればボス戦でも苦労することは無かった。足場から落ちる、CSアタックのコマンド入力ミスなどでよくゲームオーバーになるが、少し前からリスタートできる。ボス戦のクライマックスでゲームオーバーになった時、ボス戦の最初からではなく、途中からリスタートできる場合もある。
これまでのシリーズ同様、クリアするとメイキングなどの特典映像が見られるモード、ミッション形式のモード(オリュンポスの試練の間)が追加される。「2」では1周目クリア時の状態を引き継いで2周目を遊ぶことができたが「3」ではできない。ただし「3」では条件を満たすと2周目以降に使用可能になる強力なアイテムがある。体力・魔法・アイテムゲージが最大値まで上がる、魔法ゲージが無限になる、といった具合。