アナタヲユルサナイ
内容
アドベンチャー。女性の探偵”竹内理々子”が主人公。エピソード1から5までを順々にクリアしていく。
PSPを縦方向に持って遊ぶ。通常○ボタンで使用する機能はRボタンで行う。
感
遊び始めたばかりの時の印象は悪い。主人公の理々子が全然駄目。後先考えずに行動してミス連発。自分が未熟だと感じながらも我を通したり、他人の正論を無根拠な自信で無視したり、人格面も良くない。読み進めてて「先を読みたい」ではなく「読んでて呆れる」。
しかしエピソード1の結末あたりになってようやく少し「先を読みたい」気持ちになった。相変わらず理々子は成長していないけど、周りのサブキャラはいい味を出しているし、地味な依頼の事件の中でも結末にハッとされられることもある。個人的にはエピソード3が一番好きで、そのあたりになってくると本当に「先を読みたい」状態で遊んだ。
○
- 序盤を抜けると「先を読みたい」気持ちで遊べた。結末はあっけない気もしたけど。
- 主人公はダメダメだけど、サブキャラが立っている。自立した女性もいれば、したたかな女性、常識が通じない女性もいる。渋い男性や正義感の強い男性もいれば、危険な男性、最低な男性もいる。個性があるだけではなく、過去にいろいろあったり、主人公をよくサポートしたり。特にユウジはストーリーに無くてはいけない存在。オカマだけど有能で理々子を的確にサポートし、それでいて探偵以外の方面にも才能を発揮する。
- クリアデータをロードすると、エピソードを選択してゲームを開始できる。エピソードの中のどのチャプターを遊ぶかも選択できる。チャプターごとに現在の達成率が表示される。
- 派手なアニメーションムービーは無いけど、グラフィックやキャラデザがいわゆるゲーム的では無いものだったり、PSPを縦方向に持って使用する独特な形だったり、コマ割りのような演出があったり、このゲームの色やセンスは立派に出ている。
×
- アナログパッドで画面から対象を選択する場面があるけど、スムーズに操作できない。選択する対象に小さいものが多く、対象を選択するという単純な操作に対して微妙な操作を要求される。
- 推理して選択肢を選んだり、考えて何かをするということはあまり無かった。ほとんど読み進めるだけに近い。それ自体が悪いとは思わないし、その形式でもゲームとして面白ければ問題は全く無い。しかしパッケージ裏に「本格サスペンス」「アナタは、真実にたどり着くことができるか?」「調査対象を追跡して証拠を集めろ」などの謳い文句が書かれていることを考えると期待外れの部分もある。
管理者:中霧里五
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