「フェイト/ステイナイト」のファンディスク的雰囲気の続編。
「ステイナイト」から半年後の話であり、登場人物、舞台は同じ。
「ステイナイト」をクリアしていることが前提のゲームだと思うけど、同時に「ステイナイト」をクリアしたのなら「ホロウ」は必修と断言したい。
バトルが減って、コメディーが増えたけど、爆笑する展開が多くて満足。「ステイナイト」では目立たなかったキャラが活躍するエピソードも多くて満足。本編以外のおまけ要素も多く、ファンディスクにしてもボリュームも多い(クリア時間は約30時間)。
「ロンドン編」でも「氷室恋愛探偵」でも何でもいいから、是非また続編を出してほしいです。
「ホロウアタラクシア」は、「月姫」の場合の「歌月十夜」と似ている。
ただし、「歌月十夜」が高難易度だったのに比べて、「ホロウ」の難易度は低く、ユーザーにとって親切な配慮も多い。
その他、ゲーム本編以外のおまけ要素が多い。
「月姫」にハマり、「歌月十夜」でさらにハマった口だけど、今回も、「フェイト」にはまり、「ホロウ」でさらにハマってしまいました。
「ステイナイト」に比べるとバトルは少なくなり、逆にコメディーが増えた。セイバーや凛は「ステイナイト」でもギャグキャラ的な側面があったけど、「ホロウ」ではよりパワーアップ。
セイバーは食いしん坊の側面がより強くなり、「時々俺は桜がこの世で一番怖い。次はセイバーの食費が怖い。」「ええ、三杯目もそっと出さない居候です」などと言われる始末。
凛は今回も自分のドジで自滅すること多く、「凛さんはもうちょっと、あの有り余る(コメディー)才能をみなさんの役に立てるべきなんです!」「凛も色物担当になりつつあるような」などと言われる始末。
「ステイナイト」ではシリアス一辺倒だったアーチャー、キャスターも立派なギャグキャラになっている。
「ステイナイト」をやった人なら分かるギャグも多い。
(例:「べつにわたしは、専用のルートが無いのを根にもってるわけじゃないの」)
「月姫」を知っている人なら分かるギャグも少しある。
(例:「映画を名作です 」)
変な知識があると分かるギャグも少しある。
(例:「マジ!? そりゃ勝てないよ、地球最強だよ! だって監督のサジ加減一つでゴディラもデビ・ルマンもよく分かんないモンにされちゃうじゃん!」
)
出番が多いのはやはりメインキャラで、衛宮邸の住人になっているセイバー、凛、桜、ライダー、大河あたり。しかし他でも「ステイナイト」の時以上に活躍してるキャラが多い。
ランサー、ライダー、キャスター、葛木宗一郎については、それぞれ過去に関するエピソードが用意されている。
イリヤの教育係、世話係のセラとリーゼリットも「ホロウ」では2人の性格の違いが目立つことが多く、士郎達に絡むことも多い。衣装を外した姿(髪型が見える姿)での出番も有り。
「ステイナイト」では一般人キャラの出番は少なかったけど、「ホロウ」では彼らの出番も多い。「ステイナイト」のストーリーに何ら絡むことの無かった三人娘の蒔寺楓、三枝由紀香、氷室鐘も今回は目立っている。特に氷室鐘に至っては、鐘が主人公のストーリー「氷室恋愛探偵」がある(しかもボリューム多め)。
逆に出番が少ないのはバーサーカー。唯一ボイスがあるキャラではあるんだけどね(雄叫びだけ)。その他、「ステイナイト」のボス的役割だった言峰綺礼、間桐臓硯の出番は無いに等しい。桜ルートのアサシンは存在そのものが無い。
尚、登場するイベントの数を集計してみると以下のような結果になった。
(脇役として登場したもの、短いイベントは0.5回としてカウント)
名前 | 回数 | 名前 | 回数 | 名前 | 回数 | ||
セイバー | 46.5 | 遠坂凛 | 40.5 | 藤村大河 | 24.0 | ||
アーチャー | 9.5 | 間桐桜 | 44.0 | 美綴綾子 | 15.0 | ||
ライダー | 34.5 | イリヤ | 17.5 | 氷室鐘 | 11.5 | ||
ランサー | 16.0 | 葛木宗一郎 | 10.5 | 蒔寺楓 | 12.5 | ||
キャスター | 14.5 | セラ | 7.5 | 三枝由紀香 | 12.0 | ||
アサシン | 5.0 | リーゼリット | 7.5 | 柳洞一成 | 13.5 | ||
ギルガメッシュ | 8.5 | 間桐慎二 | 5.0 | ||||
バーサーカー | 2.0 |