ミッシングパーツ
ミッシングパーツ2
ミッシングパーツ3
 
雨格子の館
奈落の城 

ミッシングパーツ3 ザ・探偵ストーリーズ

  3作完結のミッシングパーツシリーズの3作目(完結)。ドリキャスが生産停止になって2年以上経ったのに関わらずちゃんと「完結」させたFOGは偉大としか言いようがない。しかもそれでいてストーリーが計算されつくしたような展開になっているのはもはや奇跡。「2」と同様「3」も発売日に購入したけど、その期待は裏切られなかった。 久々に徹夜してしまった。

感想

 基本的なシステム、登場人物、舞台、音楽、グラフィックなどは今までと共通。ボリュームは「2」とほぼ同じくらい。
 今までのシリーズと同様「謎が適度に散りばめられ、その謎が少しずつ謎が解き明かされていく」展開で、話の後半になると「先を読みたくなる」展開、「どんでんがし」展開だった。「2」から強大な敵(組織)を相手にするイメージが少しずつ強くなっていったけど、「3」はそれに輪をかけて恐ろしい敵、強大な敵であることが少しずつ明らかになっていく展開だった。
 特に5話「迷いの懐中時計」の終盤の展開は「1」「2」をプレイした僕から見て予想もつかない衝撃的な展開だった。初めから「3作完結」という謳い文句だったから「1」〜「3」までの大まかなストーリー展開は「1」を出した時から決まっていたのだろうけど、今まで「1」「2」をプレイしてて「ストーリー上大して重要ではない」と何気なく思っていたところが、「3」をプレイするとそれが隠された伏線だったり、実は重要なことをだったりすることが多かった。

「1」「2」をやることは必須、「3」は「1」「2」をやってることが前提

 「1」や「2」のセーブデータがないと発生しないイベントがある、と言った凶悪な仕様は全くないものの、しかし「1」「2」をやってることはやはり必須。「2」はストーリーとしてそれほど「1」とつながりがあるわけではなかったので、時々「1」をプレイしてないと理解不能なことがあるかなぐらいのレベルだったけど、「3」に関しては「1」「2」をやってないと「理解不能」以前にストーリーが楽しめないし、仮に「3」をやった後に「1」「2」をプレイしたら、「1」「2」の面白さが激減してしまう。
 最終話となる6話「記憶のペンダント」ではこれまでのキャラクターがほぼ総登場する。1話「鳴らないオルゴール」の嘉納潤、嘉納浩司、2話「赤いカメオ」の春日乃唯、亀山悟、桧山明日香、富野博喜、二塚早苗、金井正道、3話「託されたペーパーナイフ」の威一凱、倉戸龍太郎、張紫宵、浦坂隆興(タカ)、4話「傷ついたテディベア」の朱原まどか、エリザベス朱原(リジー)、沖山瞳、茅原奏、多々良伸推。
 6話「記憶のペンダント」の終盤にある謎解きは「1」「2」をプレイしていないと、場合によっては「2」の初めの方をもう一回プレイしないと解けないようになっている。


管理者:中霧里五
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